株式会社きらぼしデジタルバンク設立準備会社の設立について

2020 年 10 月 30 日
各 位
会 社 名 株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループ
代表者名 代表取締役社長 渡邊 壽信
コード番号 7173 東証第一部
問合せ先 経営企画部長 安田 信幸
（TEL 03－6447－5799）

株式会社きらぼしデジタルバンク設立準備会社の設立について
～「対話を軸にした“金融にも強い総合サービス業”
」の新たなステージへ～

当社は、株式会社きらぼしデジタルバンク設立準備会社（代表取締役 田中 俊和、以下「準備
会社」といいます。
）を本日付で設立しましたので、下記のとおりお知らせいたします。準備会社
では、関係当局の許認可等を前提に、2021 年度中のデジタルバンク開業に向けて準備を進めてま
いります。
記

１． 準備会社の概要
会 社 名 株式会社きらぼしデジタルバンク設立準備会社
本店所在地 東京都港区南青山 3－10－43
代表者氏名 田中 俊和（きらぼし銀行取締役執行役員）
資 本 金 4 億 5 千万円
出 資比 率 株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループ 100％

２． 背景・目的
近年、生活面・ビジネス面であらゆるモノ・コトのデジタライゼーションが加速し、お
客さまの価値観やニーズ、コミュニケーション手段は多様化しております。また、新型コロ
ナウイルス感染症の影響によるデジタル化 オンライン化を前提にした新しい生活様式への
・
転換も相まって、金融機関はより一層お客さま一人ひとりに合った情報 商品 サービスを、
・ ・
最適な手段・タイミングで提供することが求められています。
このような環境において、東京圏を地盤とする地域金融機関である当社は、新たにデジ
タルバンクを設立することといたしました。グループ各社や行政を含む多様な外部機関と連
携することで、地域のデジタル化に貢献し、お客さまニーズを第一義とした金融・非金融を
問わないシームレスな総合サービスをスマートフォンアプリ 1 つで柔軟にご提供いたしま
す。
また、当社子会社の株式会社きらぼし銀行（代表取締役 渡邊 壽信、以下「きらぼし銀行」
といいます。
）と連携し、お客さま一人ひとりにきめ細やかに対応する、対面コンサルティング
サービスをデジタル面からサポートし、対面・非対面の高度なハイブリッド化による「対話を軸
にした“金融にも強い総合サービス業”
」の更なる進化を目指してまいります。
デジタルバンクの設立を機に、当社は企業文化、組織、職員の意識改革を含めたデジタルト
ランスフォーメーション（DX）を加速させ、
「新たな金融サービス・価値の創造」「徹底的な効
、
率化・高度化」「外部機関とのシームレスな連携」を実現してまいります。DX の推進により、
グループ全体の店舗戦略、店頭業務を含むリテール戦略等のビジネスモデルを再構築いたします。

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 ＜対面・非対面の高度なハイブリッドモデルの将来イメージ＞




３． お客さまとの共通価値の創造
デジタルバンク開設当初は、デジタルバンクの非対面サービスと、きらぼし銀行の対面サー
ビスの一体化により、シームレスなお客さま応対と総合サービス提供を実現し、高金利の預金の
提供、資金管理や日々の決済を便利にするサービスや、資産形成・資産運用サービスを充実させ
ることからスタートします。順次、お客さまの生活パートナーとして、デジタルを活用した新た
な資金調達手段や、金融・非金融を問わず日常生活に役立つ多様な提携サービスの提供にも取り
組み、お客さまの日常や思いに寄り添い、ひとつひとつの夢や希望を輝かせ、多様なライフスタ
イル・ライフプランを叶えるサポートを実現してまいります。また、行政や民間企業と連携する
HUB としての役割を果たし、地域内のお客さま同士を繋げ、新たな価値の創出及び地域の発展
に寄与します。

＜デジタルバンクの事業コンセプト及び提供商品・サービス全体像（案）＞

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４． デジタルバンクで採用するクラウドバンキングシステムについて
デジタルバンクでは、日本国内で 10 年間稼動実績のある株式会社 SBJ DNX のオープン系バ
ンキングシステムを採用し、アジャイルによる開発手法を取り入れることで、極めて短期間、低
コストでの導入を実現しております。また、
ハイブリットクラウド方式のサーバー運用を採用し、
従来と比較し運用の効率化・コストの抑制を図ります。積極的な API（※）開放等により、デ
ジタルトランスフォーメーションに適した柔軟なバンキングシステムの構築を目指します。更に、
将来的なグループ全体の基幹系システムの最適化も見据え、今後検討を進めてまいります。
株式会社 SBJ DNX は、韓国の大手銀行である新韓銀行の日本法人 株式会社 SBJ 銀行（代
表取締役社長 富屋 誠一郎）のシステム子会社です。国連が 2020 年 7 月に発表した「世界電子
政府ランキング」において韓国は世界 2 位となっており、社会全体が高度にデジタル化されて
います。そのような環境において、新韓銀行はデジタル技術を最大限活用した戦略と総合金融グ
ループとしてのサービス展開等により、海外 20 ヵ国に 157 拠点を有する等グローバルで事業を
展開し、持続的成長を実現しています。


※API（Application Programming Interface）とは、あるコンピュータプログラム（ソフトウェア）の機能や
管理するデータなどを、外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規
約のことです。



５． 株式会社 SBJ DNX との DX 戦略策定・推進に向けたコンサルティング契約の締結
当社はデジタルバンク設立をはじめとした、DX 戦略の策定・推進にあたり、株式会社 SBJ
DNX とコンサルティング契約を締結することを決定しました。新韓銀行、株式会社 SBJ 銀行の
先進的なデジタル戦略事例を積極的に取り入れ、当社全体の更なる DX に取り組んでまいります。


【株式会社 SBJ DNX の概要】
（１） 商 号： 株式会社 SBJ DNX
（２） 所 在 地： 東京都港区芝 5 丁目 36 番 7 号 三田ベルジュビル 7 階
（３） 事 業 内 容： システムの開発、運用および保守
（４） 代 表 者： 代表取締役社長 平岡 秀之
代 表 者： 代表取締役副社長 金 桂煥
（５） 資 本 金 等： 100 百万円
（６） 設立年月日： 2020 年 4 月 1 日
（７） 主要株主及び持株比率： 株式会社 SBJ 銀行 100%


以 上

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