金融教育の一歩先へ。 “ファイナンシャル・ウェルビーイング”を実現するプログラム 「ブロっこり」を企業従業員向けに提供開始

2022 年8月 10 日
各 位
会社名 ブロードマインド株式会社
代表者名 代表取締役社長 伊藤 清
(コード番号:7343 東証グロース)
問合せ先 取締役 鵜沢 敬太
(TEL 03-6687-1318)



金融教育の一歩先へ。

“ファイナンシャル・ウェルビーイング”を実現するプログラム

「ブロっこり」を企業従業員向けに提供開始


「金融の力を解き放つ」をパーパスに掲げ、保険・証券・住宅ローンと複数の金融商品を横断して1社で
取り扱い、人々のライフプラン実現をサポートするブロードマインド株式会社(本社:東京都渋谷区 代表
取締役社長:伊藤清 証券コード:7343 以下:当社)は、この度、健康経営を包含する概念であるウェル
ビーイングを構成する要素のうち「ファイナンシャル・ウェルビーイング」に焦点を当てたプログラム「ブ
ロっこり」を開発、企業従業員向けに本日より提供を開始いたします。
日本でも金融教育の重要性が高まるなか、単なる金融の知識習得に留まらず、実践力の向上、更には適切
な金融行動の習慣化まで能動的にサポートすることで、真にファイナンシャル・ウェルビーイングな状態へ
導くことを目指します。
■「ウェルビーイング」の概念について
ウェルビーイングとは、健康経営を包含するものとして近年注目される概念です。人が身体的・精神
的・社会的に“満たされた状態”であること※1、つまり「幸福」と同義とされており、近年では「ウェル
ビーイング経営 = 従業員のウェルビーイングを高めることを目的とした経営」も注目されつつあります。
ウェルビーイングについて調査している米 Gallup 社の定義によれば、ウェルビーイングの構成要素とし
て、①Career Well-being(キャリア ウェルビーイング)、②Social Well-being(ソーシャル ウェルビー
イング)
、③Financial Well-being(ファイナンシャル ウェルビーイング)、④Physical Well-being(フ
ィジカル ウェルビーイング)
、⑤Community Well-being(コミュニティ ウェルビーイング)
の 5 つを掲げています※2。欧米では、このうちファイナンシャル・ウェルビーイングに関心が高まってい
ます。


※1:世界保健機構/憲章全文より https://www.who.int/about/governance/constitution

※2:Gallup”The Five Essential Elements of Well-being”

https://www.gallup.com/workplace/237020/five-essential-elements.aspx




■業務生産性の観点でも注目される「ファイナンシャル・ウェルビーイング」
OECD の調査によると、加盟国において住宅価格や教育費が上昇する一方で所得は伸び悩み、中間層を中
心に経済的な不安が高まっています※3。特に欧米では、経済的な不安・ストレスが及ぼす業務生産性の低
下が指摘されており、例えば英国では、従業員の経済的ストレスにより業務生産性が低下することで、年
間約 1,200 億ポンド・1,700 万時間以上にも及ぶ経済的損失が生じているとされています※4。また、米国で
は4人に3人以上が経済的不安により生産性への影響を実感していると回答しており、そのうち4人に1
人は生産性の低下が深刻という調査結果も出ています※5。
このような結果からも分かるように経済的な不安が及ぼす生産性への影響は大きく、国民の経済的な健
全性確保に向けた取り組みを国家戦略として位置づけるほか、民間企業がファイナンシャル・ウェルビー
イング向上支援のサービスを提供したりと、様々な施策が講じられるほど社会的な問題と捉えられていま
す。


※3:OECD ”Under Pressure:The Squeezed Middle Class” 01.May.2019

※4:Money & Pensions Service " The UK Strategy for Financial Wellbeing 2020-2030"

※5:PWC “2022 PWC Employee Financial Wellness Survey”




■日本国内における状況
近年日本で関心の高まっている「健康経営」は、主に従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略
的に実践することを指しています。従業員への健康投資を行うことで生産性向上など組織の活性化をもた
らし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されています。このような背景により、健康増進の
施策を導入する企業や健康経営優良法人の認定企業も増加傾向にあります※6。
一方で生産性向上には、健康経営で対象になっている身体的な健康だけでなく、経済的な健康(不安の
緩和・解消)も影響することが指摘されています。ウイリス・タワーズワトソン社の「経済的健康・身体
的健康とエンゲージメントの関係」に関する GBA 調査によると、健康上の問題がある方に対し、経済的な
心配がある方の生産性への影響は同等以上にあることが明らかになっており、生産性向上という観点にお
いては従業員のファイナンシャル・ウェルビーイングの向上も重要であると言えます。


