米国子会社SOFEC社、アフリカ地域初のFLNG用大型係留設備を受注

平成 29 年 7 月 18 日
各 位
会 社 名 三井海洋開発株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 宮﨑 俊郎
(コード番号 6269 東証第1部)
問 合 せ 先 総務部 (TEL. 03-5290-1200)




米国子会社 SOFEC 社、アフリカ地域初の FLNG 用大型係留設備を受注

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宮﨑俊郎)の米国子会社 SOFEC, Inc.社(以
下「SOFEC 社」)は、テクニップ FMC 社(TechnipFMC)と日揮株式会社(横浜本社:横浜市西区、代表取締役会
長:佐藤雅之)により組成されるジョイントベンチャー(以下「本ジョイントベンチャー」)からアフリカ地域初の FLNG
(Floating LNG Production Unit:浮体式液化天然ガス生産設備)用大型係留設備(以下「本係留設備」)建造プ
ロジェクトを受注しました。

本 FLNG は、イタリア炭化水素公社(Eni)グループなどが出資するコーラル FLNG 社により開発が進むモザンビ
ーク共和国沖コーラルガス田向けに投入される洋上プラントであり、本ジョイントベンチャーが、トップサイド(甲板
上に設置される生産設備)の設計・機材調達、及びプロジェクト全体の管理を行っています。年産約 340 万トンの
液化天然ガス生産能力を持つ本 FLNG は、タンザニア国境沿いの沖合約 50km の水深約 2,000m の海上に係
留されます。

SOFEC 社は、係留索(チェーン)などの周辺機材を含む本係留設備の設計、資機材調達、及び建造工事を行う
と共に、本 FLNG への組付け工事及び沖合での係留工事も行います。

本係留設備は、浮体式生産設備の船体内部に組付けられるインターナル・タレット(Internal Turret)と呼ばれる
一点係留設備であり、係留される浮体式生産設備は、風見鶏のように波や風、潮流からの外力が最も小さくなる
よう係留装置を中心として自由に回転し、悪天候下でも安定した操業を行うことができます。本係留設備は、洋上
のあらゆる天候下で長期間液化天然ガスの生産を行う本 FLNG の安全操業を支援する重要な役割を担います。

本 FLNG は、水深 2,000m を超える深海ガス田向けとして世界初の事例となります。海洋石油ガス業界において
注目を浴びる FLNG プロジェクトは、最終投資決定済みのものが本件を含め 4 件ありますが、SOFEC 社はその
うち 3 件の FLNG 向け係留設備を受注しています。昨年 2016 年 12 月に FLNG として世界で初めて液化天然
ガスの生産を開始したペトロナス(マレーシア国営石油会社)の“PFLNG SATU”にも SOFEC 社製の係留設備が
採用されています。


三井海洋開発株式会社について
三井海洋開発 (MODEC)は、FPSO(Floating Production, Storage & Offloading System:浮体式海洋石油・ガ
ス生産貯蔵積出設備)をはじめとする海洋石油・ガス開発プロジェクトに用いられる浮体式海洋石油ガス・生産設
備の設計、建造、リース、チャーター、オペレーション&メンテナンス・サービスを提供する日本で唯一の企業です。
http://www.modec.com/jp

SOFEC 社について
1972 年テキサス州ヒューストンに設立。業界リーダーとして、FPSO 向けをはじめとする各種係留設備の設計、
建造、据付けに関わるサービスを提供しています。2006 年に三井海洋開発株式会社の子会社となりました。こ
れまで合計 100 基以上の係留設備を世界に送り出してきました。

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