がん経験者572名へのアンケート調査を公開

NEWS RELEASE
ＤＤ



2017 年 8 月 1 日
各 位
会 社 名 ライフネット生 命 保 険 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 岩瀬 大輔
（証券コード：7157 東証マザーズ）

ライフネット生命保険 がん経験者 572 名へのアンケート調査を公開
「日々の生活」「お金」「仕事」における悩みや実態
がん経験者が考える「働きやすい職場づくり」のアドバイスも公開

ライフネット生命保険株式会社 （URL：http://www.lifenet-seimei.co.jp/ 本社：東京都千代田区、代
表取締役社長：岩瀬大輔）は、この度、特定非営利活動法人キャンサーネットジャパンの協力を得て、
がん経験者 572 名にアンケート調査を実施しましたので、その調査結果をお知らせします。
本調査は、がんをご経験された方に「日々の生活」「お金」「仕事」などにおける悩みや実態について
調査したものですが、アンケートにご回答いただいたがん経験者の方々から、次のようなお声を多くい
ただきました。

 「こういったアンケートは非常に良いと思います。がん罹患者を抱える企業も増えてくると思
いますので、アンケート結果を踏まえ、企業倫理も変わっていくことを心より望んでいます」
（30 代・男性）
 「このような機会を通じ、がんサバイバーが日常生活を無理なく過ごせる環境ができること
を心から願っています」
（30 代・女性）
 「多くのがんサバイバーの声をどうぞ活かしてください」
（50 代・男性）


本調査結果が、企業や個人ががん経験者への理解を深めるきっかけとなり、がん経験者の皆さま
にとってより暮らしやすい、より働きやすい社会を創出するための一助になればうれしく思います。
なお、より詳細なデータをご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。


■■調査概要■■
■調査タイトル：「ライフネット生命保険 がん経験者572名へのアンケート調査」
■調査対象：がん罹患時に就労していたがん経験者572名
■調査方法：ウェブアンケート
■調査地域：全国
■調査実施時期：2017年6月
■調査協力団体：特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン


本件に関するお問い合わせ先
ライフネット生命保険株式会社 広報
TEL：03-5216-7900




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～アンケート調査結果概要～

～ 生活面 ～
■がん罹患時に感じた不安
 「再発や転移」への不安が 8 割。次いで「仕事」「家族への負担」「治療費」
 がん発覚時、未婚女性の 2 人に 1 人が「恋愛や結婚」に不安。「妊よう性」も 4 割が不安

■がん罹患後の生活での困りごと
 男性は、「食生活で困った」が最多。「医療情報の取得」も困りごとの上位に
 女性は、「外見ケア」や「買い物」で困るケースが多い

■生活全般において、がん経験者が求めるサポートサービス
 買い物・料理など「家事代行」への強いニーズ。“がん研修を受けたスタッフ”を望む声も
 「子どもの預かり」「通院送迎」「外見ケア」「治療と仕事の両立」への要望も

■サポートサービス利用のハードル
 がん経験者の過半数が「費用面が壁」と回答。「利便性」や「手続きの簡便さ」も重要


～ 経済面 ～
■がん罹患前後の収入差
 がん罹患後、「平均で 2 割収入が減少」という結果に
 職業別では、「派遣社員」や「パート・アルバイト」の収入減少率が高い
 罹患後に収入が減少した人の約半数が、「収入が半分以下」に。「収入ゼロ」も 2 割存在

■収入減少に至った理由
 収入減少の理由は、「休職」「業務量のセーブ」「退職」が TOP3

■収入減少後の経済面での困りごと
 2 人に 1 人が「医療費」「生活費」に困った
 子どものいる家庭では 4 割が「教育費」に困り、「習い事や進学を断念させてしまった」家庭も

■がん罹患後の公的制度の利用状況
 高額療養費制度の利用は 9 割。一方で、医療費控除の利用は 6 割にとどまる

■公的制度での金銭面の充足度
 全体平均では、金銭面が「足りた」「足りない」の割合はほぼ同等
 一方、自営業・自由業の 7 割、パートアルバイトの 6 割が「公的制度では不足」と回答


～ 仕事面 ～
■がん罹患後の仕事への意識変化
 4 人に 3 人が「ライフワークバランスへの意識が高まった」
 がんを経験したことで、「周りのスタッフへの気遣いも高まった」5 割

