NEDO「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の完了に関するお知らせ

2023 年4月 28 日

各 位
会 社 名 イ ン ス ペ ッ ク 株 式 会 社
代表取締役社長兼
代表者名 菅 原 雅 史
代表執行役員
(コード番号:6656 東証スタンダード)
問合せ先 執行役員管理統括部長 佐 藤 保
TEL 0187-54-1888(代表)



NEDO「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の完了に関するお知らせ

当社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、
「NEDO」といいます。)
より採択された助成事業「2020 年度戦略的省エネルギー技術革新プログラム」における「自動車
向け省エネルギー効果を産むワイヤーハーネス代替部品の軽量化技術の開発」が完了いたしまし
たので、下記のとおりお知らせいたします。



1.事業の内容
「2020 年度戦略的省エネルギー技術革新プログラム」は、新型コロナウィルス感染症拡大に
より、社会構造、産業構造が変化し、それに伴うエネルギー構造の変化によるエネルギー消費量
増加等への対策技術を支援するものとして、当社の「自動車向け省エネルギー効果を産むワイ
ヤーハーネス代替部品の軽量化技術の開発」 2020 年 11 月に NEDO により採択され、
が 2023 年2
月に審査手続きが完了し、同年4月末をもって基本性能の開発が完了いたしました。
本事業では「ロール to ロール型シームレスレーザー直描露光装置」の初期モデル「RD3000」
のスペックを大幅に進化させた、より高精細、高速に露光できる高性能露光システムの開発に
取り組み、次世代露光装置の技術的基盤を確立することができました。
本開発で目標としている露光装置は、自動車のワイヤーハーネスに代わる長尺フレキシブル
基板をターゲットとしており、EV(電気自動車)、HEV(ハイブリッド自動車)
、PHEV(プラグイ
ンハイブリッド自動車)
、FCV(燃料電池自動車)など、今後急速に普及すると予想される電気自
動車の軽量化及び人による手作業生産から自動生産へのシフトなどにより、本事業の目的であ
る省エネルギーに大きく貢献いたします。
NEDO からは、本事業で開発した技術の評価及び事業化によるカーボンニュートラルへの貢献
に期待していただいております。
今後は本事業で開発した露光装置の事業化に向けて加速度的に取り組んでまいります。
なお、本事業の遂行にあたり、ご協力いただきました秋田県産業技術センター様をはじめ関
係者の皆様には大変お世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。





本事業で開発した「ロール to ロール型シームレスレーザー直描露光装置」


また、先に受注活動を開始している「RD3000/RD3000FB※シリーズ」は、現在お客様の要求仕様
に応じたサンプル提供を行い評価作業を進めるなど、初号機の受注獲得に向けて商談を進めて
おります。引き続き早期の受注獲得のご報告ができるよう取り組んでまいります。


※RD3000 :ロール to ロール型シームレスレーザー直描露光装置
RD3000FB:ロール to ロール型両面同時シームレスレーザー直描露光装置


2.業績に与える影響
本事業の当期(2023 年4月期)の業績に与える影響はありません。


以上





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