当社子会社における調査結果レポートの発表について

2016 年 12 月 8 日
各 位
スパ
パークス・グルー ープ株式会社 社
代表表取締役社長 阿部 修平
長 平
(東証JJASDAQ スタン
ンダード:8739)
)


当社子会社
社における調
調査結果レ
レポートの発
発表につい
いて
日本株式
式市場の振り返り
りと展望に関する
る意識調査 2016 を実施



社子会社であ
本日、当社 あるスパークス・アセット・マネ
ネジメント株式
式会社(代表取
取締役社長 阿部 修平)は、標記に関

する下記のプ
プレスリリースを
を行いましたので、お知らせいいたします。

■ 調査内容 容
投資家の の今年1年の状況と、来年 るため、2016年11月9日~
年以降の見通 しについて探る ~11月13日の
の5日間、全国国の
20~79
9歳の投資経験験者(日本株株式、外国株株式、公社債、、投資信託、REIT、金・ププラチナなどの金金融資産へのの投
資経験が がある人)を対
対象に、「日本
本株式市場の 振り返りと展望
望に関する意識調査2016 ネットリサーチに
6」をインターネ により
実施し、1,000名の有
有効サンプルを
を集計しました
た。(調査協力
力会社:ネットエエイジア株式会会社)


■ 掲載 UR
RL: https://
/www.sparx.c
co.jp/news/u
uploads/pdf/P
PressJ16120
08.pdf

■ 添付資料料:
日本株式式市場の振り り返りと展望にに関する意識調
調査2016
(スパーク
クス・アセット・マネジメント株
株式会社 調べ
べ)




■ 本件に関 関するお問い合 合わせ先
スパークス・グループ株 株式会社 経営 営管理部
TEL : 0
03-6711-910 / FAX : 03
00 3-6711-9101


2016年12月8日
各位


日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2016
2016 年の日本株式市場を表す漢字は「乱」、理由は「海外のニュースに振り回された」「乱高下」
カブメン・カブジョが成長を期待する有望株 TOP3 は「トヨタ」「ソフトバンク」「任天堂」
TV で活躍しそうな有望株 TOP3 は「菅田将暉さん」「メイプル超合金」「古坂大魔王さん」

スパークス・アセット・マネジメント株式会社(http://www.sparx.co.jp/)(東京都港区。代表取締役社長 阿部修平)
は、投資家の今年1年の状況と、来年以降の見通しについて探るため、2016年11月9日~11月13日の5日間、全国の
20~79歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなどの金融資産への投資経
験がある人)を対象に、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2016」をインターネットリサーチにより実施し、
1,000名の有効サンプルを集計しました。なお本レポートは、サンプル調査という性質上、実態を全て反映したものではあり
ません。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成したものではありません。(調査協力会社:ネッ
トエイジア株式会社)

▼ 2016年、投資経験者の実態 ・・・・・・・・P.2
現役個人投資家の10人に1人が2016年投資デビュー組、投資離脱者の半数近くは3年以下で退場
長期投資向き?投資が長く続く人ほど「日本株式」や「投資信託」を選択

▼ 2016年の振り返り ・・・・・・・・P.3-6
2016年の日本株式市場を表す漢字は「乱」、理由は「海外のニュースに振り回された」「乱高下」
2016年の投資重大ニュースとは?投資家心理に影響大だった「アメリカ大統領選挙」と「Brexit」
「日銀の金融政策」や「NISAの非課税枠拡大」は投資熱を後押し
2016年の投資収支「プラス着地」は3割弱
“勝ち組”は昨年よりも減少も20代男女や50代女性、株式投資家は健闘
いい投資に繋がったのは「しっかり調べて投資」「長期保有」「ほったらかしで済む投資」

▼ 2017年以降の展望 ・・・・・・・・P.7-9
「来年の日本経済の展望は明るい」2割、2016年プラス収支組では4割強が「明るい」と予想
「トランプ次期大統領と日本は友好な関係を築く」は3割強、7割弱は不安視
投資経験者の2017年の国内景気予想 「インフレは進む」「実質賃金は上がらない」
“働き方改革”は進む?「2017年は“働き方改革”に取り組む企業が増えると思う」が5割強
個人投資家は日本企業の潜在力に期待している?
株式投資家は「日本企業が潜在力を発揮したら、日経平均を2017年中に3千円押し上げる」と予想

▼ “投資家視点”の成長期待度ランキング ・・・・・・・・P.10-12
投資経験者が予想する成長期待市場 1位「ロボティクス」2位「知能化技術」
カブメン・カブジョが成長を期待する有望株TOP3は「トヨタ」「ソフトバンク」「任天堂」
VR端末発売の「ソニー」や2016年新規上場の「LINE」も上位に
女性スポーツ選手の“大化け”成長株 1位は「福原愛選手」、「タカマツペア」も上位にランクイン
TVで活躍しそうな有望株TOP3は「菅田将暉さん」「メイプル超合金」「古坂大魔王さん」
カブメンが選んだ1位は「メイプル超合金」、カブジョが選んだ1位は「菅田将暉さん」
「大谷翔平選手」がスポーツ界の“成長株”“有望株”部門で二冠を達成!

◆◆報道関係の皆様へ◆◆
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、
「スパークス・アセット・マネジメント調べ」と付記のうえ、
ご使用いただきますようお願い申し上げます。

-1-
▼2016 年、投資経験者の実態
◆現役個人投資家の 10 人に 1 人が 2016 年投資デビュー組、投資離脱者の半数近くは 3 年以下で退場
◆現役投資家に人気の投資対象は「日本株式」「投資信託」「外貨」
◆長期投資向き?投資が長く続く人ほど「日本株式」や「投資信託」を選択

