日本電産が世界最小径クラスのリニア振動モータシリーズを開発
2022 年 3 月 10 日
各 位
会 社 名 日本電産株式会社
代表者名 代表取締役社長執行役員 関 潤
取 引 所 東証一部(6594)
所 在 地 京都市南区久世殿城町 338
問合せ先 広報宣伝部長 生島 志朗
電 話 (075)935-6150
日本電産が世界最小径クラスのリニア振動モータシリーズを開発
日本電産株式会社(以下、当社)は世界最小径クラスのリニア振動モータシリーズ(以下、CA シリーズ)を開発しましたのでお
知らせいたします。
「CA7-VH9」
「CA7-VH5」
「CA3」
リニア振動モータ「CA シリーズ」
現在、市販されているスマートフォンやスマートウォッチの多くには振動モータが搭載されています。以前は一定パターンの振動のみで
着信を知らせるのが主な目的でしたが、近年では振動を制御することでボタンを押しているなどのようなリアルな感覚をもたらす機能が
付加されており、スタイラスペンをはじめとするポータブル機器や、スマートゴーグル、スマートグローブなどの VR 機器等への搭載が見込
まれています。当社ではこのようなニーズに対応するため、従来の振動モータをさらに小型化した超小型円筒形振動モータ「CA シリー
ズ」を開発しました。
「CA シリーズ」は「CA3」「CA7-VH5」「CA7-VH9」の 3 つがあり、主にスタイラスペンへの搭載を想定しています。筆記時のペン先
の振動をモータによって再現し、実際に紙に書いているような触覚を再現します。また、種類ごとにサイズや振動の強さを変えて設計
しており、顧客のニーズに応じた提案が可能です。
「CA シリーズ」には当社が世界トップシェアを持つ HDD 用スピンドル用モータの設計で培った磁気回路設計技術を応用しており、
1.3mW~6mW と一般的なスマートフォンに搭載されている振動モータに比べ、50 分の 1 程度の低消費電力を実現しています。
(当社標準品振動モータ比較)これにより、搭載するバッテリーの容量を抑えることができるため、デバイスの軽量化にも貢献します。
当社のスマートフォン用振動用モータの累計出荷台数は 2020 年末時点で 3 億台を超えており、軽薄短小技術、高効率化技
術、制御技術により生み出される製品は顧客から高い評価をいただいています。今後も世界 No.1 の総合モーターメーカーとして、
快適な社会づくりに貢献する革新的なソリューションを提案していきます。
※本製品は、当社 Web サイトの技術コンテンツでも紹介しています。
https://www.nidec.com/jp/technology/casestudy/tactile_new/
CA シリーズ仕様
CA7-VH9 CA7-VH5 CA3
外観および
振動方向
サイズ Φ 6.55 x 8.8mm Φ 6.55 x 5.0mm Φ 3.0 x 10.7mm
(体積) (300mm^3) (170mm^3) (70mm^3)
定格電圧 0.2 Vrms 0.2 Vrms 0.1 Vrms
共振周波数 150 Hz 200 Hz 190 Hz
振動量
0.25Grms 0.14Grms 0.05Grms
(100g JIG eq.)
立ち上がり時間
13 ms 13 ms 16 ms
(0-50%)
定格電流 25mArms(最大) 25mArms(最大) 16mArms(最大)
抵抗 8.7 Ω 8.7 Ω 6.2 Ω
消費電力 6 mW 6mW 1.6 mW
製品に関するお問い合わせ先:日本電産株式会社 精密小型モータ事業本部 営業統括部
TEL:03-3494-1016
夏秋
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