環境問題・食料不足に一手 “メーカー商社”のノウハウを結集!陸上養殖設備の開発・実証実験を開始

NEWS RELEASE


報道関係者各位
2023 年 10 月 4 日(水)
リックス株式会社
代表取締役社長執行役員 安井 卓
(証券コード:7525 東証プライム市場 / 福証 上場)


環境問題・食料不足に一手
“メーカー商社”のノウハウを結集!陸上養殖設備の開発・実証実験を開始


国内外の産業界を下支えする”メーカー商社”であるリックス株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役
社長執行役員 安井 卓、以下 当社)はこの度、陸上養殖設備の開発・実証試験を開始したことをお知らせ
いたします。




Point
 創業 115 年の”メーカー商社”がノウハウを結集し、完全閉鎖循環式陸上養殖設備の開発を開始。
 陸上養殖設備により、複数の社会課題(環境/食料)の解決に貢献。


■開発に至った背景・社会課題
近年、大気中の二酸化炭素が海中に溶け込む現象が発生して海水の pH 濃度が低下することで、植物/動
物プランクトンが生息・繁殖しにくい環境となり、漁獲量減少につながっています。海面での養殖につい
ては、排出された魚のフンや残餌などが海底に蓄積・ヘドロ化し、大きな環境負荷がかかっている状況で
す。また、海面養殖は赤潮の影響を直に受けるため、大量発生するプランクトンにより、水中酸素濃度が
低下し、魚が大量死する場合があります。これらの環境汚染や漁獲量減少などは、将来の環境問題や食糧
問題の危機を引き起こす可能性があります。


■開発中の当社 陸上養殖設備の特徴
1. 完全閉鎖循環式陸上養殖設備のため水替えは必要無し。1 年ごとに換水することで人工海水の使用
量を大幅に削減。※自然蒸発による飼育水の減少は、地下水で補う事を推奨。
2. 魚の糞や餌の食べ残しは、1 次スクリーンで除去し、酵素分解で処理。廃棄物を大幅に低減。
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3. 赤潮や自然災害などの影響を受けない為、安定した操業が実現可能。
4. 完全養殖で産卵させた稚魚を、加熱処理した配合飼料で育成させるため、アニサキスなどの食中毒
の発生が極めて低く、安心安全な魚の育成が可能。


当社は産業界に貢献する”メーカー商社”という業態で活動しており、創業 115 年の歴史の中で流体関連
機器の技術やノウハウを培ってきました。また、海水に強い FRP ポンプや、ポンプを制御するインバー
ター、フィルターなど、陸上養殖設備に関する機器を当社グループ内で取り扱っています。そのような当
社のノウハウを結集することで、漁獲量減少、赤潮発生、食料不足などの社会課題を解決するための陸上
養殖設備の開発を進めていきます。


■仕様




円形大型水槽(5~250 トン水槽 4~10 槽)
対象魚:マサバ、真鯛、サーモン、カワハギなど


■実証実験中の様子(動画)
https://youtu.be/1RkF-eNhF_U?si=rq7XJRJcejH2PHza


■当社について
当社は、鉄鋼、自動車、電子・半導体、ゴム・タイヤ、工作機械、環境、紙パルプ、高機能材、食品業
界向けに、産業機械や部品・サービスを提供しているメーカー商社です。


企業名:リックス株式会社
本社所在地:福岡県福岡市博多区山王 1 丁目 15 番 15 号
創業:1907 年(明治 40 年)10 月
代表者:代表取締役社長執行役員 安井 卓
証券コード:7525(東証プライム / 福証 上場)
当社 HP: https://www.rix.co.jp/
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【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
リックス株式会社 IR・広報グループ
電話:092-472-7311 メールアドレス:irkoho@rix.co.jp

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