はじめに、投資経験者の現在の投資状況と、投資の経験年数についての確認を行いました。
全国の 20~79 歳の投資経験者 1,000 名(全回答者)に、現在の投資状況について聞いたところ、「現在、投資を
している」と回答した“現役投資家”が 78.8%、「過去に投資をしていたが、現在はしていない」と回答した“投資離脱
者”が 21.2%となりました。 [図 1]
また、投資の経験年数について聞いたところ、現役投資家では、「1 年未満(今年、投資を始めた)」は 9.9%、「1~
3 年程度」は 22.8%、「4~6 年程度」は 16.9%、「7~9 年程度」は 9.5%、「10 年以上」は 40.9%となりました。現
役投資家の 10 人に 1 人が、今年投資を始めた投資デビュー組となっています。投資デビュー組の割合は、同条件下で
実施した昨年の調査(日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2015)と、大きな違いはありませんでした。
投資離脱者では、「1 年未満」は 16.0%、「1~3 年程度」は 29.7%で、3 年以下が合計で 45.7%となりました。投
資を始めたものの、続かなかった人のうち半数近くは、3 年以下でやめてしまっているようです。 [図 2]
[図 1] [図 2]
◆現在の投資状況 [単一回答形式] ◆投資の経験年数 [単一回答形式]

0% 25% 50% 75% 100%
過去に投資を
していたが、 現役投資家
9.9 22.8 16.9 9.5 40.9
現在はしていない 【n=788】

21.2%
投資離脱者
16.0 29.7 20.3 6.1 27.8
【n=212】
現在、
投資をしている
1年未満(現役:今年、投資を始めた)
78.8%
1~3年程度
4~6年程度
7~9年程度
10年以上


続いて、現役投資家(788 名)に、現在投資している金融資産について聞いたところ、現役投資家の最多回答は
「日本株式」で 73.9%、次いで、「投資信託(「REIT」以外)」47.5%、「外貨(外国為替証拠金取引(FX)を含む)」
23.2%が続きました。日本株式や投資信託、外貨がよく選ばれている投資対象のようです。
また、投資離脱者(212 名)に、過去に投資していた金融資産について聞いたところ、多い順に「日本株式」61.3%、
「投資信託」35.4%、「外貨」22.2%となりました。投資対象の上位 3 つは現役投資家と同じものの、「日本株式」や
「投資信託」は現役投資家よりも 10 ポイント以上低くなりました。 [図 3]
さらに、投資離脱者の投資対象を経験年数別にみると、3 年以下で投資をやめてしまった人は 4 年以上続けた人に
比べて「日本株式」(3 年以下 52.6%、4 年以上 68.7%、以下同順)や「投資信託」(30.9%、39.1%)に投資してい
た割合が低く、「外貨」(27.8%、17.4%)に投資していた割合が高くなりました。投資を長く続けている人ほど、「日本
株式」や「投資信託」を投資対象に選んでいることが明らかになりました。 [図 4]
[図 3] [図 4]
◆現役投資家が、現在、投資している金融資産 [複数回答形式] ◆投資離脱者が、過去に投資していた金融資産 [複数回答形式]
◆投資離脱者が、過去に投資していた金融資産 [複数回答形式] ※対象:投資離脱者
100% 100%
現役投資家【n=788】 投資経験:3年以下【n=97】
75% 投資離脱者【n=212】 75% 投資経験:4年以上【n=115】

50% 50%

25% 25%

0% ( ( 0% ( (
日 外 公 投 R 外 ・ 金 そ 日 外 公 投 R 外 ・ 金 そ
R F ( R F (
本 国 社 資 E 貨 プ の 本 国 社 資 E 貨 プ の
E X E X
株 株 債 I
信 I を
ラ ゴ ー 他 株 株 債 信 I ゴ
ラ ー 他
I を
式 式 T 託 T 含 チ ル 式 式 T 託 T 含 チ ル
以 む ナ ド 以 む ナ ド
) ) ) )
外 外
) )




-2-
▼2016 年の振り返り
◆2016 年の日本株式市場を表す漢字は「乱」、理由は「海外のニュースに振り回された」「乱高下」

現役投資家にとって、2016 年はどのような年だったのでしょうか。2016 年を振り返り、総括してもらいました。
まず、株式投資家(594 名)に、2016 年の日本株式市場を表す漢字 1 文字を自由回答で聞いたところ、1 位はダ
ントツで「乱」(112 名)となりました。この漢字を選んだ理由をみると、『海外のニュースに振り回された印象があるから』や
『年初めに株価の乱高下が目立ったので』といったように、市場が“乱される”、株価が“乱高下する”といったイメージから
選ばれていることがわかりました。次いで、2 位は「迷」(35 名)となりました。1 位で選ばれた「乱」と同様の『乱高下の激
しい出来事があり迷走相場』といった理由をはじめ、『どうすべきか迷う事が多々あったため』といった自身の“迷い”から選
ばれた漢字であるようです。3 位は同数で「変」と「忍」(ともに 20 名)となり、選ばれた理由は『変:変化の激しい一年』、
『忍:耐え忍ぶ時期』などでした。今年の日本株式市場はなかなか一筋縄ではいかない、大変な相場だったと感じてい
る人が多いようです。 [図 5]

同様の質問を行った昨年の調査結果と比較すると、1 位「乱」と 2 位「迷」は昨年と同順位でしたが、昨年 3 位だっ
た「昇」はランキングから消え、今年は「変」と「忍」がランクインしていることがわかります。今年は、昨年までの上“昇”トレ
ンドが一服し、情勢の“変”化が激しく、耐え“忍”ぶ一年だったと感じた人が多かったのではないでしょうか。また、1 位の
「乱」は、昨年は 10 人に 1 人の割合(9.1%)で選ばれた漢字でしたが、今年は 5 人に 1 人の割合(18.9%)で選ばれ
ています。今年は昨年以上に波乱や乱高下の印象が強い一年だったと言えそうです。 [図 6]

[図 5] [図 6]
◆2016年の日本株式市場を表す漢字1文字 ◆2015年と2016年の日本株式市場を表す漢字1文字
[自由回答形式] _トップ3比較 ※株式投資家【2015年:n=647 / 2016年:n=594】
※対象:株式投資家【n=594】 ※上位10位までを抜粋
・2015年の日本株式市場を ・2016年の日本株式市場を
順位 漢字 選んだ理由 表す漢字 トップ3 表す漢字 トップ3
(人数) 一文字 (一部抜粋)
海外のニュースに振り回された印象があるから 順位 回答 人数 順位 回答 人数
1位
(112名) 乱 年初めに株価の乱高下が目立ったので
波乱にとんだ一年だったから
1位 乱 59 1位 乱 112

