2019年度 大和証券グループ経営方針

2019 年 4 月 5 日
各 位
会社名 株式会社大和証券グループ本社
代表者名 執行役社長 中田 誠司
(コード番号 8601 東証・名証(第 1 部))

2019 年度 大和証券グループ経営方針
~ Passion for the Best ~
2018 年度の証券・金融市場は、日経平均株価が 27 年ぶりの高値を更新するも、その後は調整局面が続くなど、変動の
激しい年であった。
当社グループでは、グループ中期経営計画~“Passion for the Best”2020~において「クオリティ NO.1 のコンサルティング
力による付加価値の高いソリューションの提供」と「ハイブリッド型総合証券グループとしての新たな価値の提供」を基本方針に
掲げ、新たな一歩を踏み出した重要な年であった。
また、大和版 NPS®※の導入を契機に「お客様第一の業務運営」の深化を進め、お客様基盤の拡充において一定の成果を
得ることが出来た。更に、グループとしての新たな価値の創出に向けて、再生可能エネルギー、インフラストラクチャー、農業、
ヘルスケアといった事業ポートフォリオ拡充への着実な布石を打った 1 年であった。
近年、不透明な世界情勢やデジタル・トランスフォーメーションの進展等により、金融業界のみならず各業界における経営
を取り巻く環境は劇的に変化している。企業には来るべき変化への対応やイノベーションが求められ、失敗を恐れず挑戦を
継続していかなければならない。
グループ中期経営計画の 2 年目となる 2019 年度は、引き続き「お客様第一の業務運営」のクオリティを追求すると共に、
新規ビジネス領域と伝統的な証券業との融合による「新たな価値」創出及び拡大に向けた挑戦を続けていく。
大和証券グループは、SDGs の達成に向け積極的に取り組み、経済的価値と社会的価値の両立、すなわち共通価値を創造
することにより、サステナブルで豊かな社会・国民生活の実現に貢献していく。

各事業部門のアクションプラン
リテール部門 ホールセール部門
1. お客様満足に立脚した営業体制の構築 1. 企業の高付加価値化を促進
2. お客様のあらゆるニーズに応える、属性に応じた最適な 2. お客様ニーズを捉えたプロダクト・サービスの提供
サービス・ソリューションの提供 3. 事業構造や日本の産業構造転換を支援
3. 収益基盤の持続的な拡大 4. アジアのリージョナル・ブローカーとしての汎アジア
4. 外部チャネル・外部リソースを活用したビジネス展開 ビジネスサポート

アセット・マネジメント部門 投資部門
1. 運用力の強化・向上によるお客様利益の追求 1. 新規産業の発掘・育成によるファンド・エコシステム
2. 幅広いお客様ニーズを捉えた商品開発力の強化 への貢献
3. お客様の資産運用に資する商品拡充及び情報発信・ 2. アジアへの投資拡大
サポート力の強化 3. 社会的意義のある投資対象の開拓
4. 不動産を中心としたオルタナティブ投資商品の拡大 4. 運用力の更なる進化による投資リターンの追及

その他(大和総研グループ) その他(大和ネクスト銀行)
1. ハイブリッド型総合証券グループのシンクタンクとして、 1. 証銀連携による顧客本位の商品・サービス展開
グループ連携によるビジネス強化へ貢献 2. グループ全体の将来的な収益基盤構築に向けた
2. デジタル化の加速による不透明な未来の道標となる経済・金融に 仕組み作り
おける先見性の高い情報発信 3. 市場環境の変化に即応可能なポートフォリオ運営
3. お客様のビジネスへ貢献する、競争力のあるソリューションを 4. 健全な利益の確保を通じた持続的成長
スピーディに提供
4. 先端技術の活用による「新たな価値」の創出を通じたビジネスの拡大
®
※ NPS は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標となっております。

<お問い合わせ先>大和証券グループ本社 広報部 山村・青山・上岡・橋本(Tel.03-5555-1165) 以 上

5682