ブラジル沖合プレソルト層Lapa油田向けFPSO、チャーターサービスを開始

平成 28 年 12 月 26 日
各 位
会 社 名 三井海洋開発株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 宮﨑 俊郎
(コード番号 6269 東証第1部)
問 合 せ 先 総務部 (TEL. 03-5290-1200)




ブラジル沖合プレソルト層 Lapa 油田向け FPSO、チャーターサービスを開始

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長: 宮﨑俊郎)が、ブラジルの国営石油会社である
Petróleo Brasileiro S.A. (以下「ペトロブラス社」)の 45%子会社 Guará B.V.社より受注し、建造を行っていた
FPSO(Floating Production, Storage & Offloading System:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)は、12
月 19 日にブラジル沖で原油生産ならびにチャーターサービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)を
開始しました。

“FPSO Cidade de Caraguatatuba MV27"と命名された本 FPSO は、当社(20.1%)、三井物産株式会社
(32.4%)、株式会社商船三井(20.6%)、丸紅株式会社(17.6%)及び三井造船株式会社(9.3%)がそれぞれ出
資する Carioca MV27 B.V.が保有し、Guará B.V.社に対する 20 年のチャーターサービスに供されます。チャー
ターサービスの開始により、本年度以降の当社の収益基盤は一層拡大することが期待されます。

本 FPSO は、ペトロブラス社がオペレーターを務める Lapa(ラパ)油田(旧 Carioca 油田)の開発に用いられます。
ブラジル・リオデジャネイロの南方沖合約 300km に位置する Lapa 油田は、海底下約 5,000m のプレソルト層
(岩塩層直下の層)にある海底油田の一部です。

日量 10 万バレルの原油生産能力、日量 177 百万立方フィートのガス生産能力及び 160 万バレルの原油貯蔵
能力を持つ本 FPSO は、当社の米国子会社である SOFEC 社製の Spread Mooring(スプレッド・ムアリング)と
呼ばれる係留設備で、水深 2,126m の海上に係留されています。当社は、本 FPSO の設計から機器購入、建造、
据付までの一括工事を請け負いました。また、本 FPSO は、三井造船株式会社の千葉事業所で新造された船体
部の上にシンガポール並びにブラジルにてトップサイド(石油・ガスの生産設備)並びに係留設備の据付けを行っ
た新造 FPSO です。

本 FPSO は、当社にとって 11 基目のブラジル向けプロジェクトとなります。また、当社グループで保有し、ブラジ
ル沖合で稼働中であるペトロブラス社 Lula(旧 Tupi)油田向け“FPSO Cidade de Angra dos Reis MV22”、
Sapinhoá(旧 Guará)油田向け“FPSO Cidade de São Paulo MV23”、Iracema Sul(旧 Cernambi Sul)油田向
け“FPSO Cidade de Mangaratiba MV24”及び Iracema Norte 油田向け“FPSO Cidade de Itaguaí MV26”に
続き、当社はプレソルト層油田開発用として 5 基目の FPSO のチャーターサービスを開始したことになります。




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FPSO Cidade de Caraguatatuba MV27



三井海洋開発株式会社について

三井海洋開発 (MODEC)は、海洋石油・ガス開発プロジェクトに用いられる浮体式海洋石油ガス・生産設備の設
計、建造、リース、チャーター、オペレーション&メンテナンスサービスを提供する日本で唯一の企業です。
http://www.modec.com/jp




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