阪急阪神百貨店、環境省「グッドライフアワード」で初受賞

2023年12月27日
報道関係各位
株式会社阪急阪神百貨店
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社



阪急阪神百貨店、環境省「グッドライフアワード」で初受賞
~「環境社会イノベーション賞」に選ばれました~

エイチ・ツー・オー リテイリンググループの株式会社阪急阪神百貨店(大阪市北区、山口俊比古社
長)は、12月2日、環境省が主催する「第11回グッドライフアワード」の実行委員会特別賞「環
境社会イノベーション賞」を受賞しましたのでお知らせします。
阪急阪神百貨店は、2020年から岡山県真庭市と協業し、同市で存続の危機にある地域の環境保
全活動や、地域資源を無駄なく使い切る文化をブランド化して次の世代に継承することを目指す取り
組み「GREENable(グリーナブル) 」を進めてきました。環境省が提唱する「地域循環共生
圏」
(※) を具現化する取り組みとして同省と連携し、また活動拠点となる大山隠岐国立公園蒜山高原
の高付加価値化に寄与してきたことが評価され、2022年3月には、百貨店として初めて環境省と
「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を締結しました。
そして、2023年4月、阪急うめだ本店に「人と自然の共生」をテーマにしたワールド「GRE
EN AGE」がオープンしました。商品のレンタルやリペア、リセールなどにも取り組み、循環型経
済の実装を推進する同ワールドとGREENableを連携させて「地域と都市」を結び、都市生活
者の共感を生み出したことによって都市から地域への新たな人流を創出した点が革新的だと評価さ
れ、今回の受賞に至りました。
今後は、真庭市や同市の大山隠岐国立公園での活動を充実させる一方、国立公園が所在する他地域
の自治体とも連携を図り、GREENableの活動をさらに広げていきます。

(※)地域資源を活用して環境・経済・社会を良くしていく事業を生み出し続けることで地域課題を解決し続け、自立した地域をつく
るとともに、地域の個性を活かして地域同士が支え合うネットワークを形成する「自立・分散型社会」を示す考え方です。




「第11回グッドライフアワード」のメインビジュアル 表彰式の様子


【グッドライフアワードとは】
環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わ
る活動や取り組みを募集して紹介、表彰し、活動や社会を活性化するための情報交換などを支援して
いくプロジェクトです。
環境省は、持続可能な循環型社会の実現に向け、世界共通の目標である SDGs のもと、 「地域循環共
生圏」をローカル SDGs と位置づけています。そして、普及啓発と自立分散型社会形成サポートの両
面から取り組んでおり、ローカル SDGs の理念を具現化した取り組みを同賞で表彰、周知します。
(環境省発表資料)https://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/goodlifeaward/index.html


<本件に関する報道お問い合わせ先>

エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:06-6367-3181
【GREENableとは】
「人と自然が共生する、洗練された持続可能なライフスタイル」を提
案するコミュニティブランドです。真庭市が大山隠岐国立公園近接地に
設立した施設「GREENable HIRUZEN」
(建築家 隈研吾氏
設計)に拠点を構えています。阪急阪神百貨店が培ってきた感性と、地
方が持つ豊かな自然や文化を組み合わせ、「自然と共生する暮らし」を提
供するコンテンツを開発支援します。そして、「地方と都市」「産・官・
学」など業界・業態を超えた共創に挑戦しています。
「GREENable」のメインビジュアル

・GREENableブランドの商品開発
地域事業者の取り組みに伴走し、今まで見過ごされていた地域資源を
活用し、新たな価値を創造しています。同社が持つ都市型小売店の知見
と、地域に受け継がれる産業をGREENableの理念でつなぎ、ジ
ェラート、日本酒、味噌、酢、地ビール、ぽん酢などの開発をサポート
してきました。
特に、ジェラートは真庭市の南北の事業者および産品をつなぎ、資源
の地域内循環を加速させました。また、ぽん酢は「第14回調味料選手 GREENableブランドのジェラート
権」
(一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が開催)のぽん酢部門で最優秀
賞を受賞するなど、GREENableの評価は向上しています。

・体験アクティビティの開発および実施
2022年8月からは、GREENable HIRUZENを拠点
に、地域の自然環境保全に取り組む体験アクティビティを開発し実施し
ています。自然を楽しみながら参加することで自然からの恩恵、その価
値を実感し、週末のレジャーのように環境保全活動に参加する文化の定
着を目指しています。
現在は、
「草原を守る山焼き体験」や「草原を生かす茅刈り体験」「ト

レイルランナーと協賛企業社員による登山道整備」など、計25個のメ
草原を守る山焼き体験の様子
ニューを実施しています。

・店舗との連携強化
2024年1月10~16日の期間は、博多阪急(博多市)で「SA
VE THE ASO」と題したイベントを開催します。阿蘇高原のある
阿蘇くじゅう国立公園(熊本県阿蘇市)は、同店から車で約2時間少々
の距離にあり、博多に住まう人々にとって身近な国立公園です。
パネル展示で阿蘇高原の歴史や役割、今抱える問題を伝えるほか、魅
力や実態、保全活動についてのトークショーも行います。「GREENa
ble」の活動で得たノウハウを生かし、地域と都市をつなぎ「人と自
阿蘇くじゅう国立公園の様子
然の共生」を提案します。

【GREEN AGEとは】
阪急うめだ本店(大阪市) に2023年4月にオープンした、
「人と自
然の共生」をコンセプトに、コロナ禍を経てより強くなった「サステナ
ブルな暮らしをしたい」「おしゃれを楽しみながら環境に配慮したい」と
いったお客様のニーズにお応えするワールドです。
2つのゾーンに、ラグジュアリー、ファション・スポーツ、ヘルス&
ビューティー、ライフスタイルのブランドが垣根なく共存し、ファッシ
ョンをはじめ化粧品や雑貨、フード、アウトドア用品など、多彩なアイ
GREEN AGEの様子
テムがそろいます。

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