■企業のがん経験者への治療と仕事の両立支援 「制度」と「風土」
 勤務先で「サポート制度自体がなかった」4 割
 「制度があっても、利用できない雰囲気があった」3 割

■がん経験者が求める「働きやすい環境づくり」への改善や工夫
 がんは誰にでも罹りうるという意識改革や社内研修
 フレックスタイムや在宅ワークの導入などの制度作り

■がんであることのカミングアウト
 公表状況は「親」「兄弟（姉妹）」「パートナー」は 9 割
 周囲の理解や環境が整えば「職場の同僚にもカミングアウトしたい」8 割


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～アンケート調査結果詳細～

～ 生活面 ～
■がん罹患時に感じた不安
 「再発や転移」への不安が 8 割。次いで「仕事」「家族への負担」「治療費」
 がん発覚時、未婚女性の 2 人に 1 人が「恋愛や結婚」に不安。「妊よう性」も 4 割が不安
Q.がん罹患時に「不安」に思われたことをお選びください（複数回答可） Q.がん罹患時に「不安」に思われたことをお選びください（複数回答可）
全体（n=572） 未婚・子どもなし女性（n=159）
0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

再発や転移 82% 再発や転移 79%

仕事 58% 仕事 62%

家族への負担 55% 恋愛や結婚 53%

治療費 55% 治療費 53%

生活への制限 48% 治療方法 50%

治療方法 44% 生活への制限 49%

収入減少 40% 髪の毛の抜毛 42%

いつまで治療が続くか がん治療による
38% 40%
妊孕性（妊娠する力）低下

髪の毛の抜毛 31% 収入減少 39%

恋愛や結婚 20% いつまで治療が続くか 38%

がん治療による
妊孕性（妊娠する力）の低下
20% 家族への負担 30%

家族に理解してもらえるか 12% 家族に理解してもらえるか 11%



■がん罹患後の生活での困りごと
 男性は、「食生活で困った」が最多。「医療情報の取得」も困りごとの上位に
 女性は、「外見ケア」や「買い物」で困るケースが多い
Q.罹患後の生活で困られたことをお選びください（複数回答可） Q.罹患後の生活で困られたことをお選びください（複数回答可）
男性（n=116） 女性（n=456）
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 0% 10% 20% 30% 40% 50%

食生活への配慮 53% 治療や体調の相談 43%

治療や体調の相談 46% 外見ケア 43%

医療情報の取得 35% 買い物 39%

通院 34% 食生活への配慮 39%

生活費 28% 通院 37%

パートナー（恋人や配偶者）
24% 炊事 36%
とのコミュニケーション
親族
21% 医療情報の取得 31%
とのコミュニケーション

外見ケア 19% 掃除 28%
隣人・知人
18% 生活費 26%
とのコミュニケーション

育児 16% 洗濯 25%

隣人・知人
炊事 11% 24%
とのコミュニケーション
パートナー（恋人や配偶者）
買い物 11% 23%
とのコミュニケーション
親族
家にいることのストレス 11% 20%
とのコミュニケーション

掃除 9% 育児 19%

洗濯 7% 家にいることのストレス 18%



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■生活全般において、がん経験者が求めるサポートサービス
 買い物・料理支度「家事代行」への強いニーズ。“がん研修を受けたスタッフ”を望む声も
 「子どもの預かり」「通院送迎」「外見ケア」「治療と仕事の両立」への要望も
Q.家事や育児その他生活全般において、どのようなサポートサービスがあったら利用したいですか？
罹患時の
カテゴリ 性別 自由回答
年齢

家事のほとんどは家族が行うしかないため、家事を手伝ってもらえたら助かる。 我が家
家事 30 代 男性 は妻が、私の身の回りのこと、家事、子どもの世話を全て 1 人で行いつつ、フルタイム
で働いているため、妻が潰れたら何もかも回らなくなってしまう


家事 30 代 女性 1 週間分の野菜を切ってくれるだけでも助かります


がんについて勉強した方やサバイバーさんによる家事 買い物サポートなどがあればい
・
家事 40 代 女性
いと思います

治療中は体力がなく、買い物が負担。薬の副作用による味覚異常や食欲不振により、料
家事 40 代 女性
理が苦痛な時も。買い物や食事の準備の際、気軽に使えるサービスがあると良い

