5G通信部品用ガラスフリットの製品出荷を開始

2020 年 12 月 14 日
各 位

会 社 名 岡本硝子株式会社
代表者名 代表取締役会長兼社長 岡本 毅
(JASDAQ・コード 7746)
問合せ先 IR 担当部長 風間 卓
電 話 04-7137-3111


5G 通信部品用ガラスフリットの製品出荷を開始


当社は、5G 通信の使用帯域である Sub6 帯、ミリ波帯で使用可能な低温焼成基板(LTCC)用ガラスフリッ
トの製品出荷を 12 月中旬に開始したことをお知らせいたします。

1. 5G 通信部品用ガラスフリットについて
5G 通信は、6GHz 未満の sub6 帯、30GH~300GHz のミリ波帯の周波数帯域を使います。
いずれも、4G 通信に使われる周波数帯域よりも高周波であり、5G 通信部品用ガラスフリットは、低誘電
率・低誘電損失の周波数特性が求められます。
当社製 5G 通信部品用ガラスフリット(特許出願中)は、Sub6 帯、ミリ波帯のいずれでも低誘電率・低誘
電損失を有するため、5G 通信の基地局通信デバイスやモバイル端末の電子部品の基板材料として広く適用
が可能です。


2. 今般の出荷について
ガラスフリットは、セラミック粉末などと混合してスラリーにした後、シート成形機にかけられグリーン
シートとなります。グリーンシートに導体ペーストで回路パターンを印刷し、そうして造られた印刷済グリ
ーンシートを積層し焼結することで、チップインダクタを始めとする電子部品が製造されます。
当社は、ガラスフリット及びグリーンシート両方の形態での販売を計画していますが、今般、ガラスフリ
ットでの製品出荷を開始いたしました。
以 上




電子部品を支えるミクロなガラス

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