南米ガイアナ・Uaruプロジェクト向けFPSOプロジェクトを正式受注

2023 年 5 月 8 日
各 位
会 社 名 三井海洋開発株式会社
代表者名 代表取締役社長 金森 健
(コード番号 6269 東証プライム市場)
問合せ先 経営企画部 (TEL. 03-5290-1240)


南米ガイアナ・Uaru プロジェクト向け FPSO プロジェクトを正式受注

三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:金森 健、以下「当社」)は、ExxonMobil
Guyana 社より、南米ガイアナの Uaru(ウアル)プロジェクト向け FPSO(Floating Production, Storage &
Offloading system : 浮 体 式 海 洋 石 油 ・ ガ ス 生 産 貯 蔵 積 出 設 備 ) の EPCI ( Engineering, Procurement,
Construction and Installation:設計から機器購入、建造、据付までの一括工事)契約並びにオペレーション&メ
ンテナンス(運転・保守点検)契約を受注しましたのでお知らせいたします。当社は昨年 10 月に本 FPSO の基本
設計業務を受注しておりましたが、今般、ExxonMobil Guyana 社及びそのコンソーシアムパートナーがガイアナ
政府から開発計画の承認を得たことを受けて FID(Final Investment Decision:最終投資決定)を行ったことに伴
い、正式受注の運びとなったものです。

本 FPSO は、「豊かさ」を意味する「Errea Wittu」と名付けられ、ガイアナ沖約 200km に位置し、ExxonMobil
Guyana (45%)、Hess Guyana (30%) および CNOOC Guyana (25%) により組成されるコンソーシアムが鉱区
権を有する Stabroek(スターブルーク)鉱区内の Snoek, Mako, 及び Uaru の油田群の開発プロジェクトに用いら
れます。当社米国子会社の SOFEC 社が設計・建造する Spread Mooring(スプレッド・ムアリング:多点係留)と
呼ばれる係留設備で、水深約 1,690m の海上に係留される予定です。




Uaru プロジェクト向け FPSO 3D モデル


本プロジェクトでは、当社グループ会社であり 2022 年 8 月に設立した東洋エンジニアリング株式会社との合弁
会社 Offshore Frontier Solutions Pte. Ltd.が、次世代 FPSO 用新造船体 M350TM をベースに FPSO の設計か
ら機器購入、建造を当社より請け負います。本 FPSO は日量 25 万バレルの原油生産能力、日量 540 百万立方
フィートのガス生産能力、日量 35 万バ レルの水圧入能力、及び 200 万バレルの原油貯蔵能力を持つ設備とな
ります。建造後は、原油及びガスの生産開始から 10 年間のオペレーション&メンテナンス・サービスを当社が
ExxonMobil Guyana 社に対して提供する予定です。




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当社の ExxonMobil 社からの受注は、2003 年に FSO Kome Kribi 1 をカメルーンで納入して以来となります。
また、本 FPSO は当社がガイアナの開発プロジェクト向けに手掛ける初めての浮体式生産設備であり、南米では
18 基目となります。近年、ガイアナ沖合では新規の大規模油田が次々に発見されており、今後とも新規 FPSO の
需要が期待されます。当社は、大型で複雑な FPSO を数多く設計・建造すると共に、長年に渡りオペレーション&
メンテナンス・サービスを提供してきた実績を活かし、今後もガイアナなどの大水深向けで難度の高い FPSO プロ
ジェクトの受注に注力していきます。



三井海洋開発株式会社について
三井海洋開発 (MODEC)は、FPSO(Floating Production, Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・ガ
ス生産貯蔵積出設備)をはじめとする浮体式の海洋石油・ガス生産設備の設計・資材調達・建造・据付に加え、設
備のリース、及び操業まで一貫して手掛け、顧客である石油会社に対し、石油・ガスの生産というトータルサービ
スを提供することができる日本で唯一、且つ世界屈指の企業です。これまでに合計 50 基の浮体式生産設備の設
計・建造を行った実績を誇る当社は、業界におけるトップとしての地位を確立しつつあります。
https://www.modec.com/jp




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