安全見守りサービス「WorkMate」熱中症予兆検知機能の効果実績値を公開

2022年10月13日
各 位
株式会社 ユビテック


「Work Mate」熱中症予兆検知機能の“効果実績値”を公開
~熱中症予兆アラートで89%が休憩取得・活動量緩和し、92%が30分以内に回復へ
昨年に続き、作業者の行動変容による安全管理向上に寄与~


株式会社ユビテック(本社:東京都港区、代表取締役社長:大内 雅雄)は、作業者の安全見守り
サービス「Work Mate」において、2022年5月1日~2022年8月28日の期間に発報した「熱中症予兆
アラート」を分析した結果、アラートを受けた作業者の89%が休憩取得・活動量緩和という熱中症対
策のための行動変容を行い、昨年に続き高い水準である※1ことがわかりましたのでお知らせします。
本機能についての効果をぜひこの機会にご確認ください。


1. 熱中症対策と「Work Mate」の「熱中症予兆検知機能」
消防庁によると、2022年5月~8月の仕事場※2における熱中症による救急搬送人員は、7,587人で前
年比149%となり※3、本年は昨年に比べて過酷な作業環境となりました。熱中症は回復まで数日を要
すことがあり、発症の要因には個人差があります。現場の監督者は、作業者個人にあわせて適切な
タイミングで休憩・水分補給などを指示する必要がありますが、作業者のわずかな体調変化を目視
で把握をすることは困難です。「Work Mate」の「熱中症予兆検知機能」は、作業者の個人特性を
AI が解析し、熱中症の予兆を検知すると「熱中症予兆アラート」を作業者と監督者へ発報します。
また、「回復」状態の通知も行い、作業復帰を促します。


2. 「Work Mate」の熱中症予兆
アラートによる作業者の行動変容
期間内に「Work Mate」が発報
した「熱中症予兆アラート」は
526 件でした。内訳を分析した
結果、アラート発報後 30 分以
内に、76%が休憩を取得、13%が
活動量を緩和したことを確認し
ました。従って「熱中症予兆アラ
ート」が客観的な指標となり、ア
ラートを受けた作業者の 89%の
行動変容に繋がりました。また、
行 動 変 容 が確 認 さ れた作 業 者 の
うち、92%が行動変容後 30 分以内に回復状態 ※ 4に至ったことが確認されました。


3. 「Work Mate」熱中症予兆アラート発報タイミングの分析
526件の「熱中症予兆検知」のアラート発生の頻度について週別の集計を行い、消防庁で集計
している「熱中症による救急搬送人員」と比較しました(比較条件をそろえるために建設業・製
造業を含む仕事場 ※ 2を選択して集計)。本図が示す通り、熱中症による救急搬送件数とアラート
発報の傾向が類似していることから、熱中症増加リスクが高いタイミングでアラートを発して
いることを確認しました。




4. 熱中症対策における「Work Mate」の有効性と今後の展開
分析の結果、
「熱中症予兆アラートによって早期の休憩取得や活動量緩和等、熱中症対策に必
要な行動変容に繋がっていること」 「熱中症増加リスクが高いタイミングで熱中症予兆アラー

トを発報していることから、アラートのタイミングで休憩することが熱中症対策につながるこ
「Work Mate」が作業者の行動変容による安全管理向上に寄与することを確認し
と」を確認し、
ました。
ユビテックは、
「ヒト」にまつわるデータの価値創造を最優先し、AI・データ活用のエクスパ
ティーズ(専門的技術)を高めております。企業活動上、最も大切で必要不可欠、普遍的な存在で
ある「ヒト」のバイタルデータと AI を活用した「危険予知・予防」をコンセプトとしたサー
ビスを今後も展開してまいります。



※1 2022年3月22日付プレスリリース「熱中症予兆アラート」により 86%が休憩取得・活動量緩和し、89%が 30 分以内に回復

へ 安全見守りサービス「Work Mate」が作業者の熱中症予防のための行動変容に寄与 ~行動変容による作業者の安全管理と生

産性向上に期待~報告値。2021年5月1日~10月31日の期間にアラートを受けた86%が休憩取得・活動量緩和を行いました。
※2 仕事場は、消防庁が定めた発生場所の区分の仕事場①を指し、「道路工事現場、工場、作業所等」が該当する。


※3 消防庁「熱中症情報 救急搬送状況」の報告値を計算


※4 回復状態:
「Work Mate」が独自に作業者の状態を分析し定義


以 上

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ユビテック 広報マーケティング室 小笠・細野 TEL:03-5447-6732
■「Work Mate」のコンセプト


転倒・転落や各種体調変化のリアル
タイム検知に加え、バイタルや活動
量データから熱中症予兆や注意力低
下などの「危険予知」を行い、労災
事故の「未然予防」を目指す



■「Work Mate」の特徴・機能




※ 熱中症予兆検知について




・実証で得たバイタルデータから熱中症の「予兆」を検知するアルゴリズムをユビテックが独
自開発
・日々のバイタルデータの個人特性をAIが学習することで、検知精度が進化し続けていく
・回復状態も検知し、現場での適切な休憩および現場復帰を促す

☑転倒・転落検知の本人確認画面・通知 ☑体調レベルの変化通知




「Work Mate」は、医療機器ではなく、疾病の診断、治療、予防を目的としておりません。

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