米国大手半導体メーカーのマレーシア工場へのウェアラブルデバイス導入のお知らせ

平成30 年4月 13 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ト ラ ン ザ ス
代 表 者 名 代表取締役社長 藤吉 英彦
(コード番号:6696 東証マザーズ)
問 合 せ 先 取締役経営管理部長 稲田 淳
(TEL.045-650-7000)


米国大手半導体メーカーのマレーシア工場へのウェアラブルデバイス導入のお知らせ

当社の 100%子会社である TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.(本社:シンガポール共和国、以下、
「TAP
社」)は、マレーシアの Sophic Automation Sdn Bhd(本社:マレーシア、CEO:Lee Chee Hoo、以下、
「Sophic 社」)を通じて、ウェアラブルデバイス「Cygnus」を米国大手半導体メーカーのマレーシア工
場に本日導入致しましたので、お知らせいたします。
「Cygnus」は Sophic 社が開発したリアルタイムで
のマシン監視システムの連携端末として利用されます。




Sophic 社は、東南アジアにおける大規模工業団地の一つであるマレーシアのペナン州にある製造工場
を中心に、工場のスマート化やファクトリーオートメーション化の支援をする企業で、東南アジアの多
国籍企業等 40 社以上に同社が開発したシステム・サービスを提供しております。
この度、
「Cygnus」は、Sophic 社が開発した「Resource management system」の連携端末として採用
され、米国大手半導体メーカーのマレーシア工場に導入されました。


一般的に、工場内では、製造ラインで異常を検知した場合のラインの担当技術者に情報を伝達するシ
ステムとして、製造ラインのマシンの上部にタワーライトと呼ばれる光と音声で異常を伝える機器を取
り付けております。タワーライトでは、製造ラインに異常が生じた場合に、異常を音と光で通知し、そ
の内容を工場内の指定のコンピュータで確認できるようにしております。
しかし、タワーライトとコンピュータによる異常通知だけでは、工場内の作業音が大きいため、技術
者が異常に気が付くまでに時間がかかるケースが多く、業務ロスが発生する問題が生じておりました。
また、故障等の異常に対応した技術者が、指定のコンピュータを通じて、対応に要した時間や作業内容
等を入力していたため、事後的に複数の異常対応をまとめてデータ入力するケースや入力漏れもあり、
データの信ぴょう性に欠けるような問題も発生しておりました。
「Cygnus」を導入することで、製造ラインの状況を技術者にリアルタイムで通知することが可能とな
り、異常を放置したままにすることで生じる業務ロスがほぼ解消され、また、対応を行う前後に必ず技
術者が「Cygnus」の操作を行って対応業務を完了させることで、データ入力がまとめて行われることや
入力漏れを防ぐことができます。


Sophic 社と TAP 社は、マレーシアを中心に東南アジアの工場に、
「Cygnus」と「Resource management
system」とを連携させた、リアルタイムでのマシン監視システムの積極的な導入を共同で行ってまいり
ます。




【Cygnus について】
「Cygnus」は、カメラや無線 LAN 機能を持っているため、バーコード、QR コード及び NFC タグの読取
りも可能です。また、重量が 107g と軽量であることから、手に持って作業をする必要はなく長時間手
に装着し、ハンズフリーな作業の実現も支援いたします。
また、ウェアラブルコンピュータとして物流業や製造業で利用が必須なハンディターミナル、バーコ
ードリーダや RFID リーダと連携させることも可能なため、既存の業務用コンピュータから置き換える
ことや業務プロセス内に組み込むことも可能です。
物流業における在庫管理端末、POS システムと連動させたオーダー端末、製造業でのリアルタイムで
のマシン監視用端末、「変なホテル」でのスタッフ間コミュニケーション手段として導入されておりま
す。


以上

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