フォトロン、映像制作・管理・流通のクラウド活用をアシストするワークフロー支援サービス「Pharos(ファロス)」を開始

NEWS RELEASE

各 位 2020年10月29日


会 社 名 株式会社IMAGICA GROUP
代表者の役職氏名 代表取締役社長 布 施 信 夫
(コード番号:6879 東証第一部)
問 合 わ せ 先 グループ経営管理部
メ ー ル press@imagicagroup.co.jp



フォトロン、映像制作・管理・流通のクラウド活用をアシストする
ワークフロー支援サービス「Pharos(ファロス)」を開始
~映像制作改革に挑戦~


当社グループで放送/映像関連機器の開発・製造・販売・輸出入を手掛ける、株式会社フォトロン
は、2020年11月上旬より、クラウド基盤を活用したワークフロー支援サービス「Pharos」(ファロス)
のサービス提供を開始しますのでお知らせいたします。クラウド環境で映像ファイル等を保管する基
本機能に加え、外部システムと連携可能な拡張性を取り揃え、サイジングが自在な構成によって多様
なワークフローへのニーズに応え、初年度100ライセンスの販売を目指します。

社会環境の変化により、リモートワークが推奨される中、映像制作の現場でも制作環境とワークフ
ローの見直しニーズが高まっております。当社グループの2020年度重点施策の一つである「映像制作
改革への挑戦」の一環として実施するサービスです。

当社グループでは、映像を軸に、社会変革にも迅速かつ着実に対応し、
加速度的に変化する技術革新と共に歩み、新たな映像事業の価値創出に挑戦し続けてまいります。


(添付資料: 株式会社フォトロン. リリース
「映像制作・管理・流通のクラウド活用をアシストするワークフロー支援サービス「Pharos(ファロス)」を開始」 )
News Release




2020 年 10 月 29 日


映像制作・管理・流通のクラウド活用をアシストする
ワークフロー支援サービス「Pharos(ファロス)」を開始

放送/映像関連機器の開発・製造・販売・輸出入を手掛ける、株式会社フォトロン(本社:東京
都千代田区、代表取締役社長 瀧水隆)は、クラウド基盤を活用したワークフロー支援サービ
ス「Pharos」(ファロス)を 2020 年 11 月上旬よりサービス提供を開始いたします。動画ファイル
等をクラウド環境にアップロードし、メタデータの登録や検索、ファイル送受信、ファイル変換
をはじめとする各種ワークフローを統合管理し、映像制作フローのクラウド活用をサポートしま
す。初年度 100 ライセンスの販売を目指します。


サービス名 Pharos (ファロス)

サービス提供の開始 2020 年 11 月上旬

価格(税別) 150,000 円/月~




ワークフロー支援サービス「Pharos(ファロス)」操作画面


▼ ワークフロー支援サービス「Pharos(ファロス)」 製品ページ
https://www.photron-digix.jp/product/photron_pharos/


News Release




開発背景

昨今、映像コンテンツの在り方の多様化に伴い、ワークフローが1つの拠点内にとどまらずオ
ンラインを活用し複数の拠点を往来して制作する機会が増加しています。またスタンダードで使
用されている業務用デッキの保守期限が今後数年以内に迎えることからテープ媒体で行われてい
たマスター保管の在り方が見直され、その代替手段の1つとしてクラウド活用に注目が集まって
います。


複数拠点間のワークフロー連携と永続的なマスター保管、それらの両立においてクラウド活用
が期待されるものの、そのような用途に対応したシステムを用意するには、大規模なシステム開
発を投じるか、クラウド環境上で既存のアプリケーションやサービスを導入するかのいずれかと
なり、とくに後者はその連携に手作業が伴うケースが発生するなど、いくつかの課題が残されて
います。


フォトロンでは、これらの業務に必要な機能を取り揃え、今後利用拡大が見込まれるクラウド
リソースの導入をより容易にするとともに、リーズナブルにワークフローを構築できるソリュー
ションとして「Pharos」を開発いたしました。


クラウド環境で映像ファイル等を保管する基本機能に加え、外部システムと連携可能な拡張性
を取り揃え、サイジングが自在な構成によって多様なワークフローへのニーズに応えます。



主な特長

 日本のワークフローに最適化
既存ワークフローの運用をベースに、クラウドを活用した新たなワークフローを構築するに
あたり、メディア業界に携わる様々なジャンルのプロフェッショナルから寄せられたご要望
を集結。日本の映像制作ワークフローに適した純国産・自社開発のオリジナルクラウドサー
ビスです。

 素材のやりとりから原版管理まで
クラウド環境の利用により、拠点の概念から解放され、物理的な移動の伴わないコラボレー
ション型の映像制作が行われます。そうした環境においてタイムリーに素材を共有できるだ
けでなくメタデータをしっかり管理する完成原版の預かりまで、様々な用途に対応します。
重要データの取り扱いにともなうセキュリティ対策やユーザー権限の設定も充実しています。

