マイクロ電池の生産能力増強[第2弾]に関するお知らせ

平成 28 年6月 13 日
各 位
会 社 名 日 立 マ ク セ ル 株 式 会 社
代表者名 取 締 役 社 長 千 歳 喜 弘
(コード番号:6810 東証第一部)
問合せ先 業務管理本部 広報・ブランド戦略部
(TEL.03-5715-7061)




マイクロ電池の生産能力増強[第2弾]に関するお知らせ
~急増するスマートメーターの電源需要などに対応~

日立マクセル株式会社(取締役社長:千歳 喜弘、以下「マクセル」)は、エネルギー管理のスマー
ト化の進展とともに拡大が見込まれるガス・水道などのスマートメーター用電源をはじめとする社会イ
ンフラ用途向けに、円筒形 CR 電池の増産投資を行い、生産能力を倍増します。


近年、IoT(Internet of Things)の進展によりスマート社会を支えるデバイスとしてスマートメーター
などインフラ用途機器の需要が増加するのに合わせて、長期信頼性を確保した電池に対する要望が高ま
っており、マイクロ電池には欧米をはじめワールドワイドでの成長機会が見込まれます。


マクセルの円筒形 CR 電池は、特許に基づく電極技術や捲回構造、及び多くの製造ノウハウに基づい
た製品信頼性が国内外のお客様から高く評価され、長年にわたる取引実績があります。メーターのさら
なるスマート化に伴いお客様のニーズも複雑化しておりますが、マクセルの円筒形 CR 電池は、長期信
頼性(屋外使用で 10 年以上)
、高容量、広い温度特性を特長としてお客様の幅広いニーズに対応してい
ます。


このたび、平成 28 年上期中に小野事業所に約 13 億円の設備投資をすることにより、円筒形 CR 電池
の生産能力を現状の約2倍に増強する計画です。マクセルが長年培った製造ノウハウを駆使した新規ラ
インを導入することにより生産性を大幅に向上させ、需要の拡大に応えていきます。


マクセルは平成 27 年1月に策定した中期経営計画において、
「自動車」
「住生活・インフラ」「健康・
理美容」を成長3分野と位置づけて事業ポートフォリオの革新を進めています。なかでもマイクロ電池
は成長3分野に跨る成長ドライバーとして積極的に経営資源を投下していますが、本件は、平成 26 年
4月 22 日に公表した「マイクロ電池の生産能力増強」
(マイクロ電池全体の生産能力増強のために今後
4年間で約 40 億円投資)に沿って、平成 26 年9月 10 日に公表した「自動車用 CR コイン電池の生産能
力増強」に続く第二弾となります。


マクセルは小野事業所をマイクロ電池の中核拠点と位置づけて多様な需要に応える製品を提供する
ことにより、今後もさまざまな場面でスマート社会の発展に貢献していきます。



■投資内容
(1) 場所 :エナジー事業本部 小野事業所(兵庫県小野市匠台)
(2) 内容 :円筒形 CR 電池の生産設備等
(3) 生産能力 :現行能力比で約2倍
(4) 稼働開始 :平成 29 年上期
※ CR 電池(二酸化マンガンリチウム電池)
以 上





3986