一人暮らしです。術後（退院後）のしばらくの間、重い物の持ち運びやお風呂の掃除な
家事 40 代 女性
どを手伝ってもらえたらと思います。例：買い物（お米・水等の重さのある物）

出産直後の再発で、上にも子どもがいたので、母親（私）の入院時だけでも保育園など
育児 30 代 女性
に預けたかったが、満員で預けられなかった

化学療法中の免疫低下時に、子どもが病気になったときは病児保育の必要性を感じた。
育児 30 代 女性 投与日に子ども（当時乳幼児）が急病の場合、預かってくれるところがないことで、自
分が投与可能な状態であっても投与延期となることがある

保育園児の子どもの「送迎の部分」だけでもサポートがあれば、ずいぶん楽であった。
育児 40 代 男性
有償でも、あれば検討していたと思う

保育園の子どもの送り迎え。地域には子育て家庭へのサポートのサービスがあったが、
育児 40 代 女性
半ばボランティア的な仕組みで、利用の理由が周囲に広まると思い、利用できなかった

抗がん剤治療の通院などで一緒に付いて来てくれる人がいたらうれしい時がある。通院
通院 20 代 女性
の行き帰り、1 人で電車に乗っていて体調が悪くなることがある

1 人での入院、1 人での退院だったので送迎サポートがあると助かる。退院日が土曜日
通院 40 代 女性
でタクシーもバスもないと思わなかった。高熱の体で、荷物を持って移動は辛かった


食事 30 代 女性 食べられない、食べたくない時の、献立の提案


食生活に気を使っていますが時間的にできないこともあるので、時々でも利用できる、
食事 30 代 女性 栄養・化学調味料保存料不使用などに配慮した食材の宅配などがあるとうれしい。市販
の物は何が使われているかわからないものも多く利用していません

がん患者向けの本格的な就労支援サービスがほしい。 病歴のことは隠して活動しなさい
と言われてきました。でも、打ち明けたい！という気持ちが強かったので、正直に活動
就労 20 代 女性
し、罹患後契約社員の職を得て現在約 3 年です。今の会社で正社員になれればいいので
すが、恐らく難しく、いつかはまた就活をしなくてはいけないと思っています


就労 40 代 男性 がん有給休暇


非正規社員だった為、通院費や検査費がかなり負担でした。収入に応じた援助があれば
経済面 20 代 女性
と思いました

家族に弱音を吐けないので、それを聞いてくれる人。励ましてほしいわけではない。
「私
メンタルケア 30 代 女性
はいつまで生きられるのかなあ」とか絶対に口にできないことを口に出したかった

外見ケアを個人的にレクチャーしてくれる場所がほしい。抗がん剤による眉毛まつ毛の
外見ケア 50 代 女性
脱毛、肌の劣化で悩んでいます




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■サポートサービス利用のハードル
 がん経験者の過半数が、「サービスの利用には費用面が壁」と回答
 「利便性」や「手続きの簡便さ」も重要


Q.回答いただいた「各種サポートサービス」について、
利用の壁（ハードル）となるものは何ですか？（複数回答可）
全体（n=572）
0% 20% 40% 60%


費用面 53%



サービスの利便性 34%



手続きが簡単かどうか 34%



利用できる場所・立地 28%



利用できる時間 24%



隣人からの視線 6%



家族・親族からの視線 5%



特になし 7%




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～ 経済面 ～
■がん罹患前後の収入差
 がん罹患後、「平均で 2 割収入が減少」という結果に
 職業別では、「派遣社員」や「パート・アルバイト」の収入減少率が高い
 罹患後に収入が減少した人の約半数が、「収入が半分以下」に。「収入ゼロ」も 2 割存在

Q.罹患前と罹患後のおおよその年収をお答えください
全体（n=566）
がん罹患後

---

20%収入減少

---

---

---

---

---

罹患前年収（万円） 罹患後年収（万円）

Q.【罹患時職業別】罹患前後の収入減少率 （n=566） Q.【罹患時ステージ別】罹患前後の収入減少率 （n=487）
0% 10% 20% 30% 40% 0% 10% 20% 30% 40%