乱高下の激しい出来事があり迷走相場
2位
(35名) 迷 どうすべきか迷う事が多々あったため
2位 迷 16 2位 迷 35
変化の激しい一年
3位 変 常に情勢が変わるから 3位 昇 14 3位 変/忍 各20
(各20名) 耐え忍ぶ時期
忍 我慢の連続 ◆2015年と2016年の日本株式市場を表す漢字1文字
5位 _「乱」と回答した割合
(17名) 低 いつまで経っても低空飛行だから

6位 2015年調査 2016年調査
(15名) 波 波乱続きだったから

荒 相場が大荒れした日が多かったから 乱 乱
7位
下 下降気味 9.1% 18.9%
(各14名)
滞 株式上昇の材料が乏しいので

混 予想外のことが起こるから
10位
(各13名) 動 値動きが大きかった

平 特に可もなく不可もなく ※対象:株式投資家【n=647】 ※対象:株式投資家【n=594】




-3-
◆2016 年の投資重大ニュースとは?投資家心理に影響大だった「アメリカ大統領選挙」と「Brexit」
「日銀の金融政策」や「NISA の非課税枠拡大」は投資熱を後押し

では、投資家の心理に影響を与えた 2016 年の重大ニュースはどんなものがあったのでしょうか。
現役投資家(788 名)に、2016 年、積極的に投資を進めようと思うきっかけとなったニュースを自由回答で聞いたとこ
ろ、1 位は「アメリカの大統領選挙関連」(164 名)のニュースでした。注目を浴びた選挙戦や、事前予想を覆したドナル
ド・トランプ氏の当選といったニュースをきっかけに、情勢の変化を感じ、投資に積極的になった投資家が多かったようです。
次いで、2 位は「日銀の金融政策関連」(103 名)のニュースで、具体的には、『マイナス金利導入』や『日銀の ETF 買
い入れ増額』といった回答が多く挙げられていました。3 位は「Brexit(イギリスの欧州連合離脱)関連」(82 名)が続きま
した。今年は、「為替の値動き関連」(4 位)や「株価の値動き関連」(8 位)といった、値動きに関するニュースよりも、政
治・経済ニュースに影響を受けて、投資に積極的になった人が多かったようです。そのほか、10 位には「NISA の非課税
枠拡大」(30 名)といった回答もランクインしました。今年から NISA の非課税投資枠が 100 万円から 120 万円へと拡
大されましたが、このことで投資に積極的になった人も少なくなかったようです。
反対に、2016 年、投資に対して消極的になるきっかけとなったニュースを自由回答で聞いたところ、こちらも 1 位は「ア
メリカの大統領選挙関連」(291 名)となりました。大きな情勢の変化をチャンスと捉えた人もいれば、“休むも相場なり”
の格言のように、投資を控えた人も少なくなかったようです。大統領選挙が投資家の心理に、良くも悪くも大きな影響を
及ぼしたことがうかがい知れる結果となりました。次いで、2 位は「Brexit 関連」(196 名)、3 位は「為替の値動き関連」
(76 名)がランクインしました。 [図 7]

[図 7]
◆投資家の心理に影響を与えた2016年の重大ニュース [各自由回答形式]
※対象:現役投資家【n=788】 ※それぞれ上位10位までを抜粋

・積極的に投資を進めようと思うきっかけとなったニュース ・投資に対して消極的になるきっかけとなったニュース

順位 回答 人数 順位 回答 人数
1位 アメリカの大統領選挙関連 164 1位 アメリカの大統領選挙関連 291
2位 日銀の金融政策関連 103 2位 Brexit(イギリスの欧州連合離脱)関連 196
3位 Brexit(イギリスの欧州連合離脱)関連 82 3位 為替の値動き関連 76
4位 為替の値動き関連 52 4位 日銀の金利政策関連 71
5位 東京オリンピック関連 49 5位 災害の発生関連 54
6位 アベノミクス(内閣の経済政策)関連 48 6位 物価の動向・景気変動関連 42
7位 リオデジャネイロ・オリンピック関連 41 7位 中国経済関連 39
8位 株価の値動き関連 37 8位 株価の値動き関連 38
9位 安定政権・長期政権化 33 テロ・軍事情勢関連
9位 各19
10位 NISAの非課税枠拡大 30 アベノミクス(内閣の経済政策)関連




-4-
◆ 2016 年の投資収支「プラス着地」は 3 割弱
“勝ち組”は昨年よりも減少も 20 代男女や 50 代女性、株式投資家は健闘

続いて、現役投資家(788 名)に、今年 1 年の投資の損益着地予想を聞いたところ、「大幅にプラス着地」は 2.0%、
「ややプラス着地」は 25.4%で、『プラス着地』は合計で 27.4%となりました。一方、「ややマイナス着地」は 29.3%、「大
幅にマイナス着地」は 16.2%で、『マイナス着地』は合計で 45.5%となりました。また、「プラスマイナスゼロ着地」は
27.0%でした。
同様の質問を行った昨年の調査結果と比較すると、『プラス着地』は昨年比で 20 ポイント以上少なく(2015 年
49.7%→2016 年 27.4%)なっていることがわかります。今年は個人投資家にとって、厳しい相場だったようです。 [図
8]
また、『プラス着地』の割合を男女・年代別に比較をすると、20 代男性が 38.9%で最も高くなり、20 代女性
(30.8%)や 50 代女性(33.8%)も 3 割台と、その他の層よりも高くなりました。20 代の男女や 50 代女性では、プラス
収支を残せた人が比較的多いようです。
さらに、株式投資家と、株式には投資していない“その他の投資家”で分けてみると、株式投資家は『プラス着地』が
29.0%、その他の投資家は 22.6%となり、株式投資家のほうがプラス着地の割合が高くなりました。厳しい相場状況下、
株式投資家はその他の金融資産の投資家よりも、健闘した成績を残せたようです。 [図 9]

