フューチャーショップ、2022年7月-9月流通額は昨対比105%の446億円。

2022 年 11 月 14 日


各位
株式会社 コマース One ホールディングス
株式会社 フューチャーショップ


フューチャーショップ、2022 年 7 月〜9 月流通額は昨対比 105%の 446 億円。

〜 リアル回帰が進み、外出機会が増加する中、アパレル EC の利用が回復 〜



株式会社コマース One ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:岡本 高彰、証券コード:4496)
のグループ会社である、株式会社フューチャーショップ(本社:大阪市北区、代表取締役:星野 裕子)が運営す
る SaaS 型 EC サイト構築プラットフォーム「futureshop」シリーズの 2022 年 7 月〜9 月(2022 年度2Q)の
流通額は 446 億円、昨対比 104.77%でした。
2 年以上継続利用店舗調査

2 年以上継続利用されている店舗様に限定し、流通額を調査しました。結果、成長率は昨対比 121.25%とな
りました。リアル回帰が進み、実店舗での購入機会も増える一方、futureshop シリーズを 2 年以上継続して利
用されている店舗様は+21.25%と、全体と比較し自社 EC サイトの流通額が増加しています。


母数となった店舗を調査対象に、10 店舗以上ある業種別に限定して上位をまとめた結果が下記表 1 です。各
店舗の EC 担当者が様々な施策を実施したり、マスメディアに取り上げられたりなど、EC サイト利用者の購買
意識の変化だけで説明がつくものではありませんが、全体として外出機会創出や、イベントに関係する業界の
EC 利用が進みました。


昨対比 2 倍となった「ギフト」はイベント景品関連が好調。
「花・ガーデン・DIY」もプロ向けアイテムを取
り扱う店舗が上位に目立つ結果となりました。


そして、「バッグ・小物・ブランド雑貨」
「ジュエリー・腕時計」「レディースファッション」など、外出機会
増加に伴いアパレル・ファッション EC の利用も増加しています。リアル回帰が進み、百貨店でも衣料品購入が
増加する※中、実店舗と EC の相乗効果が進み、実店舗で気になったアイテムを検討の結果 EC で購入するな
ど、相互作用が強まったものと思われます。


※「百貨店売上高(https://www.depart.or.jp/store_sale/)」より確認




表 1:流通額昨対比 TOP5

業種 流通額昨対比(7 月〜9 月平均)
ギフト 211.27%
花・ガーデン・DIY 164.05%
バッグ・小物・ブランド雑貨 154.48%
ジュエリー・腕時計 139.93%
レディースファッション 137.45%
EC 利用状況調査

下記 4 項目について、期間中の生活者の EC 利用状況を調査しました。調査対象は、2021 年・2022 年 7 月
〜9 月、各月の注文件数が 100 件以上の店舗さまの中から 500 店舗を無作為に抽出しています。なお、前回ま
でのプレスリリースで行った同調査とは異なる店舗構成です。
1. 注文件数の変化
2. 購入単価の変化
3. 新規顧客利用状況
4. 決済手段の変化




1. 注文件数の変化
対象店舗の注文件数は昨対比 105%前後でした。9 月の注文件数が調査期間中の他月と比較し、鈍化を見せて
います。これは 2022 年 9 月は 3 連休が 2 回続くカレンダーとなっており、外出機会が増加し、リアル回帰を
受けたものと思われます。



表 2:各月注文件数の昨対比推移

2022 年 7 月 2022 年 8 月 2022 年 9 月
デバイス全体 106.10% 106.69% 103.50%
スマートフォン経由 110.62% 111.73% 108.02%
PC 経由 101.24% 100.80% 99.14%




2. 購入単価の変化
継続して両デバイスとも上昇。一貫して購入単価は上昇傾向となっています。



表 3:購入単価の変化

2022 年 7 月 2022 年 8 月 2022 年 9 月
スマートフォン経由購入単価
105.34% 106.24% 109.55%
(昨年同月比)
PC 経由購入単価
109.68% 110.15% 108.19%
(昨年同月比)
3. 新規顧客利用状況
新たに会員登録された顧客の利用を新規利用とみなし、各店舗さまの平均増加率を月ごとに調査した結果が
下記表 4 です。なお、下記の店舗さまは調査対象から除外しています(n=492 で調査)。


 会員機能を利用していない
 会員を限定して販売している(社内向けにクローズドで販売、BtoB として利用など)
 期間中、futureshop omni-channel 開始により実店舗の会員を EC にも登録
...大量の店舗既存会員が EC 新規会員として登録されるため


期間平均は新規顧客の利用が 111.55%でした。昨年までの爆発的な新規利用増加期間から新規利用が減少す
ることもなく、継続して増加しています。



表 4:新規顧客利用増加率(昨年同月比)

2022 年 7 月 2022 年 8 月 2022 年 9 月
114.86% 110.35% 109.45%




4. 決済手段の変化
利用された決済方法を「クレジットカード」
「ID・QR 決済(Amazon Pay、楽天ペイ(オンライン決済)、
Apple Pay、PayPay、d 払いなどのキャリア決済)「現金・その他決済(店頭払いや後払い、銀行振込やコンビ