派遣社員（非正規） 39% ステージ0 16%




パート・アルバイト（非正規） 29%
ステージI 16%


自営業・自由業 23%

ステージII 19%

契約社員（非正規） 22%


ステージIII 24%
正社員 18%



ステージIV 30%
公務員・団体職員 15%




20%
＜収入が減った人＞
Q.罹患前後の収入減少率 （n=319） 罹患後、収入が半分以下「47%」
15%
罹患後、収入がゼロ「18%」


10%
18%
15% 15% 14%
5% 10%
8%
5% 5% 5%
3% 2%
0%
減少率1割未満 1割～2割未満 2割～3割未満 3割～4割未満 4割～5割未満 5割～6割未満 6割～7割未満 7割～8割未満 8割～9割未満 9割～10割未満 10割（収入ゼロ）




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■収入減少に至った理由
 収入減少の理由は、「休職」「業務量のセーブ」「退職」が TOP3

Q.年収が減った理由は何ですか？（複数回答可）
（n=319）
0% 10% 20% 30% 40%


休職 35%



業務量のセーブ 33%



退職 25%



転職 17%



残業ができなくなった 15%



ならし出勤 10%



役職変更や配置転換 10%



流動的な休憩取得 3%



その他 18%




▼困られた具体的なエピソード
罹患時の
性別 自由回答
年齢

入院・手術に伴い、2 ヶ月の休職をしました。傷害手当金は出ましたが、収入減に
休職 40 代 女性
なりました

進行がんだったので、慌てて退職してしまった。ちゃんと調べて色々相談してから、
退職 40 代 女性
先の事を考えれば良かった
職場復帰後、収入減を覚悟の上で役職辞退と勤務日数の変更を願い出て仕事量の減
退職 50 代 男性 少を図ったが、実際は収入だけ減って、仕事量は全く変わらず負荷だけ増えたため、
やむを得ず退職することになった
転職し、パート社員になって収入が減りました。体力も落ち労働時間が減ったため
転職 30 代 女性
です

職場復帰をして 2 年ほど勤務したが、やはり残業や仕事量など病気になる前と変わ
転職 40 代 女性
らない業務量のため、転職することにしました

仕事復帰する際、少々制限があったため、以前の役職から降格になり、収入がかな
役職変更 30 代 女性
り減った




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■収入減少後の経済面での困りごと
 2 人に 1 人が「医療費」「生活費」に困った
 子どものいる家庭では 4 割が「教育費」に困り、「習い事や進学を断念させてしまった」家庭も

Q.収入が減って経済面で困られたことは何ですか？（複数回答可） Q.収入が減って経済面で困られたことは何ですか？（複数回答可）
（n=319） 子ども有り家庭（n=173）
0% 20% 40% 60% 0% 20% 40% 60%


医療費（入院費・手術費・薬代 本人や家族の生活費（食費・水
など）
53% 道光熱費・日用雑貨など）
55%



本人や家族の生活費（食費・ 医療費（入院費・手術費・薬代
水道光熱費・日用雑貨など）
52% など）
52%




住居費（家賃・ローン） 25% 子どもの教育費 43%




子どもの教育費 25% 住居費（家賃・ローン） 25%




交通費（治療に伴う） 21% 交通費（治療に伴う） 19%




クルマやバイクの維持費 11% クルマやバイクの維持費 12%




通信費 8% 通信費 6%




その他 20% その他 15%




▼困られた具体的なエピソード
罹患時の
性別 自由回答
年齢

治療費 20 代 男性 治療費を賄うために、食事を抜いてその分のお金を貯めて生活していました

急な体調不良での入院費用が多くかかった。高額療養費制度を使っていても、月をまたげば、
治療費 40 代 女性
費用負担は大きかった
退院してから 2 年経つが、2 度しか病院に行っていない。抗がん剤治療も高くてできなかった。
治療費 50 代 女性
治療できない

教育費 30 代 女性 子どもに好きな習い事をやめさせなければいけなくなった

標準治療でない治療をやりたいと思った時、子どもたちの進学でお金がいるのに治療に使って
教育費 40 代 女性
しまうことに、とても罪悪感を感じる

教育費 40 代 女性 主人の収入のみでは生活もままならず、子どもの大学進学を断念させてしまった


食費 30 代 女性 食事療法を取り入れた事で、食材費がこれまでの 2 倍以上かかる


住居費 50 代 男性 休職中であり収入が傷病手当金のみのため、住宅ローンのボーナス月返済に困った

不妊治療もしていたので、恐ろしいくらいお金がかかった。乳がんの通院費、不妊治療費はど
その他 30 代 女性
ちらも削れず困った

その他 30 代 女性 友人との格差が生じて、旅行や習い事なども躊躇し、だんだんと疎遠になっていった




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■がん罹患後の公的制度の利用状況
 高額療養費制度の利用は 9 割。一方で、医療費控除の利用は 6 割にとどまる