[図 8]
◆今年1年の投資の損益着地予想 [単一回答形式]
※対象:現役投資家 プラス マイナス
0% 25% 50% 75% 100% 着地(計) 着地(計)

2016年調査:
2.0 25.4 27.0 29.3 16.2 27.4 45.5
全体【n=788】


2015年調査:
4.2 45.5 30.8 12.3 7.2 49.7 19.5
全体【n=803】

大幅にプラス着地 ややプラス着地 プラスマイナスゼロ着地
ややマイナス着地 大幅にマイナス着地
[図 9]
◆2016年の投資の損益着地予想 [単一回答形式]
プラス マイナス
※対象:現役投資家
着地 着地
0% 25% 50% 75% 100%
(計) (計)
全体【n=788】 2.0 25.4 27.0 29.3 16.2 27.4 45.5
20代:男性【n=90】 5.6 33.3 26.7 23.3 11.1 38.9 34.4

性 30代:男性【n=80】 1.3 27.5 30.0 23.8 17.5 28.8 41.3
・年
代 40代:男性【n=83】 1.2 27.7 22.9 36.1 12.0 28.9 48.1

50代:男性【n=82】 2.4 22.0 34.1 31.7 9.8 24.4 41.5
60代・70代:男性【n=70】 1.4 22.9 15.7 24.3 35.7 24.3 60.0
20代:女性【n=78】 2.6 28.2 30.8 34.6 3.8 30.8 38.4

性 30代:女性【n=80】 2.5 20.0 36.3 31.3 10.0 22.5 41.3
・年
代 40代:女性【n=79】 0.0 22.8 30.4 36.7 10.1 22.8 46.8

50代:女性【n=68】 2.9 30.9 22.1 20.6 23.5 33.8 44.1
60代・70代:女性【n=78】 0.0 17.9 19.2 29.5 33.3 17.9 62.8
株式投資家【n=594】 2.4 26.6 26.3 27.9 16.8 29.0 44.7
種 投
別 資 その他の投資家【n=194】 1.0 21.6 29.4 33.5 14.4 22.6 47.9
大幅にプラス着地 ややプラス着地 プラスマイナスゼロ着地
ややマイナス着地 大幅にマイナス着地



-5-
◆2016 年、利益に繋がった投資スタンスは長期投資?
プラス収支になった人は「株主優待」を楽しみながら「長期的に上昇基調」を信じていた
マイナス収支の人は「投機意識」が強かった
◆いい投資に繋がったのは「しっかり調べて投資」「長期保有」「ほったらかしで済む投資」

では、どのような投資スタンスが運用成績の向上につながったのでしょうか。
現役投資家(788 名)に、今年の投資スタンスや考え方について聞いたところ、「株主優待など、楽しみなことを見つ
けて投資している」では「あてはまる」が 54.7%となりました。この割合は、損益着地予想がプラスの人では 59.7%、プラ
スマイナスゼロの人では 60.6%となり、マイナスの人(48.2%)よりも高くなりました。安定した運用成績を残していた個人
投資家は、株主優待などを楽しみに、長期保有を前提とした投資を行っていたのではないでしょうか。
また、「投資は運に左右される“ギャンブル”だと思う」に「あてはまる」と回答した、“投機意識”の高い人は、損益着地
予想がプラスの人(44.0%)よりもマイナスの人(61.6%)に多くみられました。
さらに、「日本経済は上昇(回復)基調にあると思う」に「あてはまる」と回答した割合は、今年の損益着地予想がプラ
スの人では 61.6%となり、マイナスの人(39.0%)の割合を、大きく上回りました。今年の相場状況下では、“投機”を繰
り返した人は良くない成績を、長期的なトレンド感に従い、株主優待などを楽しみに長期的な視点で投資を行った人
は安定した成績を収める結果となったようです。 [図 10]

さらに、現役投資家(788 名)に、2016 年の投資を振り返って、どのような投資が“いい投資”に繋がったと思うか聞い
たところ、上位に「自身に知識がある分野(勉強して知識をつけた分野)の投資」24.6%や「将来の成長を期待した投
資(長期保有など)」24.5%、「ほったらかしで済む投資(投資信託やシステムトレードなど)」22.2%といった回答が挙が
りました。しっかりと投資対象のことを調べて行った投資や長期的な視点で行った投資、投資信託の利用などが、結果
として満足度の高い投資に繋がったようです。
損益着地予想別にみると、プラスの人は「自身に知識がある分野の投資」36.1%や「将来の成長を期待した投資」
30.6%のほか、「特典が期待できる投資(株主優待など)」20.8%や「トレンドを掴んだ投資(上昇基調の対象への投
資など)」22.7%、「自身の投資ルールを遵守した投資」16.2%などが高くなりました。 [図 11]
[図 10]
◆今年の投資スタンスや考え方 [各単一回答形式] 全体【n=788】
※対象:現役投資家 ※「あてはまる」の割合を抜粋 損益着地予想:プラス【n=216】
100% 損益着地予想:プラスマイナスゼロ【n=213】
損益着地予想:マイナス【n=359】
75% 60.6 61.6 61.6
59.7 55.5 56.8
54.7
48.2 47.7 48.4
44.0
50% 39.0

25%

0%
株主優待など、楽しみなことを 投資は運に左右される 日本経済は
見つけて投資している “ギャンブル”だと思う 上昇(回復)基調にあると思う
[図 11]
◆2016年の投資を振り返って、どのような投資が“いい投資”に繋がったと思うか [複数回答形式]
※対象:現役投資家 ※上位10位までを抜粋
50%
全体【n=788】

24.6 24.5 22.2
25% 17.4 15.7 14.6 14.2
10.5 10.3 10.2

0%
自身に 将来の ほったら 景気の 特典が 信頼でき トレンドを 自身の投 自身の 良い利率
知識が 成長を かしで 変動に 期待 る人や 掴んだ 資ルール 経験や が期待で
ある分野 期待した 済む投資 強い投資 できる 専門家が 投資 を遵守 勉強に きる投資
の投資 投資 投資 おすすめ した投資 繋がる
n数 した投資 投資
全体 788 24.6 24.5 22.2 17.4 15.7 14.6 14.2 10.5 10.3 10.2
損 プラス 216 36.1 30.6 19.4 20.4 20.8 18.1 22.7 16.2 12.0 11.6