ニ払いなど)」の 3 つに分け、各月の総注文件数を 1 とした結果が下記のグラフ 1 です。


今回の調査でも「クレジットカード利用」はほぼ変化なく、
「現金・その他利用」が「ID・QR 利用」に移行し
ている流れは変わりません。また、各店舗別では、
「現金・その他利用」を受け付けていない(クレジットカード
や ID・QR 決済のみ受け付けている)店舗も散見されています。




グラフ 1:各月決済手段の割合/件数(調査対象店舗全体)
また、決済方法を 3 つとも提供している店舗さまに限定して(n=348)調査した結果が下記グラフ 2 です。
今回の調査対象店舗では、ID・QR 利用がクレジットカード利用を全ての月で上回る結果となりました。




グラフ 2:各月決済手段の割合/件数(3 種類の決済手段提供店舗のみ)

店舗ジャンル別に調査すると、
「食品・スイーツ」はクレジットカード利用が最多、その他の店舗ジャンルで
は ID・QR 利用が最多という結果でした。
2022 年 7 月〜9 月 フューチャーショップダイジェスト

機能アップデート・サービス連携強化
下記に代表される、機能アップデートやサービス連携強化、安定性向上を目的とした日々のシステム改善を行
っています。



2022 年 8 月 31 日:フューチャーショップ、株式会社フライウィール社との業務提携を開始。
https://www.future-shop.jp/news/2022/08/31.html


2022 年 9 月 1 日:futureshop で構築された自社 EC サイト上でライブコマースを実現する「Live cottage
(ラ
イブコテージ)
」オプションをリリース
https://livecottage-option.future-shop.jp/




イベント開催

2022 年 7 月〜9 月は EC の専門的なテーマを扱うセミナーや、EC の基礎から応用まで学べるアカデミーを
52 回開催しました。他社開催分のイベントを含めると、平日はほぼ毎日のペースで担当者や経営者に向けたイ
ベントを開催。EC のノウハウやトレンドとなっているテーマの知識を共有しています。


◆ 内訳
 TikTok for Business や P-MAX など、専門的なテーマのセミナーを 7 回
 EC の基礎から応用、そして売上アップ施策まで学べる、契約者限定のフューチャーショップアカデミーは
39 回
 契約検討者向けテーマ(EC 新規立ち上げ、リニューアル検討)のセミナーは 6 回
サービス満足度

国内最大級 IT 製品/ SaaS のレビューサイト「ITreview」で、「ITreview カテゴリーレポート『EC サイト構
築部門』(2022 Fall)」において、「EC サイト構築分野」にてユーザー評価の高いことを示す「LEADER」を 3
年連続で受賞しました。




また、2022 年 10 月 18 日時点で満足度が No1、サポート品質が 4.8 点/5.0 点と、同レポート内で No.1 をい
ただき、同業他社と比較して高い評価をいただいております。
機能アップデートのみならず、EC のノウハウを共有するイベントやサポートも高い品質で運営できるように努
めてまいります。




フューチャーショップは今後も環境の変化をとらえ、成長しつづける E コマースのために、しなやかに変化
し、フレンドリーに伴走します。
会社概要

■ 株式会社フューチャーショップ
フューチャーショップが提供する futureshop(https://www.future-shop.jp/)シリーズは、未来に向けたコ
マース戦略を創造する SaaS 型 EC サイト構築プラットフォームです。
国内向け futureshop は CMS 機能 commerce creator で高いデザインカスタマイズの自由度と更新性を実現
している他、ロイヤルティマーケティングに取り組める豊富な機能を有しています。オムニチャネル対応には
実店舗と EC の顧客統合を行い、さらにきめ細やかなデジタルマーケティングを目的とした、O2O を実践する
ポイント統合、実店舗在庫表示機能も備えた「futureshop omni-channel」がご利用いただけます。
また、プラットフォーム自体の機能が充実しているだけでなく、他システムとも多数連携し、柔軟性や拡張
性にも優れています。“売上を創る E コマースプラットフォーム”を目指し、プロユースに応える高機能である
ことにこだわり、EC 事業者さまの「やりたいこと」にとことんお応えします。


代表者 代表取締役 星野 裕子
所在地 大阪府大阪市北区大深町 4 番 20 号グランフロント大阪 タワーA 24 階
設立 2010 年 3 月 (株式会社フューチャースピリッツより分社)
 電子商取引(E コマース)支援サービスの提供
事業内容
 SaaS 型 EC サイト構築プラットフォーム「futureshop」企画・運営・開発
URL https://www.future-shop.jp/


■ 株式会社コマース One ホールディングス
代表者 代表取締役 岡本 高彰
所在地 東京都千代田区四番町 6 番地 東急番町ビル
設立 2006 年 8 月
URL https://www.cm-one.jp/

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