アフリカ開発銀行が発行する「ソーシャルボンド」引き受けのお知らせ

2022 年 4 月 26 日


株式会社大和証券グループ本社




アフリカ開発銀行が発行する「ソーシャルボンド」引き受けのお知らせ
~アフリカの食料不安解決等への取組みを支援~

株式会社大和証券グループ本社(代表執行役社長:中田 誠司)傘下の大和証券キャピタル・マーケッツヨー
ロッパリミテッドは、アフリカ開発銀行(以下「AfDB」)が発行する「ソーシャルボンド」(以下「本債券」)の単独引き
受け主幹事を務めましたので、その概要をお知らせします。本債券は、AfDB が初めて本邦の機関投資家に向
けて発行するソーシャルボンドとなります。
なお、発行額のうち100百万豪ドル(約 94 億円)を、アフリカ地域におけるインクルーシブな成長を促進する
AfDB の取組みに賛同した明治安田生命保険相互会社様にご購入頂きました。


AfDB は 1964 年に設立された、アフリカにおける持続可能な経済成長と社会発展の促進を使命とする国際開
発銀行で、現行の 10 年長期戦略において、アフリカの成長の質を高めるためにインクルーシブな成長とグリー
ン成長への移行の 2 つの目標に重点を置いて取り組んでいます。
一方で、新型コロナウイルス感染症の長引く影響により、アフリカにおける貧困削減への取組みの成果に遅
延が生じると見込まれています。加えて、アフリカは小麦やトウモロコシ等の食料輸入をウクライナ・ロシア両国
に依存しているため、足元の政情不安が食料事情の悪化を招き、エネルギー価格の上昇とも相まって、もともと
脆弱な立場に置かれている人々がいっそう困難な状況となっています。
AfDB が本債券で調達した資金は、貧困の削減やインクルーシブな成長につながる適格プロジェクトに充当さ
れ、食料不安の解決をはじめ、基礎的インフラ(電力、水と衛生、交通)、基本的サービス(医療、教育、職業訓
練)、金融サービスへのアクセス改善や雇用創出など、社会経済的発展とエンパワーメントをもたらすことが期
待されます。


【本債券の概要】
発行体名称 アフリカ開発銀行(AfDB)
発行総額 155 百万豪ドル
償還期間 10.5 年
引き受け 大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパリミテッド
対応する持続可能な開
発目標(SDGs)
【AfDB のソーシャル関連プロジェクト】
■チュニジア:農業サブセクター開発・促進プロジェクト
開発に多額の官民投資が必要な農業サブセクター(オリーブオイル、トマト、牛乳、地域のその他の有機製品)
の付加価値を高めることを目指し、生産と生産性の向上、製品開発(加工、包装、認証など)の機会増大、およ
び失業、貧困、不平等の削減を目指すプロジェクトです。




【大和証券グループについて】
大和証券グループは、経営ビジョン「2030Vision」に掲げる「貯蓄から SDGs へ」をコアコンセプトに、資金循環
の仕組みづくりを通じた SDGs の実現を目指します。ステークホルダーの皆様と共に、SDGs や ESG に資する取
組みを通じた中長期的な企業価値の向上およびサステナブルで豊かな社会の創造に努めてまいります。


(ご参考)大和証券グループの SDGs に関する取組み:
https://www.daiwa-grp.jp/sdgs/?cid=ad_eir_sdgspress
以 上

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