想 ±ゼロ 213 23.0 22.1 28.6 16.4 14.1 16.4 10.3 8.9 12.2 8.5


地 マイナス 359 18.7 22.3 20.1 16.2 13.6 11.4 11.4 8.1 8.1 10.3
・・・全体比+10pt以上 ・・・全体比+5pt以上 ・・・全体比-5pt以下 ・・・全体比-10pt以下 (%)


-6-
▼2017 年以降の展望
◆「来年の日本経済の展望は明るい」2 割、2016 年プラス収支組では 4 割強が「明るい」と予想
◆「トランプ次期大統領と日本は友好な関係を築く」は 3 割強、7 割弱は不安視

来年以降の経済の先行きや世の中の情勢について、投資経験者はどのような展望を持っているのでしょうか。
全回答者(1,000 名)に、2017 年の日本経済の展望は、明るいと思うか、暗いと思うかを聞いたところ、「非常に明る
い」は 1.9%、「やや明るい」は 18.1%で、『明るい』は合計で 20.0%となり、「やや暗い」は 28.9%、「非常に暗い」は
9.2%で、『暗い』は合計で 38.1%となりました。
年代別に『明るい』の割合をみると、若い年代ほど割合が高く、20 代では 34.0%、30 代は 21.5%、40 代は 17.0%、
50 代は 16.0%、60 代・70 代は 11.5%となりました。
また、損益着地予想がプラスの人は『明るい』が 43.1%と、マイナスの人(11.2%)よりも高くなりました。今年の運用
成績がプラスになった人は、来年以降の日本経済も、明るい方向に進むと予想しているようです。 [図 12]

続いて、2017 年の国際情勢の展望について聞いたところ、「トランプ次期大統領は日本と友好関係を築く」では、同
意率(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計、以下同様)は 31.6%、不同意率(「全くそう思わない」と「あまりそう思
わない」の合計、以下同様)は 68.4%となりました。投資家の心理に影響を与えた重大ニュースの 1 位はアメリカの大統
領選挙関連ニュースでしたが、今後の日本とトランプ次期大統領との関係に不安を感じている人が多いようです。
また、「為替は円安傾向にある」では同意率が 40.3%、不同意率が 59.7%となりました。来年、円安傾向にあること
に否定的な見方がやや多数なものの、肯定的に見ている人も 4 割と少なくありませんでした。 [図 13]

[図 12]
◆2017年の日本経済の展望 [単一回答形式]
明るい 暗い
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)
全体【n=1000】 1.9 18.1 41.9 28.9 9.2 20.0 38.1

女 男性【n=500】 2.8 19.4 40.4 27.8 9.6 22.2 37.4

女性【n=500】 1.0 16.8 43.4 30.0 8.8 17.8 38.8
20代【n=200】 4.0 30.0 38.5 22.5 5.0 34.0 27.5

年 30代【n=200】 3.0 18.5 52.0 18.5 8.0 21.5 26.5

別 40代【n=200】 0.5 16.5 43.5 32.5 7.0 17.0 39.5
50代【n=200】 1.5 14.5 39.5 34.0 10.5 16.0 44.5
60代・70代【n=200】 0.5 11.0 36.0 37.0 15.5 11.5 52.5

予 損 プラス【n=216】 5.6 37.5 36.6 15.7 4.6 43.1 20.3
想 益
別 着 プラスマイナスゼロ【n=213】 0.0 20.2 51.6 21.6 6.6
地 20.2 28.2
マイナス【n=359】 0.6 10.6 38.4 37.9 12.5 11.2 50.4
非常に明るい やや明るい どちらとも言えない やや暗い 非常に暗い

[図 13]
◆2017年の国際情勢の展望 [各単一回答形式]
0% 25% 50% 75% 100%
不同意
・トランプ次期大統領は日本と友好関係を築く 同意率

全体【n=1000】 3.5 28.1 59.5 8.9 31.6 68.4

・為替は円安傾向にある
全体【n=1000】 6.2 34.1 48.6 11.1 40.3 59.7

非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない




-7-
◆投資経験者の 2017 年の国内景気予想 「インフレは進む」「実質賃金は上がらない」
◆“働き方改革”は進む?「2017 年は“働き方改革”に取り組む企業が増えると思う」が 5 割強
◆働き方改革で兼業投資家が増加?投資経験のある就業者「来年は個人投資家が増える」4 割半

次に、2017 年の国内景気の展望について聞いたところ、「日本はインフレ傾向にある(物価が上がる)」では同意率
が 52.5%、不同意が 47.5%となり、「実質賃金は上昇傾向にある(物価上昇の負担を賃金上昇が上回る)」では、
31.8%、不同意率が 68.2%となりました。物価は上昇し、実質賃金は上がらないとみている投資経験者が多いようで
す。
就業状況別に「実質賃金は上昇傾向にある」の同意率をみると、就業層は 33.9%で、非就業層(28.0%)よりも高
くなりました。実際に働いている人は比較的、実質賃金の上昇について、明るい展望を持っていることがわかりました。労
働と投資の“二足のわらじ”を履く兼業投資家は、実質賃金の上昇を予感しているのかもしれません。 [図 14]

そのほかの 2017 年の展望として、「働き方改革(長時間労働の抑制や女性の活躍推進)に取り組む日本企業が
増える」について聞いたところ、同意率は 51.3%となり、「日本で今より個人投資家が増える」では同意率は 40.9%とな
りました。今年の内閣改造で“今後 3 年間の最大のチャレンジ”と位置づけられた働き方改革について、政府レベルに留
まらず、会社レベルで取り組みが進むと期待している人が 5 割を超えました。また、個人投資家の増加を予想する人も
4 割となりました。
就業状況別に「日本で今より個人投資家が増える」の同意率をみると、就業層は 45.9%で、非就業層(31.6%)よ
りも高くなりました。来年、個人投資家デビューをする人が増えると予想している兼業投資家が多いようです。働き方改
革が進むことで、投資に挑戦する人が増えると予想している人も少なくないのではないでしょうか。 [図 15]