Q.がんに罹患された後、どのような公的制度を利用されましたか？（複数回答可）
全体（n=572） 0% 20% 40% 60% 80% 100%


高額療養費制度 92%


医療費控除（確定申告時） 58%


傷病手当金 37%


雇用保険の基本手当（失業手当） 6%


障害年金 2%


障害者手帳 2%


生活保護制度 0%


その他 4%


何も利用していない 3%




■公的制度での金銭面の充足度
 全体平均では、金銭的な支援が「足りた」「足りない」の割合はほぼ同等
 一方、自営業・自由業の 7 割、パートアルバイトの 6 割が「公的制度では不足」と回答

Q.公的制度の利用で、金銭面は足りましたか？（単一回答）
全体（n=525）
十分足りた どちらかと言えば足りた どちらかと言えば足りない まったく足りない
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%



全体 13% 39% 29% 20%



正社員 15% 40% 29% 15%



自営業・自由業 10% 23% 44% 23%



公務員・団体職員 19% 55% 17% 10%



契約社員（非正規） 10% 41% 23% 26%



派遣社員（非正規） 9% 41% 19% 31%



パート・アルバイト（非正規） 8% 31% 32% 29%




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～ 仕事面 ～
■がん罹患後の仕事への意識変化
 4 人に 3 人が「ライフワークバランスへの意識が高まった」
 がんを経験したことで「周りのスタッフへの気遣いも高まった」5 割

Q.【罹患後仕事を再開された方】仕事復帰後、仕事への向き合い方はどう変わりましたか？
全体（n=517） 高まった 変わらない 下がった
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%



ライフワークバランスの考え方 75% 21% 4%




周りのスタッフへの気遣い 52% 42% 6%




生産性（効率化）への意識 37% 48% 15%




給与への意識 33% 55% 13%




1日1日の仕事の完遂度への意識 28% 56% 17%




仕事への責任感 25% 63% 12%




社内政治への関心 19% 64% 18%




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■企業のがん経験者への治療と仕事の両立支援 「制度」と「風土」
 勤務先で「サポート制度自体がなかった」4 割
 「制度があっても、利用できない雰囲気があった」3 割


Q.罹患時の勤務先で利用したサポート制度には満足していますか？（単一回答）
全体（n=572）




満足
17%


サポート制度
自体がなかった
43%
どちらかと言えば
満足
30%



どちらかと言えば
不満 不満
2% 8%




Q.罹患時の勤務先で、仮に制度があっても使えない雰囲気はありましたか？（単一回答）
全体（n=572）




あった
14%


全くなかった
39% どちらかと言えば
あった
16%




どちらかと言えば
なかった
31%




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■がん経験者が求める「働きやすい環境づくり」への改善や工夫
 がんは誰にでも罹りうるという「意識改革」や「社内研修」
 フレックスタイムや在宅ワークの導入などの制度作り
Q.がん経験者の皆さんがより働きやすい環境にするために、企業やスタッフはどういった改善や工夫が必要だと
思われますか？
罹患時の 罹患時の
性別 自由回答
年齢 職業

がんになるのが当たり前という考え方が浸透すること。そのための教育・
20 代 男性 正社員
研修制度が必要だと思います

一定の治療を終えて復職したあとも定期的な通院は必要になるので、そこ
20 代 女性 公務員・団体職員
の理解をしてもらいたい


20 代 女性 派遣社員 がん=死に直結するものではないと多くの人が認識すること


外見からはわからない痛みや辛さがあることを知ること。化学療法中は匂
20 代 女性 正社員
いに敏感なので煙草や香水などにも気を遣ってほしい


20 代 女性 正社員 休みや時短制度などの案内をもっと開示的に、とりやすい雰囲気をつくる


その人それぞれの体調をきちんと関知してくださること、無理を強いない
20 代 女性 パート・アルバイト
こと

がん患者だからということを理由に不利益・不自然な取扱いを受けること
20 代 女性 公務員・団体職員 のないよう、がんは誰でも罹りうるものだということを前提とした意識・
制度の改善が必要

