「がん等疾患診断に資する健康管理パラメーターの探索」に関する共同研究契約に伴う秋田大学取得特許の優先実施権行使について

2021 年 9 月 6 日
各 位
会 社 名 プレシジョン・システム・サイエンス株式会社
代表者名 代 表 取 締役 社 長 田島 秀二
(コード番号:7707 東証マザーズ)
問合せ先 取 締 役 総 務 部 長 田中 英樹
(TEL 047-303-4800 http://www.pss.co.jp/)


「がん等疾患診断に資する健康管理パラメーターの探索」に関する共同研究契約に伴う秋田
大学取得特許の優先実施権行使について

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社(以下 PSS、本社:千葉県松戸市)及びエヌ
ピーエス株式会社(以下 NPS、本社:秋田県大館市)は、秋田大学大学院医学系研究科形態解
析学・器官構造学講座 明石 英雄助教らが保有する技術を応用した病気診断方法の確立を目指
し、明石 英雄助教と 2020 年度より共同研究を行っています。
このたび、PSS 及び NPS は、秋田大学との契約に基づき、明石 英雄助教らが取得された PCR
を利用したヒトゲノム DNA 検出方法に関する特許の優先実施権の行使を秋田大学に通知し、
事業化を進めることにいたしましたので、ご報告いたします。


(特許情報)
登録番号 :特許第 6892695 号
出願人 :国立大学法人秋田大学
発明の名称 :ヒトゲノム DNA 検出方法
特許取得日 :2021 年 6 月 1 日
発明者 :秋田大学大学院医学系研究科 明石 英雄ら


PCR を用いたヒトゲノム検出方法は以前からありましたが、従来技術では感度が低く、また、
他の生物の DNA が混在すると正確な検出ができない等の弱点がありました。明石助教らの技術
は、これらの課題を解決した優れた感度と特異性を持っており、病気の診断等の医学分野での
応用の可能性の他、人類学や法医学分野等の幅広い分野への展開の可能性が考えられます。PSS
及び NPS は、コロナ禍で急速に普及した定量 PCR 装置の用途を拡大し、健康管理の需要を満た
す可能性を有する本技術を活かし、明石助教と共同で、新たな事業展開を目指します。具体的
には、全自動 PCR 装置(ジーンリードエイト等)を用いてヒト血中 cfDNA の量及びサイズ変動
の正確な測定方法を確立し、この測定結果に基づくがん等の疾患の診断につながる健康管理パ
ラメーター候補の探索を行います。


本共同研究は以下の助成金に採択されています。
令和 2 年度 秋田県社会課題解決型研究支援事業
令和 3 年度 国立研究開発法人科学技術振興機構( JST A STEP トライアウト)
令和 3~5 年度 独立行政法人日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究 (C)


なお、本共同研究契約に伴う当期における PSS の本年度業績への影響は軽微です。


以上

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