[図 14]
◆2017年の国内景気の展望 [各単一回答形式]
0% 25% 50% 75% 100%
不同意
同意率
・日本はインフレ傾向にある(物価が上がる) 率

全体【n=1000】 8.1 44.4 38.8 8.7 52.5 47.5

況 就業層【n=649】 8.0 42.1 40.5 9.4 50.1 49.9

別 業
非就業層【n=351】 8.3 48.7 35.6 7.4 57.0 43.0

・実質賃金は上昇傾向にある(物価上昇の負担を賃金上昇が上回る)
全体【n=1000】 3.8 28.0 52.6 15.6 31.8 68.2

況 就業層【n=649】 4.5 29.4 50.1 16.0 33.9 66.1

別 業
非就業層【n=351】 2.6 25.4 57.3 14.8 28.0 72.1

非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない

[図 15]
◆2017年の展望 [各単一回答形式]
0% 25% 50% 75% 100%
不同意
・働き方改革(長時間労働の抑制や女性の活躍推進)に 同意率

取り組む日本企業が増える
全体【n=1000】 5.2 46.1 39.6 9.1 51.3 48.7

況 就業層【n=649】 6.8 45.9 38.1 9.2 52.7 47.3

別 業
非就業層【n=351】 2.3 46.4 42.5 8.8 48.7 51.3

・日本で今より個人投資家が増える
全体【n=1000】 5.4 35.5 51.0 8.1 40.9 59.1

況 就業層【n=649】 7.1 38.8 46.5 7.6 45.9 54.1

別 業
非就業層【n=351】 2.3 29.3 59.3 9.1 31.6 68.4

非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない




-8-
◆個人投資家は日本企業の潜在力に期待している?
株式投資家は「日本企業が潜在力を発揮したら、日経平均を 2017 年中に 3 千円押し上げる」と予想

続いて、近い将来の株価の推移について、質問を行いました。
株式投資家(594 名)に、2017 年の 12 月末の日経平均株価の予想を聞いたところ、「16,000 円台」16.7%や
「17,000 円台」18.0%、「18,000 円台」16.3%に回答が集まりました。1 年後の日経平均株価は、17,000 円前後に
なるだろうと予想している投資経験者が多いようです。平均を算出(「わからない」と回答した人を除いて算出、以下同
様)すると、17,259 円となりました。
また、“日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合”との条件を加え、1 年後の 12 月末
の日経平均株価の予想を聞いたところ、「20,000 円~25,000 円」が 26.8%で、最も多くの回答が集まりました。こちら
の平均は、20,226 円となり、先程の予測よりも 3,000 円近く高くなりました。日本企業が潜在力を発揮し、正当に評
価されたら、日経平均株価を 2017 年中に 3,000 円程度押し上げると株式投資家は見込んでいるようです。 [図 16]

さらに、4 年後(2020 年)の 12 月末の日経平均株価の予想を聞いたところ、「18,000 円台」16.3%や「19,000 円
台」15.3%、「20,000 円~25,000 円未満」26.9%に回答が集まりました。
また、“日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合”との条件を加え、4 年後(2020 年)
の 12 月末の日経平均株価の予想を聞いたところ、「20,000 円~25,000 円未満」が 32.3%、「25,000 円~30,000
円未満」が 8.4%となりました。日本企業が本来の実力を発揮したら、2020 年には株価が 3 万円に近づくと予想する
人も少なくないようです。 [図 17]

※参考:調査期間中の日経平均株価 最安値 16,111 円 81 銭~最高値 17,621 円 73 銭

[図 16]
◆日経平均株価の予想 [各単一回答形式]
(1)2017年の12月末 / (2)日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合の2017年の12月末
※対象:株式投資家
50% 平均※
(1)全体【n=594】 (2)全体【n=594】 (1)17,259円
40% (2)20,226円
26.8 ※「わからない」と回答した
30% 人を除いて算出
16.7 18.0 16.317.5
20% 11.8 13.1 13.8
7.4 8.2 9.3 9.6
4.7 6.9 6.1 7.1
10% 3.4 1.9 0.0 0.0 0.0 0.7
0.5 0.3
0%
15,000 15,000 16,000 17,000 18,000 19,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 わから
円未満 円台 円台 円台 円台 円台 円~ 円~ 円~ 円~ 円以上 ない
25,000 30,000 35,000 40,000
円未満 円未満 円未満 円未満
[図 17]
◆日経平均株価の予想 [各単一回答形式]
(3)2020年の12月末 / (4)日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合の2020年の12月末
※対象:株式投資家
50% 平均※
(3)全体【n=594】 (4)全体【n=594】 (3)19,721円
40% 32.3 (4)20,764円
26.9 ※「わからない」と回答した
30% 人を除いて算出
20% 16.3 15.313.6
12.0 11.612.0
6.7 4.7 7.9 7.4 8.4
10% 4.2 2.7 5.6 4.9 4.0
1.2 1.3 0.0 0.2 0.2 0.5
0%
15,000 15,000 16,000 17,000 18,000 19,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 わから
円未満 円台 円台 円台 円台 円台 円~ 円~ 円~ 円~ 円以上 ない
25,000 30,000 35,000 40,000
円未満 円未満 円未満 円未満




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▼“投資家視点”の成長期待度ランキング
◆投資経験者が予想する成長期待市場 1 位「ロボティクス」2 位「知能化技術」
20 代は VR・位置情報ゲームなどの「ゲーム市場」の成長に期待
◆カブメン・カブジョが成長を期待する有望株 TOP3 は「トヨタ」「ソフトバンク」「任天堂」
VR 端末発売の「ソニー」や 2016 年新規上場の「LINE」も上位に