 オペレーションの手軽さを追求
従来のコンテンツ管理システムの課題であったファイルの管理体系を見直し、既存の PC の
フォルダ構造と同じような自由なツリー階層の操作画面を用意しました。直観的な操作でフ
ォルダ作成や一括アップロードが行えるだけでなく、プロジェクトの複製、メタデータの一
括反映がわずかなステップで行えるなど、効率的な運用を実現するアイデアも盛り込み、オ
ペレーションの手軽さを追求しました。




News Release




 さまざまな用途のワークフローに拡張対応
これからのクラウドワークフローは、複数のクラウド環境が横断して利用され、相互に大容
量のファイルが往来するケースが想定されます。Pharos ではワークフローの自動化を実現す
るオプションサービス「Photron Media Automata(フォトロン メディア オートマタ)※サー
ビス提供予定」とのシームレスな連携により、様々な用途に応じて機能を拡張させることが
できます。たとえば Pharos に保管した動画ファイルに対して、簡単な手順で外部のファイル
変換や自動フォーマット編集のサービスを利用し、その結果が再び Pharos に再登録され
る、といったワークフローをサポートします。

 フルマネージドサービス
Pharos はご導入に際してクラウド環境をセットアップ済みで提供し、クラウドサービスに関
する知識が必要なくすぐにご利用いただけます。さらに 24 時間 365 日の監視も行い、障害
時の復旧にも対応し、システム維持に伴う技術要員が不要で運用が行えます。


機能概要

ファイル送受信  アップロード・ダウンロード(ファイル単位・フォルダ構造単位)
 一時ユーザー利用(アップロード、ダウンロード)
 ファイル自動登録(トリガーファイルによる検知)
 Amazon S3 バケットへの転送
 専用アップロード・ダウンロードツール(※アップデート予定)
 アップロード同時実行数、チャンクサイズの指定
 アップロード時の HASH 利用(MD5)
プレビュー機能  プレビュー動画ファイルの倍速・低速再生
(ファイル情報画面)  コメント登録(タブ表示順の指定)
 プレビュー動画・音声ファイルの自動生成
 プレビュー動画のパラメータ設定の変更
(画角・帯域、生成対象の拡張子指定、TIME CODE 反映など)
 プレビュー動画のダウンロード
プロジェクト管理  フォルダ構造によるファイル管理(階層数の制限無し)
 プロジェクト管理者、参加者の登録
 メール通知対象と通知項目の指定
(登録者、プロジェクト管理者、プレビュー可能ユーザーなど)
ユーザー管理  4 段階のユーザー権限(うち3段階は権限の指定が可能)
 ユーザー毎の利用機能の設定(ロール設定)
 多要素認証の利用
 パスワードポリシーと不正アクセスの抑止
検索機能  ファイルまたはプロジェクトに登録されたメタ情報の検索
 プロジェクト横断検索
 検索対象のオプション指定
(ファイル名、フォルダ名、カスタムメタ項目)





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カスタムメタの利用  任意カスタムメタ項目の設定(システム設定画面)
 プロジェクトおよびファイル単位のメタ情報の登録
 表示メタ項目の指定(ファイル一覧画面)
 CSV 出力(ファイル情報画面)、CSV 登録(プロジェクト情報画面)
システム共通設定  ユーザー通知メッセージのカスタマイズ
 ログイン履歴、通信履歴(アップロード、ダウンロード状況の監
視)、プレビュー生成履歴、ユーザー作成履歴、文字起こし履歴
S3 転送履歴 など(ユーザー権限により表示対象の指定)
アーカイブ管理 (※)  Amazon S3 Glacier へのアーカイブ・リトリーブ対応
自動文字起こし (※)  対象言語の指定(日本語または英語)
 文字起こし結果とプレビュー画面との同期再生
 文字起こし結果の編集とファイル出力(SRT, CSV)
ファイル変換 (※)  Amazon MediaConvert によるファイル変換サービスの利用
 自動フォーマット編集
 任意エンコーダによるファイル変換フロー対応(個別対応による)
 ファイル変換結果の通知
 変換済みファイルの再登録

※ アーカイブ管理、ファイル変換は「Photron Media Automata(フォトロン メディア オートマ
タ)での対応となります。
」 またファイル変換、 自動文字起こしの利用は別途費用となります。




【 株式会社フォトロンについて 】
本社: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 1-105 神保町三井ビルディング 21 階
代表者: 代表取締役社長 瀧水隆
創業: 1968 年 7 月 10 日
資本金: 1 億円
事業内容: イマジカグループ企業、放送用映像機器、民生用および産業用電子応用システム(CAD
関連ソフトウェア、ハイスピードカメラ・画像処理システム、その他)の開発、製造、販売、輸出入
URL: https://www.photron-digix.jp/
「Pharos(ファロス)」は株式会社フォトロンが商標登録出願中です。

本リリース掲載の会社、商品、システム等の名称は、各社の商標または登録商標です。



【 報道関係窓口 】 株式会社フォトロン コーポレートコミュニケーション部 :二方加奈子
TEL: 03-3518-6276 FAX: 03-3518-6279 E-Mail: futakata@photron.co.jp
【 お問い合わせ窓口 】 株式会社フォトロン 映像システム事業本部
TEL: 03-3518-6273 FAX: 03-3518-6279 E-Mail: sales@photron.co.jp



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