ウッドサイド社セネガル沖合サンゴマール鉱区向けFPSO受注

2020 年 1 月 10 日
各 位
会 社 名 三井海洋開発株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 香西 勇治
(コード番号 6269 東証第1部)
問 合 せ 先 総務部 (TEL. 03-5290-1200)




ウッドサイド社セネガル沖合サンゴマール鉱区向け FPSO 受注

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:香西勇治)は、オーストラリアのエネルギー大
手 Woodside Energy 社(以下「ウッドサイド社」、本社:パース市)より、西アフリカ・セネガル沖合 Sangomar(サ
ンゴマール、旧 SNE)鉱区向け FPSO (Floating Production, Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・
ガス生産貯蔵積出設備)を受注しました。

本プロジェクトは、中古の VLCC(Very Large Crude Carrier:大型石油タンカー)を FPSO に改造するものであり、
日量 10 万バレルの原油生産能力、日量 130 百万立方フィートのガス生産能力、日量 14 万 5 千バレルの水圧
入能力、及び 130 万バレルの原油貯蔵能力を持つ改造後の本 FPSO は、当社米国子会社の SOFEC 社が設
計・建造する External Turret(エクスターナル・タレット)と呼ばれる係留設備で、水深約 780m の海上に係留され
ます。当社は、2023 年に本 FPSO を客先に引き渡す予定です。

サンゴマール鉱区向け FPSO については、2019 年 2 月に当社グループが FEED(Front End Engineering
Design:基本設計)業務を受注し、基本設計業務と共にプロジェクトコストの積算業務を遂行してきました。その後、
本年 1 月に鉱区開発プロジェクトの FID(Final Investment Decision:最終投資決定)が行われたことを受け、当
社が本 FPSO を受注したものです。

ウッドサイド・ペトロリアム社グループがオペレーターを務めるサンゴマール鉱区は、セネガル・ダカールの南方約
100km 沖合に位置する深海油田であり、本鉱区の開発は、セネガルで初の海洋油田開発プロジェクトとなります。

近年、西アフリカ沖合では新規の大規模油田が次々に発見されており、今後とも新規 FPSO の需要が期待され
ます。当社は、大型で複雑な FPSO を数多く設計・建造すると共に、オペレーションしてきた実績を活かせる分野
として、ブラジルや西アフリカ海域などの大水深向けで難度の高い FPSO プロジェクトの受注に注力しています。
西アフリカを最も重要な市場のひとつと位置付ける当社は、ナイジェリア、ガボン、カメルーン、コートジボアール、
赤道ギニア、ガーナ及びアンゴラ向け計 10 基の浮体式生産設備の設計・建造を手掛けてきた他、ガーナ及びコ
ートジボアールにおいては建造後の FPSO のオペレーション事業も展開するなど、同市場での圧倒的な実績を誇
っています。




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本 FPSO の完成予想イラスト(提供:ウッドサイド社)



三井海洋開発株式会社について
三井海洋開発 (MODEC)は、FPSO(Floating Production, Storage & Offloading System:浮体式海洋石油・ガ
ス生産貯蔵積出設備)をはじめとする海洋石油・ガス開発プロジェクトに用いられる浮体式海洋石油ガス・生産設
備の設計、建造、リース、チャーター、オペレーション&メンテナンス・サービスを提供する日本で唯一の企業です。
https://www.modec.com/jp




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