それでは、投資経験者は、どのような分野を今後の成長産業として注目しているのでしょうか。
全回答者(1,000 名)に、“今後、長期的に成長の期待が持てそうだ”と感じる産業について聞いたところ、「ロボット
工学(家庭用・産業用ロボットやドローンなど)」48.4%や「知能化技術(AI・自動運転車など)」47.4%が 4 割台後半、
「環境エネルギー(水素燃料など)」39.0%が 3 割台後半、「バイオ・創薬」33.3%や「先進医療(再生医療・遺伝子治
療など)」30.7%が 3 割台前半で続きました。ロボット工学や知能化技術、環境エネルギー関連などに注目している人
が多いようです。
年代別にみると、20 代は「ゲーム(VR・位置情報ゲームなど)」が 29.0%で、その他の年代よりも高くなりました。20
代では、ゲーム分野の今後の成長に期待している人が多いようです。 [図 18]

では、株式投資家は、投資対象としてどんな企業に注目しているのでしょうか。
株式投資家(594 名)に、2017 年に、最も成長が期待でそうな“有望株”(企業)を自由回答で聞いたところ、最も
多かったのは、今年で 3 年連続過去最高益を更新した「トヨタ自動車」(77 名)でした。次いで、2 位は「ソフトバンクグ
ループ」(25 名)、3 位は「任天堂」(18 名)となりました。そのほか、3 年ぶりに黒字回復をし、VR ゲーム端末を発売し
た「ソニー」(4 位、15 名)や、今年新規上場を果たした「LINE」(6 位、7 名)といった回答も上位にランクインしました。
[図 19]

[図 18]
◆“今後、長期的に成長の期待が持てそうだ”と感じる産業 [複数回答形式] ※上位10位までを抜粋

75%
48.4 47.4 全体【n=1000】
50% 39.0
33.3 30.7 29.6
20.5 18.9 16.8 16.1
25%

0%
ロボット 知能化 環境エネ バイオ・ 先進医療 高齢者 情報・ ゲーム 観光 新素材
工学 技術 ルギー 創薬 向け 通信技術
n数 サービス
全体 1000 48.4 47.4 39.0 33.3 30.7 29.6 20.5 18.9 16.8 16.1
20代 200 41.5 50.5 38.0 26.0 26.5 25.5 24.0 29.0 16.5 11.0
年 30代 200 43.5 41.5 38.5 26.5 25.0 22.5 15.0 17.0 15.5 15.0
代 40代 200 53.0 50.0 33.5 34.0 30.5 35.0 19.0 16.5 16.0 12.5
別 50代 200 48.5 49.5 39.0 39.5 34.5 30.0 20.0 17.5 17.5 19.5
60代・70代 200 55.5 45.5 46.0 40.5 37.0 35.0 24.5 14.5 18.5 22.5
・・・全体比+10pt以上 ・・・全体比+5pt以上 ・・・全体比-5pt以下 ・・・全体比-10pt以下 (%)
[図 19]
◆2017年に、最も成長が期待でそうな”有望株” - 企業
[自由回答形式]
※対象:株式投資家【n=594】 ※上位10位までを抜粋

順位 回答 人数
1位 トヨタ自動車 77
2位 ソフトバンクグループ 25
3位 任天堂 18
4位 ソニー 15
5位 パナソニック 8
LINE
6位 各7
ANAホールディングス
小野薬品工業
8位 各6
ユーグレナ
日産自動車 / そーせいグループ
10位 各5
/ 富士フイルムホールディングス

- 10 -
◆投資経験者が選んだ、芸能界イチの 2016 年“大化け”成長株
女性芸能人 1 位は「高畑充希さん」、男性芸能人 1 位は“ピコ太郎”こと「古坂大魔王さん」
◆女性スポーツ選手の“大化け”成長株 1 位は「福原愛選手」、「タカマツペア」も上位にランクイン

ところで、“成長株”や“有望株”との言葉は、人物に対して用いることもあります。流行の兆しに敏感な投資経験者
は今年、どんな人物に注目していたのでしょうか。芸能界やスポーツ界で活躍した人物について、質問を行いました。
全回答者(1,000 名)に、2016 年を振り返って、最も大化けした“成長株”は誰か聞いたところ、「女性芸能人」部
門の 1 位は朝ドラのヒロインを努めた「高畑充希さん」(73 名)、2 位は「波瑠さん」(42 名)、3 位は「石原さとみさん」
(40 名)と、今年、女優業で活躍した 3 名がトップ 3 にランクインしました。そのほか、女性お笑い芸人の「渡辺直美さん」
(8 位、18 名)、「平野ノラさん」(9 位、16 名)なども上位にランクインしました。
一方、「男性芸能人」部門の 1 位は“PPAP”で一躍時の人となった「古坂大魔王(ピコ太郎)さん」(115 名)、2 位
は「りゅうちぇるさん」(69 名)、3 位は「ディーン・フジオカさん」(65 名)となりました。そのほか、今年、俳優業で活躍した
「菅田将暉さん」(4 位、48 名)や「星野源さん」(5 位、26 名)も上位にランクインしました。男女総合の「芸能人」部門
では、1 位「古坂大魔王さん」、2 位「高畑充希さん」、3 位「りゅうちぇるさん」となっています。 [図 20]

また、「女性スポーツ選手」部門の 1 位は、今年は入籍をしたことでも話題となった「福原愛選手」(155 名)、2 位は
「伊調馨選手」(89 名)、3 位は「吉田沙保里選手」(63 名)となりました。いずれもリオデジャネイロ・オリンピックで活躍
をした選手がトップ 3 となりました。そのほか、ペアの名称での回答が多く寄せられた、バドミントンの「タカマツペア(高橋礼
華選手、松友美佐紀選手)」(6 位、31 件)が上位にランクインしました。
一方、「男性スポーツ選手」部門の 1 位は、日本最速のストレートを記録し、日本シリーズを制した“二刀流”の「大
谷翔平選手」(151 名)、2 位は「錦織圭選手」(100 名)、3 位は「水谷隼選手」(54 名)となりました。男女総合の「ス
ポーツ選手」部門では、1 位「福原愛選手」、2 位「大谷翔平選手」、3 位「錦織圭選手」となっています。 [図 21]
[図 20]
◆2016年を振り返って、最も大化けした“成長株” - 芸能人 [各自由回答形式]
※全体【n=1000】 ※それぞれ上位10位までを抜粋
男女総合 「芸能人」部門 「男性芸能人」部門 「女性芸能人」部門