図表 1:健康問題と経済的不安の生産性への影響※7




※6:経済産業省ヘルスケア産業課「健康経営の推進について」令和 3 年 10 月

※7:ウイリス・タワーズワトソン GBA 調査/経済的健康・身体的健康とエンゲージメントの関係より一部抜粋

https://www.wtwco.com/ja-JP/Insights/2020/01/hcb-nl-january-kinugasa



日本国内における金融教育の重要性の高まりを受け、金融知識の習得機会は徐々に増加しており、学校
教育への導入が開始されたほか、金融機関や業界団体が主導しながら企業向けにコンテンツを提供するケ
ースも増えています。しかしながら、セミナーなどの単発で終わってしまうものが多い・教科書的に学ん
だ知識をご自身の場合どのように活用すべきか分からない・そもそも一部の金融に関心の高い人にしかコ
ンテンツが届かないなどの理由から、企業経営における全社的な生産性向上という観点からは効果が限定
的となる可能性があるほか、そもそも従業員が経済的な不安から解放される状態(=ファイナンシャル・
ウェルビーイング)になるには十分ではないケースが多くあると考えられます。
当社は、真にファイナンシャル・ウェルビーイングの状態になるためには、金融リテラシーの向上(金
融知識と活用方法が分かっていること)だけでなく、資産形成のための収支管理が継続的に出来ること、
人生設計(ライフプランニング)をもとに長期的視点で資産計画が立てられること、そして、生産性向上
という観点からは、これらが金融に対し関心の低い「本来学ぶべき従業員」にも広く定着するような仕掛
けも重要だと考え、ファイナンシャル・ウェルビーイングプログラム「ブロっこり」を開発いたしまし
た。
■ファイナンシャル・ウェルビーイングプログラム「ブロっこり」について
・サービス名:
「ブロっこり~“お金の健康”に自信をつけて笑顔いっぱいの未来を~」
・名前の由来:
「ブロードマインド+にっこり」欧米ではブロッコリーは健康を象徴する野菜とされていま
す。当プログラムを通じて受講者の経済的不安が緩和され、笑顔で人生を歩んで頂きたいという想いが
込められています。
・サービス内容:ブロっこりは動画コンテンツを中心としたラーニングプラットフォームを提供し、動画
視聴による知識習得を進めながら、「ファイナンシャルコーチ」と呼ばれる当社 FP がチャット等で個別
にコミュニケーションを取りながら受講者に伴走し、知識習得と習慣化を支援するサービスです。
当社では、ファイナンシャル・ウェルビーイングを「現在・将来にわたって経済的な健全性が確保さ
れている」
「人生を楽しむ選択肢が確保できている」状態と定義しています。そのため、特に関心の高い
「投資教育」にとどまらず、ライフステージの各段階で生じるファイナンシャルイベントにおいて最適
な金融行動が取れるよう、広範なテーマで包括的なプログラムを提供いたします。
具体的には ①金融リテラシー向上、②収支管理能力の向上と習慣化、③ライフプランニングスキルの
習得という3つの観点で構成され、一定期間をかけてプログラムを提供してまいりますが、各テーマで
「ファイナンシャルコーチ」が継続的、且つ、能動的にコミュニケーションを図り、受講者のモチベー
ション管理も行うことで無関心な層に対しても①~③の定着化・習慣化を目指します。


図表 2:ブロっこりの特徴
・金額:企業様ごとのカスタマイズに寄って異なります。詳細はお問い合わせください。
・サービスページ:https://www.biz-broccoli.jp




■今後の展望
導入企業様によっては、従業員の属性・ライフステージの違いにより、身につけるべき金融リテラシー
も異なるものと考えています。当面は①収支管理の習慣化に最適なキャリアステージの方、②特定のライ
フイベントを迎える方を想定したプログラム提供を中心に、導入企業様のニーズに応えながら提供してま
いります。
今期につきましては、数社の導入先企業様と共にプログラムのブラッシュアップを行うと同時に、
「ファ
イナンシャル・ウェルビーイング」そのものの認知活動等を通じて新市場の形成に寄与することを目指し
てまいります。その後、コンテンツの充実等を通じてより多くの企業様のニーズに応えながら拡販し、中
長期的な市場拡大を目指してまいります。
なお、
「ブロっこり」の料金体系につきましては、プログラム提供期間と受講者数に応じた月額料金制度
(サブスクリプション形式)としており、既存のフィナンシャルパートナー事業とは別の収益源として業
績に一定寄与すべく、中長期的な視点で事業としての成長も図ってまいります。
生活者 1 人ひとりに対する自助努力の要請に代表される社会的な背景を受け、生活者・企業問わず今後
も金融教育の必要性は高まっていくものと考えられます。当社では、ワンストップサービスの提供を通じ
て得られた家計・税・社会保障・金融経済や金融商品等に関する広範な知識・情報のほか、顧客に対する
深い知見を有している強みを活用しながら、今後も金融教育というテーマの中で幅広い対象を想定しなが
ら検討を進めてまいります。




<ブロードマインド株式会社について>
保険・証券・住宅ローンと複数の金融商品を横断して1社で取り扱うブロードマインドは、「金融の力を
解き放つ」をパーパスに掲げ、人々のライフプラン実現をサポートする金融サービス開発カンパニーです。
ワンストップ金融コンサルティング『マネプロ』や、コンサルタントと双方向のコミュニケーションが取れ
るライフプランシミュレーター『マネパス』など、これまでの金融業界の既成概念に囚われないサービスを
開発・提供しています。
これからもフィナンシャルパートナーとして“誰のための金融か”を問い続け、「あるべき姿の金融」を
社会に実装することを目指してまいります。


□会社名 :ブロードマインド株式会社(https://www.b-minded.com/)
□代表者 :代表取締役社長 伊藤 清
□本社所在地 :〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR 恵比寿ビル7F
□設立 :2002 年1月
□資本金 :5億 7,137 万円(2022 年3月末時点)
□主なサービス:
・ワンストップ金融コンサルティング「マネプロ」https://www.moneypro.jp/
・サブスク型 資 産 運 用 ・ 管 理 ア ド バ イ ス サ ー ビ ス 「 FP 顧 問 サ ー ビ ス 」 https://www.b-
minded.com/financial-advice/
・ライフプラン シミュレーター「マネパス」https://www.moneypass.jp/
・BtoC 特化 オンライン商談システム「ブロードトーク」https://www.b-minded.com/broadtalk/

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