通院のための短時間労働、例えば半日有休を堂々と使うことができるよう
30 代 女性 正社員
に周りの理解が広がると、働き続けることができるのかなと思います

「復帰を待っている」という言葉をかけてもらえるだけでも、元気に戻っ
30 代 女性 自営業・自由業 てこよう、復帰したいという気持ちになると思いますので、適度な声掛け
をしていただけるとうれしいです

がんは身近な病気だということを意識してもらい、誰がいつ罹患しても困
30 代 女性 パート・アルバイト
らない仕事のやり方、配置換え、休職期間の見直しなどがあればうれしい

通院時間の確保や通勤による体力消耗回避のため、フレックスタイムや在
30 代 女性 正社員
宅ワークの導入

体力が落ちたり、精神が不安定になるので、一人になれる場所や安心して
30 代 女性 正社員
休憩できるスペースがほしい

昇級の差別をなくしてほしい。時短や長期休業を利用している場合に、そ
30 代 女性 正社員 れらを考慮して昇級が遅れるのはわかるが、他の人と変わらず働いてるし
利益も出しているのに、昇級が遅れるのが辛い

治療のための時短、休みやすい環境作り。企業に制度があってもスタッフ
40 代 女性 パート・アルバイト
の雰囲気が肝心

病気を隠して働いている人もいることを理解した上で、我が社ではこんな
40 代 女性 パート・アルバイト サポートをしていますよと、定期的に社員やパートに社内報や掲示で発信
してほしい
例えば当社では 1 年に 1 回、パワハラやセクハラ防止、またはダイバーシ
40 代 男性 正社員 ティの勉強会を行なっているが、その勉強会で、病気が原因で働き方の改
善を行わないといけなくなった例も取り上げる

私自身が経営者のため、これから従業員のためのがん検診サポートなど、
40 代 男性 正社員
福利厚生を充実させねばと思っています




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■がんであることのカミングアウト
 公表状況は「親」「兄弟（姉妹）」「パートナー」は 9 割
 周囲の理解や環境が整えば「職場の同僚にもカミングアウトしたい」8 割

Q.ご自身が「がん」に罹患していることを、どこまでの人に伝えて（カミングアウトして）いますか？

全体（n=572） カミングアウトしている カミングアウトしていない

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%


親 92% 8%


兄弟（姉妹） 90% 10%


パートナー（恋人や配偶者） 88% 12%


子ども 85% 15%


親戚 62% 38%


友人 86% 14%


職場の上司 85% 15%


職場の人事担当 78% 22%


職場の同僚 69% 31%


ネット上の第三者 46% 54%


隣人（近所） 23% 77%




Q.もし、周囲の理解などの環境が整った場合、あなたはご自身が「がん」に罹患していることを
どこまでの人に伝えたい（カミングアウトしたい）ですか？
カミングアウトしたい カミングアウトしたくない
全体（n=572）
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%


親 92% 8%


兄弟（姉妹） 94% 6%


パートナー（恋人や配偶者） 98% 2%


子ども 94% 6%


親戚 70% 30%


友人 90% 10%


職場の上司 91% 9%


職場の人事担当 86% 14%


職場の同僚 82% 18%


ネット上の第三者 55% 45%


隣人（近所） 43% 57%




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ライフネット生命について URL： http://www.lifenet-seimei.co.jp/
ライフネット生命保険は、相互扶助という生命保険の原点に戻り、「正直に経営し、わかりやすく、安くて
便利な商品・サービスの提供を追求する」という理念のもとに設立された、インターネットを主な販売チ
ャネルとする新しいスタイルの生命保険会社です。インターネットの活用により、高い価格競争力と 24
時間いつでも申し込み可能な利便性を両立しました。徹底した情報開示やメール・電話・対面での保険
相談などを通じて、お客さまに「比較し、理解し、納得して」ご契約いただく透明性の高い生命保険の選
び方を推奨し、「生命（いのち）のきずな＝ライフネット」を世の中に広げていきたいと考えています。

会社及び商品の詳細は http://www.lifenet-seimei.co.jp/ をご覧ください。
株主・投資家向けの情報は http://ir.lifenet-seimei.co.jp/ja/ をご覧ください。
本件に関するお問い合わせ先
03-5216-7900（広報：関谷／IR：前田）




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