推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の拡大に向けた包括的なエンタメテック事業の開始に関するお知らせ

2023 年8月 28 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 東 京 通 信 グ ル ー プ
代表者名 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
(コード番号:7359 東証グロース市場)
問合せ先 取 締 役 C F O 赤堀 政彦
(TEL.03-6452-4523)




推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の拡大に向けた
包括的なエンタメテック事業の開始に関するお知らせ




当社グループは、推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の拡大に向け、アイドル・タレ
ント・アーティスト活動をワンストップで支援する包括体なエンタメテック事業を開始することを以下のと
おりお知らせいたします。


1.本件の内容及び背景
(1)本件の内容
当社子会社の株式会社パルマは、ファンレターに関してデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)
の可能性を検討し、アーティストとファンの間において双方向のコミュニケーションを実現する推し活×メ
ッセージアプリ「B4ND」のβ版アプリを 2023 年2月にリリースしております。現在は、2023 年9月1日の
正式版のリリースに向けた機能開発と並行して、参画アーティストの拡大に向け、芸能プロダクションへの
ニーズヒアリングとリレーション構築を行っておりますが、ヒアリングの中でファンレターDX のニーズに加
えて、「ファンビジネスを包括的にワンストップで運営してほしい」というニーズを確認しております。
これらの推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミーの市場成長性と芸能プロダクションからのニ
ーズを踏まえ、当該市場の成長を支援するためにはワンストップでマネジメントできるインフラ構築が必要
であるという結論に至り、2023 年8月下旬から当社連結子会社の株式会社 TeT にてファンクラブサービスや
EC の構築、運営等の支援を開始いたします。
今後は、「エンタメテック事業」として、当社経営陣の芸能関係やファンビジネス領域の経験や業界との
リレーションを活用し、推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域において、包括的にビジネ
スを運営してまいります。


(2)本件の背景(環境認識)
新型コロナウイルスの流行を契機として、リモートワークの推進による通勤時間の短縮やクラウドサービ
スの普及に伴い労働生産性が向上することで人々の可処分時間は増え、それに伴い、クリエイター活動に参



画する人は増加し、子どものなりたい職業ランキングに YouTuber がランクインするなど、クリエイターに注
目が集まっております※1。さらに、ChatGPT などの AI テクノロジーの活用により既存の労働が AI に代替
された場合、個々人の可処分時間とクリエイターとして活動する人口が一層増加すると予想されます。
他方、エンターテインメントのあり方は、メタバースや NFT といった Web3.0 領域を活用した体験価値の向
上・拡張が求められます。中でも、推し活領域では 2030 年にオタク人口の割合が 40%に到達すると予想さ
れ※2、投げ銭文化をはじめとしてクリエイターエコノミーの市場は急成長しており、2021 年の国内クリエ
イターエコノミーの市場規模は 1 兆 3,574 億円に対し、2034 年には 10 兆円を超え、国内クリエイター数も
3,000 万人を上回ると予想されます※1。


※1.(出典)三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング「国内クリエイターエコノミーに関する調査」(2022)

※2.(出典)株式会社矢野経済研究所「2022 クールジャパンマーケット/オタク市場の徹底研究~消費者調査編~」



2.推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の具体的な構想
推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミーの市場成長性と芸能プロダクションからのニーズを踏
まえ、以下サービスを構想しております。


(参考)




3.
「エンタメテック事業」について
「2.推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の具体的な構想」から、まずはグループ全
体で取り組む「エンタメテック事業」として、以下サービスを随時展開してまいります。


① コミュニケーションサービス / B4ND(ビヨンド)の運営
② ファンクラブ構築・支援 / ファンクラブサービス運営・EC 展開・「IDOL3.0 PROJECT」※支援
③ そのほかの既存事業とのシナジーを模索





(連結子会社情報)
株式会社パルマ
事業内容 ヘルステックサービス「OWN.」
、推し活×メッセージアプリ「B4ND」の運営
所在地 東京都港区六本木 3 丁目 2-1 住友不動産六本木グランドタワー 22 階
代表 代表取締役 長谷川 智耶
資本金 9,000 千円
ホームページ URL https://perma-tt.co.jp/
株式会社 TeT
事業内容 ファンクラブ構築、支援事業
所在地 東京都港区六本木 3 丁目 2-1 住友不動産六本木グランドタワー 22 階
代表 代表取締役 古屋 佑樹
資本金 1,000 千円
ホームページ URL https://t-e-t.co.jp/


※「IDOL3.0 PROJECT」は、株式会社オーバースが運営し、48 グループや坂道シリーズなど国民的アイドルグループを手

がけてきた秋元康氏が総合プロデューサーを務める「従来のアイドル像にとらわれず、リアルとバーチャルを行き来する

アイドル」プロジェクトです。





4.今後の見通し
今後は、推し活・ファンビジネス・クリエイターエコノミー領域の当社経済圏の拡大に向け、当該市場を
支援するワンストップサービスを提供する方針であり、当該領域にてサービスを運営する企業等の M&A も視
野にいれております。なお、本件に伴う業績への影響は軽微であります。
以上





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