和歌山大学並びに株式会社TAOS研究所との3社共同開発によるECGとPPGを用いたカフレス血圧推定法の開発に関するお知らせ

2019年8月29日

各 位

会 社 名:ウインテスト株式会社
(コード:6721 東証二部)
代表者名:代表取締役会長 奈良 彰治
問合せ先 :専務取締役 樋口 真康
(TEL:045-317-7888)

和歌山大学並びに株式会社TAOS研究所との3社共同開発による
ECGとPPGを用いたカフレス血圧推定法の開発に関するお知らせ


当社は、このたび、今後の成長分野において新製品開発につながる産学連携の一環として、国立大
学法人 和歌山大学 (本部:和歌山県和歌山市、以下「和歌山大学」)及び株式会社TAOS研究所 (本
社:神奈川県横浜市港北区 代表取締役 苗鉄軍、以下「TAOS研究所」)とECGとPPGを用いたカフレス
血圧推定法の開発を行うことを決定いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。







1.一般的なカフ方式による血圧推定法について

一般的な「カフ方式による血圧推定」は、医療機関での検査または腕などの動脈を圧迫する医
療機器が必要とされ、手軽に健康を管理する方法とはいえず、また一般的な機器では、そのデー
タの再利用が難しく、血圧等が含む重要なヘルスデータの有効活用についての課題を有していま
す。



2.3社共同開発を行う「ECGとPPGを用いたカフレス血圧推定法」について

これらの課題克服のため、当社及び和歌山大学並びにTAOS研究所は、カフを用いない血圧推
定手法および血圧測定システムの開発を行います。これらはいかなる形でのカフをも使用せず、
利用者の負担を減らし、簡単に測定部に指を挟むまたは、乗せることで脈波データを当社の持
つIoT技術を活用し電子的に取得、またその電子データをTAOS研究所の高度なカオス解析技術を
利用して、ヘルスケアデータに変換することで、血圧情報、脈拍、血管年齢からストレス度の
測定を行うことで、自律神経系と循環器系の状態を総合的に評価する手法を開発し、そして未
病改善へと発展させることを目標とします。



3.共同開発する「カフレス血圧推定法」分野について

日本の「セルフヘルスケア」全体の推計市場規模は5.7兆円超と言われており、内訳は健康維
持と増進で2兆円超え、そして美肌ケアが1.5兆円と続き栄養バランス関連が1.4兆円と分析され
ています。とりわけ、近年流行のスマホ連動腕時計型等のセルフケア機器健康機器においては、
健康維持に関心の高い世代を中心に今後大きな伸びが期待され、市場規模は5千億円から6千億円
とも言われております。今後、高齢化が進む日本はもとより、巨大な人口を抱える中国での急激
な高齢化を背景として、当社は日本及び中国での販売を視野に事業化を目指すものです。

(データ元:intage)



4.各々の共同開発に関わる大学、企業に関しまして、下記のリンクからご参照下さい。

国立大学法人 和歌山大学

株式会社TAOS研究所

用語の説明:PPG 脈波(上) ECG:心電波(下)



5.本件の当社業績への影響について

当該事業推進における、2020年 7 月期の当社業績への影響は軽微であります。



以上



参考 和歌山大学公表文書から引用

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