自己成長力支援サービスの結果レポート(12月版)

2020 年 12 月 25 日
各 位
アルー株式会社
(コード番号:7043 東証マザーズ)

2020 年度新入社員における
自己成長力支援サービスの結果レポート(12 月版)発行のお知らせ




人材育成データ・機械学習技術等を活用した、社会人向け教育サービスの提供を行うアルー株式会社(本社:
東京都千代田区 代表取締役社長:落合文四郎、証券コード:7043、以下:当社)は、このたび、2020 年度新入
社員における自己成長力支援サービスの結果レポート(12 月版)を発行しましたのでお知らせします。


■自己成長力支援サービス 概要
自己成長力支援サービスとは、配属後の新入社員を対象とした、職場での「経験から学ぶ」ことを支援する
Web サービスです。新入社員ならびに職場の指導者の回答結果から、新入社員の成長度合いを可視化します。
「AI×教育による個別最適化の指導を実現し、新入社員の育成成果にこだわる」ことを開発思想としています。


■調査背景
新入社員が配属後にどのような成長を遂げているのかを可視化し、現場の OJT トレーナーや人事部担当者を
対象に新入社員の育成の手助けとなるよう、2019 年度より調査を開始しました。成長変遷やつまずきポイント
例を踏まえながら、効果的な育成施策の検討をサポートすることを目的としています。
2020 年度は特に、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で予定通りの新入社員教育を実施できないまま、新
入社員配属先に送り出した企業も多く見受けられ、当社は、今後も配属後のフォロー施策に対する取組みの情報
提供に努めてまいります。


■調査概要
⚫ 対象:2020 年 5 月~2020 年 11 月の期間に、当社自己成長力支援サービスを利用した 2020 年度新入社員と
その OJT トレーナー
⚫ サンプル数:月により異なる




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新入社員 OJT トレーナー
5月 248 204
6月 308 257
7月 851 587
8月 1,124 699
9月 1,013 738
10 月 1,230 860
11 月 1,221 854


■調査抜粋
⚫ 配属後の新入社員の成長変遷
➢ 11 月は、「ビジネス適応期」後半です。新入社員が一通りの仕事を任せられるようになり、責任感が強
くなる時期です。成長としては、「能力的成長※1」が伸びるステージですが、業務難易度が上がってい
るため、新入社員は成長実感を持ちにくい時期です
➢ 業務を理解する際に「この考え方・進め方は〇〇にも適用できる」と応用できるポイントを考えながら
取り組めると、今後の適応や成長がスムーズになるでしょう




出典:アルー株式会社「2019 年度新入社員における自己成長力支援サービスの年間レポート」

※1:知識が増加することや、仕事の進め方などのスキルが高まること



⚫ 2020 年 11 月の自己成長力の変遷は?
➢ 先月と比較して大きく変化があった項目はなく、横ばいでした(±0.1 未満)
➢ バランスは、挑戦>成長実感>働きがいとなっています。行動を積み重ねているものの、モチベーショ
ンが低い状態です。燃え尽き症候群に注意し、業務量や難易度を見直すと良いでしょう




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⚫ 2020 年 11 月のフォロー対象者の割合
➢ 先月と比べて、増加傾向です。モチベーションが下がっている人が増えてきたため、個別のフォローを
検討されることを推奨します。
➢ フォロー対象者の割合は、昨年傾向と同水準(5~10%)です。人事管理画面を見ていただき、同じ新
入社員が 2 か月連続で判定されている場合は、個別のフォローを推奨します




⚫ 「能力的成長」レベルが上がっていないワケ
➢ P3 では「ビジネス適応期」は「能力的成長」が上がると説明しました。
➢ P4「能力的成長」のレベル平均を 5 月から見てみると、トレーナー、新入社員共にほとんど変化がな
く、停滞しています。コロナによる影響があるのでしょうか?私たちはこの現象を「能力が上がってい
ない」と解釈はしていません。配属後から数ヶ月経ち、業務の難易度が上がったことで一時的に停滞・
ダウンしている可能性を予想しています。これは、コロナに関わらず、どの業界でも共通してみられる
傾向だと考えています。導入済み企業の方も、「能力的成長」のレベルに一喜一憂することなく、長い
目で見ていただければと思います
➢ 左図は、「能力的成長」の 4 レベルの割合の毎月の推移です。レベルごとの割合に毎月の変化はほとん
ど見られず、6 月から停滞しているように見えます
➢ 右図は、4 レベルの内訳を回答数で示した推移です。グラフを見ると、6~10 月にかけて毎月 100 名程

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度、回答者が増えていることが分かります
➢ これは、企業ごとに配属時期が異なり、本サービス開始時期がばらついているためです。昨年は 8 月頃
に本サービス開始のピークを迎えましたが、コロナによって入社や配属が例年より 2~4 ヶ月後ろ倒し
になった企業が多い傾向がありました。そのため、5~10 月までの長期間にわたり、配属直後の方の回
答が毎月数社分増えることで、Lv1~2 の割合が増加し、結果的にレベル平均が上がっていないのでは
ないかと推測します。つまり、まだ「組織適応期」の新入社員が 3~4 割ほどいるということです。個
社別に見ると「能力的成長」が順調に上がっている企業もあります。本サービス導入済みの企業は「自
社の推移はどうか?」「個人の推移はどうか?」を注目していただくと、自社の新入社員育成がうまくい
っているのかよくわかると思われます




※全ての調査結果は、お問合せフォームよりご請求可能です。
https://www.alue.co.jp/contact/


育成の成果にこだわるからこそ、当社は、研修期間だけで受講生との関わりを終わらせるのではなく、配属後
の成長までを視野に入れ、受講生の行動変容を支援します。


以上


<本件に関するお問い合わせ先>
下記の当社担当窓口までお問い合わせ下さい。
アルー株式会社 コーポレート部企画広報グループ
お問合せ窓口 TEL: 03-6268-9791 Mail: info@alue.co.jp




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