JFEエンジニアリング株式会社との協業による中国・オイルスラッジ処理事業への参入について

2020 年 12 月 24 日
各 位
会 社 名 東京センチュリー株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 野 上 誠
(コード番号 8439 東証 1 部)
問合せ先 広 報 I R部 長 山 下 圭 輔
(TEL03-5209-6710)




JFE エンジニアリング株式会社との協業による中国・オイルスラッジ処理事業への参入について


当社は、JFE エンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大下元、以下「JFE エンジニアリング」)と、
北京和栄工程技術有限公司(董事長:周渊博、本社:北京市、以下「北京和栄工程技術」)の 3 社で合弁会社を設立し、中国国
内においてオイルスラッジ処理事業(以下「本事業」)を開始することで合意いたしました。





当社と JFE エンジニアリングは、これまでも幅広い分野で協働して事業を展開しており、主に太陽光発電設備や省エネ設備
をはじめとした環境・社会インフラ分野を中心に、協業を推進してまいりました。2019 年 10 月には新たな事業フィールドの創出
を目指して、両社で共同投資ビークルを設立し、革新的な技術を有する企業への投資も開始しております。


今般、JFE エンジニアリングと共に事業パートナーとなる北京和栄工程技術は、中国の大手エンジニアリング会社であり、製
油所内における豊富な工事実績を有しております。JFE エンジニアリングが有する廃棄物処理事業のノウハウ、北京和栄工程
技術の中国における実績、当社の『金融×サービス×事業』などの独自の金融・サービスが融合することにより、競争優位性を
有する事業展開が可能と考えております。


オイルスラッジは、石油タンク等の底部に堆積する油分等の沈殿物で、中国では従来、排出事業者による貯蔵、埋立や産業
廃棄物として焼却処分されてきましたが、2014 年の中国環境保護法(※)改正以降、環境に配慮した処理方法のニーズが高ま
っております。当事業では、処理プラントによりオイルスラッジをオイル、水分、固形物に分離し、これまで再利用が困難であっ
たオイルスラッジの資源循環を可能とします。また、オイルスラッジを分離・減容化することにより焼却処理した際の CO2 排出
量を削減し、コストも安価に抑えることが可能となります。


当社は、新・第四次中期経営計画における国内リース事業分野の重要テーマに「リースビジネスのバリューアップと共創ビジ
ネスの加速」を掲げており、今回の JFE エンジニアリング、北京和栄工程技術との共同事業は、この重要テーマの進展に貢献
していくものとなります。当社は本事業を通じて、JFE エンジニアリングとの連携を強化するとともに、持続可能な資源利用への
対応など、社会課題の解決に貢献する事業を推進してまいります。




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【合弁会社概要】


(1)開設日 2021 年 2 月(予定)

(2)社名 北京和栄富盛環保科技有限公司

(3)董事長 周渊博

(4)主な事業内容 製油所・油井等から排出されるオイルスラッジの処理事業

(5)出資比率 北京和栄工程技術有限公司 66%

JFE エンジニアリング(株) 17%

東京センチュリー(株) 17%


※環境保護法:1979 年に試行法制定、1989 年に再制定。大気や水、土壌に対する環境保護の基本理念及び法令違反に対す
る罰則規定が定められている。2014 年の改正では、環境汚染事業者に対する罰則の強化や違反企業の責任者個人に対する
厳しい罰則規定が定められた。



以 上




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