三菱ケミカルのプラスチック油化事業への原料プラスチック供給について

NEWS RELEASE
2021 年7月 21 日
株式会社リファインバースグループ
代表者:代表取締役社長 越智 晶
(証券コード:7375 東証マザーズ)



三菱ケミカルのプラスチック油化事業への原料プラスチック供給について


株式会社リファインバースグループ(本社:東京都中央区/代表取締役社長:越智晶)の
100%子会社であるリファインバース株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役社長:越智
晶)は、三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:和賀昌之)と、
三菱ケミカルの廃プラスチックをリサイクルするプラスチック油化事業への原料プラスチック供給について基
本合意書を締結しました。


日本では年間約 850 万トンの廃プラスチックが発生していますが、廃プラスチックを粉砕・分離・溶
融などにより再びプラスチックを製造する「マテリアルリサイクル」という手法で再生されているのは、国内では
発生量のうちの 1 割強に過ぎず、6 割以上の廃プラスチックは燃料化・発電焼却といったサーマルリカ
バリーにより処理されています。サーキュラーエコノミーやカーボンニュートラルの実現に向けて資源循環の
推進が求められてきた一方、マテリアルリサイクルでは技術的・品質的課題から処理量が限定されてい
ました。
これに対し三菱ケミカルでは、「ケミカルリサイクル」と呼ばれる手法で廃プラスチックを油化し、新たな
化学製品やプラスチックの原料として活用します。このケミカルリサイクルで作られた製品は、従来の石
油由来原料と同等の原料として、再びプラスチック製品化されます。また、マテリアルリサイクルよりも幅
広い廃プラスチックの再生が可能となります。原料プラスチック製造・供給は 2023 年の開始を予定し
ており、本合意に基づき三菱ケミカル社と連携し、ケミカルリサイクルに適した廃プラ原料の品質要件の
定義や回収網・安定供給体制の構築を進めてまいります。
当社では最大供給量 2 万トンとした回収網の構築、原料化拠点の新設・原料化設備への投資
など、新規事業としての立ち上げを進めてまいります。また、様々な場所で発生している多種多様な廃
プラスチックをケミカルリサイクル原料として活用していくために、従来の廃プラスチックのサプライチェーンとは
異なる新しいサプライチェーンの構築も視野に、幅広い業種との連携も積極的に取り組んでまいります。
2022 年 6 月期以降の業績に与える影響は軽微であると考えておりますが、業績に重大な影響を
与える事象が生じた場合には、速やかに開示いたします。


当社では従来行ってきたカーペットや漁網のマテリアルリサイクルに加えてケミカルリサイクル事業へ参
画することで、より多様な廃プラスチックを資源として活用する道を開きサーキュラーエコノミーの推進に
貢献してまいります。




お問合せ:経営企画部
電話:03-5643-7890

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