公教育における1人1台端末活用を支援3つのCBTから成る「CBT for school」を新たに開発

2021 年 11 月 25 日
各 位
会 社 名 株式会社スプリックス
代表者名 代表取締役社長 常石 博之
(コード番号:7030 東証市場第一部)
問合せ先 管 理 部 長 設楽 征史
( TEL. 03-6912-7058)


公教育における1人1台端末活用を支援

3つの CBT から成る「CBT for school」を新たに開発

株式会社スプリックス(本社:新潟県長岡市、代表取締役社長:常石博之、東証一部上場:
証券コード 7030)は、公教育における CBT(Computer Based Testing)導入を促進すべく、基
礎学力・プログラミング・主要教科の理解を評価できる、3つの CBT を学校向けにパッケージ
化した『CBT for school』を開発いたしました。
当社は、本パッケージを 2022 年 3 月末まで無料で提供することで、日本全国の小中学校へ
の CBT 導入を目指します。




「CBT for school」Web サイト : https://foresta.education/cbt

1. 「CBT for school」提供の背景
当社は、2021 年 3 月より、計算、英単語、漢字・語いの基礎学力を、世界基準で評価でき
る国際基礎学力検定「TOFAS」を CBT 形式で実施しており、累計受検者数は 60,000 人を超えま
した。従来のペーパーテストとは異なる CBT 形式の検定では、場所的・時間的拘束をうけずに
受検することができる他、一人ひとりの受検結果をデータ分析することで個別最適化された
フィードバックが可能となり、その後の学習計画立案に貢献できるなど、優位性が明確にな
りつつあります。このような背景を受け、当社は、公教育機関での CBT 導入を促進すべく、
「TOFAS」に加え、小中学校の主要教科の理解度を単元別に分析する「単元別テスト」 、プロ
グラミングの理解度を分析する「プログラミング能力検定」の3つの CBT から成る「CBT for
school」を提供するに至りました。
すでに「CBT for school」の導入が進んでいる、東京都港区・豊島区、新潟県長岡市などか
らは、作問や採点において教員の負担軽減になること、細かい分析による可視化で授業改善
の指標にできることなど、指導側のメリットが大きいとの声が上がっています。GIGA スクー
ル構想による1人1台端末の整備が進んだ昨今では、教育現場において具体的な端末活用方
法が焦点となっています。当社は、より多くの公教育機関での CBT 導入を支援すべく、今年度
中は本パッケージを無料提供いたします。

当社は、これまで培った教材開発ノウハウ、システム開発力を活かすことで、GIGA スクー
ル構想における公教育での ICT 活用においても貢献すべく、邁進して参ります。
2. 「CBT for school」のプロダクト内容
(1)国際基礎学力検定「TOFAS」 (Test of Fundamental Academic Skills)
計算、英単語、漢字・語いの基礎に特化して評価するテストシステムです。教員による作問
や採点が不要である他、個別最適化されたフィードバックが可能となります。Web ベースのテ
ストシステムであるメリットを最大限に活かし、累計受検者数はのべ 15 か国で 60,000 人を超
えました。日本だけでなく世界基準で学力を評価することも特徴です。また、 「CBT for
school」における「TOFAS」は、学校ごとに検定実施日・受検回数を設定することができます。
加えて、児童・生徒の個人成績分析表だけでなく、クラスや学年単位での成績表も用意して
おり、経年での成績推移を可視化することも可能です。

(2)単元別テスト
小学校および中学校の主要教科に対応し、それぞれの単元に即したテストを用意していま
す。学習塾向け教材フォレスタの制作で培った教材開発ノウハウと、 「TOFAS」で構築したテ
ストシステムのプラットフォームを融合させることで、新たな CBT システムを構築しました。
これまでペーパー形式で行っていた単元ごとのまとめテストを CBT 化することで、児童・生徒
個人だけでなく、クラス別、学校別のテスト結果もデータベースに集積し、分析結果を現場
教員が日頃の授業改善のために活用できます。さらには、学校や教育委員会が習熟度を把握
し、包括的な指導改善に役立てることも可能です。作問・採点作業のデジタル化により教員
の業務負担軽減を実現した他、テスト結果のデータベース化による習熟度の把握・比較を容
易にし、教育現場の業務効率化に貢献いたします。

(3)
「プログラミング能力検定」
「プログラミング能力検定」は、全国 1,700 を超える教育機関で実施されている日本最大級
のプログラミング検定です。プログラミング概念の理解度を体系的に分析・評価するために、
サイバーエージェント社と共同開発したテストシステムで、順次処理、条件分岐、繰り返し、
変数など、受検者のプログラミング能力を詳細に測り、それまでの学習成果を証明するとと
もに、その後の効果的な学習につなげることができます。 「プログラミング能力検定」は、特
定の実施期間を設けており、実施期間内であれば学校単位で実施日程を指定することができ
ます。既に多くの学校で導入されており、児童・生徒のプログラミングの力を測るだけでな
く、プログラミング学習への興味喚起の一環としても活用されています。




本件に関する問い合せ先
株式会社スプリックス
〒171-0021 東京都豊島区西池袋 1-11-1 メトロポリタンプラザビル 12F
TEL:03-5927-1681 eMail:info@sprix.jp




以 上

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