当社連結子会社による株式取得(孫会社化)に関するお知らせ

2020 年 11 月 16 日
各 位
会 社 名 株式会社 IMAGICA GROUP
代表者の役職氏名 代表取締役社長 布施 信夫
(コード番号:6879 東証第一部)
問 合 わ せ 先 取締役常務執行役員 森田 正和
T E L 03-6741-5742




当社連結子会社による株式取得(孫会社化)に関するお知らせ

当社の連結子会社である株式会社フォトロン(以下、フォトロンといいます)はこの度、株式会社フォトニ
ックラティス(以下、PhL 社といいます)の全株式を取得し、子会社化(当社の孫会社化)することといたし
ましたので、下記のとおりお知らせいたします。





1.PhL 社について
PhL は、東北大学発の研究開発型企業であり、フォトニック結晶の微細な積層パターンを自在に設計および
成膜する独自の技術を保有しており、東北大学時代から 20 年以上にわたりフォトニック結晶光学素子の製造
技術確立や、フォトニック結晶を用いた偏光計測機器の製品化を行ってまいりました。


フォトニック結晶技術は光回路、非可視領域への利用拡大、そして計測素子などへの応用が注目されてき
ており、PhL は長年積み上げた研究開発成果によって偏波多重光通信向け素子、半導体微小欠陥検査向け深紫
外偏光素子、偏光カメラ向けマイクロ偏光素子アレイなどの実用化に成功しており、情報通信分野や半導体
分野、そして光学計測装置分野における大幅な機能向上に対する貢献が具体化されてきました。




注)フォトニック結晶:光の進路や方向制御など
が可能な人工結晶体。





2.株式取得の理由
フォトロンと PhL は 10 年以上の共同開発関係にあり、偏光高速カメラ「CRYSTA」、複屈折マッピング計測
装置「KAMAKIRI」を製品化してまいりましたが、今後のセンシング領域への更なる事業拡大、および最先端の
光学素子技術を基とした新市場開拓の為に PhL の子会社化を決定致しました。




偏光高速カメラ「CRYSTA」 複屈折マッピング計測装置
「KAMAKIRI」


今回の株式取得により、フォトロンと PhL の開発・営業・製造・管理をこれまで以上に一体感のある事業
関係を築くことで、開発リードタイムの短縮や製造品質の向上のみならず、今後市場拡大が期待される光通
信や半導体製造分野への新たな製品開発およびグローバル市場展開を目指してまいります。なお、今回の株
式取得による 2021 年3月期連結業績に与える影響は軽微であります。


当社グループでは、映像を軸に、社会変革にも迅速かつ着実に対応し、加速度的に変化する技術革新と共
に歩み、新たな映像事業の価値創出に挑戦し続けてまいります。


(参考)
株式を取得する連結子会社の概要
(2020 年 11 月 16 日現在)
(1)名称 株式会社フォトロン
(2)所在地 東京都千代田区神田神保町一丁目 105 番地
神保町三井ビルディング 21 階
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 瀧水 隆
(4)事業内容 民生用および産業用電子応用システム(CAD 関連ソフトウェア、高速度
カメラ・画像処理システム、放送用映像機器、その他)の開発、製造、
販売、輸出入
(5)資本金 100,000 千円
(6)設立年月日 1968 年 7 月 10 日





当該孫会社の概要
(2020 年 11 月 16 日現在)
(1)名称 株式会社フォトニックラティス(PhL)
(2)所在地 宮城県 仙台市青葉区 南吉成6丁目6-3 LABO・CITY仙台
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 佐藤 尚
フォトニック結晶素子の開発、設計、製造、販売
フォトニック結晶素子を用いた光モジュールおよび機器の開発、設計、
(4)事業内容
製造、販売
上記の技術移転
(5)資本金 90,000 千円
(6)設立年月日 2002 年 7 月 4 日
(7)事業年度の末日 3 月 31 日




以 上





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