欧州評議会開発銀行が発行するソーシャル・インクルージョン・ボンド引受けのお知らせ

2023 年 10 月 12 日
各 位
株式会社大和証券グループ本社


欧州評議会開発銀行が発行する
ソーシャル・インクルージョン・ボンド引受けのお知らせ

このたび株式会社大和証券グループ本社傘下の大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパリミテッ
ドは、欧州評議会開発銀行(格付 S&P: AAA /Moody’s: Aaa /Fitch: AAA)(Council of Europe
Development Bank、以下「CEB」
)のソーシャル・インクルージョン・ボンド(以下「当債券」(※1)の

引受け主幹事を務めましたので、その概要についてお知らせいたします。当債券は全額大樹生命保険株
式会社様にご購入頂きました。
(※1)発行体の定める社会的課題解決を目的とする資金使途に限定した債券



CEB は 1956 年に欧州評議会が設立した国際開発銀行で、移民や難民、女性、子供など社会的に弱い立
場にある人々の生活環境の改善に貢献しています。最新の戦略的枠組みである「Strategic Framework
2023-2027」によると、CEB の使命は、社会的に弱い立場にある人々に対する支援プロジェクトへの融資
を通じて、欧州における社会的な団結を促進することと定義されています。また、ジェンダー平等など分
野横断的に配慮すべき点は、CEB による全ての活動の指針となるとされています。


当債券は、CEB が策定するソーシャル・インクルージョンボンド・フレームワークに則り、低所得者向
け社会住宅(※2)
、教育・職業訓練、医療・福祉、雇用創出・維持のための中小企業支援などに関する融
資に充当されます。
(※2)住宅協会や自治体が経営管理する住宅




【当債券の概要】
発行体 欧州評議会開発銀行

格付 AAA(S&P) / Aaa(Moody’s) / AAA(Fitch)
発行総額 40 百万豪ドル

償還期間 15 年
【CEB が取り組むプロジェクト事例】
■アフターコロナにおけるマイクロクレジットプロジェクト
女性や若い起業家、低所得者層や移民の背景を持つ人々等の社会的に
弱い立場にある人々は、従来の銀行システムへのアクセスが限られてい
ます。CEB は、特にジェンダー不平等の改善に焦点を当てたマイクロク
レジット(※3)を提供することで、支援を行っています。
(※3)社会的に弱い立場にある人々に対し、無担保・低金利で小口融資を行う手法



*上記プロジェクトは、事例のご紹介のみを目的としており、当債券により調達さ

れた資金の活用を上記プロジェクト又はその分野に限定するものではありません。



©CEB


【大和証券グループについて】
大和証券グループは、経営ビジョン「2030Vision」に掲げる「貯蓄から SDGs へ」をコアコンセプトに、
資金循環の仕組みづくりを通じた SDGs の実現を目指します。ステークホルダーの皆様と共に、SDGs や
ESG に資する取組みを通じた中長期的な企業価値の向上及びサステナブルで豊かな社会の創造に努めて
まいります。


(ご参考)大和証券グループのサステナビリティに関する取組み:
https://www.daiwa-grp.jp/sustainability/?cid=ad_eir_sdgspress
以 上

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