順位 回答 人数 順位 回答 人数 順位 回答 人数
1位 古坂大魔王(ピコ太郎) 115 1位 古坂大魔王(ピコ太郎) 115 1位 高畑充希 73
2位 高畑充希 73 2位 りゅうちぇる 69 2位 波瑠 42
3位 りゅうちぇる 69 3位 ディーン・フジオカ 65 3位 石原さとみ 40
4位 ディーン・フジオカ 65 4位 菅田将暉 48 4位 吉田羊 37
5位 菅田将暉 48 5位 星野源 26 5位 広瀬すず 29
6位 波瑠 42 6位 カズレーザー 18 6位 新垣結衣 27
7位 石原さとみ 40 7位 又吉直樹 13 7位 ベッキー 21
8位 吉田羊 37 8位 山崎賢人 12 8位 渡辺直美 18
9位 広瀬すず 29 DAIGO 9位 平野ノラ 16
9位 各11
10位 新垣結衣 27 堺雅人 北川景子
10位 各15
有村架純
[図 21]
◆2016年を振り返って、最も大化けした“成長株” - スポーツ選手 [各自由回答形式]
※全体【n=1000】 ※それぞれ上位10位までを抜粋
男女総合 「スポーツ選手」部門 「男性スポーツ選手」部門 「女性スポーツ選手」部門

順位 回答 人数 順位 回答 人数 順位 回答 人数
1位 福原愛 155 1位 大谷翔平 151 1位 福原愛 155
2位 大谷翔平 151 2位 錦織圭 100 2位 伊調馨 89
3位 錦織圭 100 3位 水谷隼 54 3位 吉田沙保里 63
4位 伊調馨 89 4位 宇野昌磨 47 4位 登坂絵莉 46
5位 吉田沙保里 63 5位 内村航平 32 5位 松本薫 39
6位 水谷隼 54 羽生結弦 タカマツペア
6位 各30 6位 (高橋礼華&松友美佐紀)

7位 宇野昌磨 47 鈴木誠也
8位 登坂絵莉 46 8位 イチロー 27 7位 伊藤美誠 29
9位 松本薫 39 9位 黒田博樹 26 8位 澤穂希 26
10位 内村航平 32 10位 五郎丸歩 20 9位 高梨沙羅 16
石川佳純 / 浅田真央
10位 各12
/ 大坂なおみ




- 11 -
◆TV で活躍しそうな有望株 TOP3 は「菅田将暉さん」「メイプル超合金」「古坂大魔王さん」
カブメンが選んだ 1 位は「メイプル超合金」、カブジョが選んだ 1 位は「菅田将暉さん」
◆「大谷翔平選手」がスポーツ界の“成長株”“有望株”部門で二冠を達成!

続いて、全回答者(1,000 名)に、2017 年に、最も活躍が期待できそうな“有望株”について聞いたところ、「テレビ」
部門の 1 位は「菅田将暉さん」(35 名)、2 位は「メイプル超合金」(25 名)、3 位は「古坂大魔王さん」(21 名)となり
ました。
男性株式投資家(=カブメン)と女性株式投資家(=カブジョ)の回答に注目すると、カブメンの選んだ 1 位は「メイプ
ル超合金」(11 名)、カブジョの選んだ 1 位は「菅田将暉さん」(13 名)となりました。 [図 22]

さらに、2017 年に「スポーツ」部門で、最も活躍が期待できそうな“有望株”について聞いたところ、1 位は「大谷翔平
選手」(170 名)で、投資経験者の選ぶ、“成長株”と“有望株”の二冠を達成しました。次いで、2 位は「宇野昌磨選
手」(50 名)、3 位は「錦織圭選手」(45 名)となりました。 [図 23]

[図 22]
◆2017年に、最も活躍が期待できそうな“有望株” - テレビ [自由回答形式]
※全体の上位10位まで、男女×株式投資家の上位3位までを抜粋

「テレビ」部門  全体【n=1000】 「テレビ」部門  男性株式投資家【n=334】

順位 回答 人数 順位 回答 人数
1位 菅田将暉 35 1位 メイプル超合金 11
2位 メイプル超合金 25 2位 古坂大魔王(ピコ太郎) 9
3位 古坂大魔王(ピコ太郎) 21 菅田将暉 / 有村架純
3位 各5
4位 トレンディエンジェル 19 / 波瑠
5位 平野ノラ 15
「テレビ」部門  女性株式投資家【n=334】
高畑充希
6位 各14
芳根京子 順位 回答 人数
広瀬すず 1位 菅田将暉 13
8位 各13
有村架純 2位 広瀬すず 6
10位 りゅうちぇる 11 高畑充希 / 古坂大魔王(ピコ太郎)
3位 各5
/ りゅうちぇる / トレンディエンジェル
[図 23]
◆2017年に、最も活躍が期待できそうな“有望株” - スポーツ
[自由回答形式]
※全体【n=1000】 ※上位10位まで表示

「スポーツ」部門  全体【n=1000】

順位 回答 人数
1位 大谷翔平 170
2位 宇野昌磨 50
3位 錦織圭 45
4位 羽生結弦 38
5位 白井健三 22
6位 久保建英 18
7位 松山英樹 16
本田真凜
8位 各15
鈴木誠也
10位 田中正義 11




- 12 -
■■調査概要■■



◆調査タイトル :日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2016

◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
全国の20歳~79歳の投資経験者
(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなどの
金融資産への投資経験がある人)

◆調査期間 :2016年11月9日~11月13日

◆調査方法 :インターネット調査

◆調査地域 :全国

◆有効回答数 :1,000サンプル
(有効回答から男女×20代・30代・40代・50代・60~70代が均等になるように抽出)

◆実施機関 :ネットエイジア株式会社




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「スパークス・アセット・マネジメント調べ」と付記のうえ
ご使用いただきますようお願い申し上げます。

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