ミナト・アドバンスト・テクノロジーズと安川オートメーション・ドライブ、ISCを利用した位置検出システム開発に向けた実証実験を開始

報道関係各位
2020 年８月 25 日
ミナトホールディングス株式会社




ミナト・アドバンスト・テクノロジーズと安川オートメーション・ドライブ、
インテリジェント・ステレオカメラを利用した位置検出システム開発に向けた
実証実験を開始

ミナトホールディングス株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役会長兼社長：若山健彦、
証券コード：6862）のグループ会社であるミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社（本
社：神奈川県横浜市、代表取締役社長：相澤均、以下「ＭＡＴ」といいます。
）は、同社が手掛
けるインテリジェント・ステレオカメラ（ＩＳＣ）を利用した位置検出システム開発に向けて、
安川オートメーション・ドライブ株式会社（本社：福岡県行橋市、代表取締役社長：中川次郎、
以下「安川Ａ＆Ｄ」といいます。
）と実証実験を開始いたしましたので、下記のとおりお知らせ
いたします。

記

１．実証実験の概要
クレーンを用いた荷役作業においては、クレーン上部に設置されている操縦席にて、オペレ
ーターが上から貨物を見下ろしながら荷下ろしや積み上げ等の操作を行っており、慎重かつ熟
練の技が必要と言われています。オペレーターが目測で行っているこの作業に、対象物までの
距離や位置を正確に計測できるＩＳＣを活用することで、より正確で迅速なオペレーションが
期待されています。
今回の実証実験では、安川Ａ＆Ｄのクレーンシステム内に設置した複数のＩＳＣが、吊荷の
目標着床場所の正確な位置情報等を計測し、正確で効率の良い荷役作業が行えるよう、操作性
と安全性を向上させるソリューションの構築に向けて取り組みます。



ＩＳＣを用いた実証実験のイメージ




クレーン


インテリジェント・ステレオカメラ
「ＩＳＣ-100ＶＭ」
ＩＳＣにて
位置情報を計測




クレーン制御システムにて遠隔操作



１
２．今後の見通し
ＭＡＴと安川Ａ＆Ｄの両社は、実証実験にてＩＳＣの有用性を確認した上で、今年度中に
クレーンメーカーに対し、システムの実装提案を行っていく予定です。


３．会社概要
【安川オートメーション・ドライブ株式会社】
商 号 安川オートメーション・ドライブ株式会社
本 社 福岡県行橋市西宮市 2-13-1
代 表 者 代表取締役社長 中川 次郎
設 立 2018 年 11 月 1 日
事 業 内 容 産業用電気機械設備及びシステムの設計・製造・販売・保全
株 主 （株）安川電機 100%


【ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社】
商 号 ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社
本 社 神奈川県横浜市都筑区南山田町 4105
代 表 者 代表取締役社長 相澤 均
設 立 2018 年４月９日
事 業 内 容 ◼ 電子機器・精密機器等の開発・製造・販売及びこれらの受託、
代理、仲介
◼ 環境関連機器・ＬＥＤ等関連機器の製造・販売及びこれらの受
託、代理、仲介
株 主 ミナトホールディングス（株）100%
Ｕ Ｒ Ｌ https://www.minatoat.co.jp/


＜ご参考＞
ＩＳＣ（インテリジェント・ステレオカメラ）とは、
ＭＡＴが東京工業大学発ベンチャーである「ＩＴＤ Ｌａｂ株式会社」
（本社：神奈川県
横浜市、代表取締役社長ＣＥＯ：柴垣卓男）と連携し、開発した新型のステレオカメラで
す。同社のＩＳＣは集積回路（ＦＰＧＡ）を内蔵しているため、高性能ＰＣを組み合わせ
る必要がなく、高性能２眼カメラを用いて、測距、形状認識を行うことが可能です。また
独自の超高速アルゴリズムを採用し、対物距離を 1 秒間に約 60 回計測することで、スム
ーズな映像を実現するとともにリアルタイムでの測距が可能です。
当社グループでは、これらの技術や機能を活かし、社会に役立つ製品の開発・量産化に
向けた取り組みを行っております。
以 上


■□お問い合わせ先□■
ミナトホールディングス株式会社
広報マーケティンググループ 德住
ＵＲＬ：https://www.minato.co.jp/ ＴＥＬ：03‐5847-2030




２