ディスプレイ・ドライバIC向け検査装置「WTS-577SR」発表のお知らせ

2020年7月21日
各 位

会 社 名:ウインテスト株式会社
(コード:6721 東証二部)
代表者名:代表取締役社長 姜 輝
問合せ先:専務取締役 樋口 真康
(TEL:045-317-7888)



ディスプレイ・ドライバIC向け検査装置「WTS-577SR」
発表のお知らせ

この度、ウインテスト株式会社は、スマートフォン、タブレット、液晶や有機ELテレビ等
のディスプレイに使用されるディスプレイ・ドライバIC向け新型検査装置「WTS-577SR」を
発表します。

ディスプレイ・ドライバICは身近なところでは、スマートフォン、タブレットの画面や薄
型TVそして、パソコンのモニター等に使われており、液晶や有機ELに代表される「表示画
面」の「画素」トランジスタを制御するICです。話題となっている次世代5G通信規格と今後
主流となるWi-Fi 6の拡大に伴い、高精細表示パネルは大きな成長が見込まれます。「表示画
面」が高精細(キレイ)になればなるほど、多くの画素が画面内に配置されており、制御す
るためには大容量、高速なデータ転送が必要となります。そのICの機能を検査するために
は、各「画素」をより緻密、高速に制御する必要があり、日々進化するICの機能に合わせ
て、より高速、高機能の検査装置が求められています。


「WTS-577SR」は、既存の検査装置「WTS-577」に大幅な改良を加え、C#言語など従来の
使いやすい機能を保ちながら、データ処理及び転送速度を改善することにより、テストスピ
ードの大幅な向上を実現することができます。最大駆動周波数は2Gbpsで、最大データ転送
速度は11Gbpsを誇り、大量の検査データを高速に処理することが可能となります。5Gで大容
量化する検査に対応、スマートフォンの標準インタフェース規格であるMIPI、液晶や有機EL
テレビの標準インタフェース規格であるmini-LVDS、P2Pを搭載するドライバICの検査も同時
にこの1台の装置でカバーします。また、最大512のI/Oチャンネルと2304ピンのLCDチャン
ネルを備えていますので、複数チップの同時測定やフルHDなどの高画質の映像規格のテスト
をサポートします。

中国市場において2020年にディスプレイ用パネルの生産量が、その世界製造シェアで50%を
超え、2021年には60%に迫るという予想(IHI調べ)が出ています。「WTS-577SR」は、同市場
に対して満を持して投入する新型装置となり、既にパイロット顧客においてベンチマークを頂
いております。また、中国に製造工場を持つ当社の強みを生かしたブランド戦略によって、中
国・台湾のデザインハウス、テストハウス等から、新型装置への期待とお引き合いを頂いてお
ります。

「WTS-577SR」の出荷開始は2020年10月を予定しています。

※本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報であり、諸般の事情に
より予告なく変更されることがあります。

以上

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