RevOpsに関する実態調査2023年版第二弾結果公開

2023 年 6 月 28 日
報道関係各位
バーチャレクス・ホールディングス株式会社
(東証グロース:6193



RevOps に関する実態調査 2023 年版第二弾結果公開
~マーケティング、セールス、カスタマーサクセスの部門連携による取り組みの有無で
売上などの成果に関する違いが判明!~



バーチャレクスグループのバーチャレクス・コンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:丸山
勇人、以下「バーチャレクス」
)はこの度、『RevOps(レベニューオペレーション)
』に関する実態調査第二弾の結果を
公開しました。

これは前回の 2023 年版第一弾「認知&取り組み状況 編」に続く、第二弾「成果 編」となります。

第一弾調査結果ハイライト ※詳しくはこちら
 RevOps の全体の認知度は 1 割程度
 RevOps の「役職」別認知度では、本部長・事業部長、会長・社長・経営者・CEO、取締役・役員が上位を占めて
いる。
 RevOps の「所属部署」別認知度では、人事、経営企画、情報システムが上位を占めている。
 「マーケティング、 営業、カスタマーサクセス」における部門横断の取り組みを行っている国内企業は全体として
17.5%の割合(2 割弱)

 売上規模別(100 億円以上)においては、部門横断の取り組みを行っている企業割合が、規模が大きくなる程高く
なる傾向であり、従業員規模=10,000 人以上、売上規模=1,000 億円以上は 2 割を超えている。
 部門横断の取り組みを行っている企業のうち、担当部署として最も割合が高いのは「経営企画関連部署」 。

RevOps 実態調査とは?

本調査は、全国の 20 歳以上の「経営者・役員」「会社勤務(正社員・管理職)、
、 」「会社勤務(正社員・一般社員)」
および、「勤務先の従業員規模 500 人以上」に該当する 9,798 人を対象に、RevOps の認知度や部門横断の取り組み状
況や部門横断の取り組みに関連する内容を聴取し分析した実態調査となります。

■第二弾調査概要
9,798 人の対象者のうち、以下に当てはまる 1,000 人に対して深掘り調査を行いました。

「マーケティング、営業、カスタマーサクセス」における部門横断の取り組みを、
 属性①:既に社内に取組んでいる部署、または担当者がいる(n=400)
 属性②:今は取り組んでいる部署、または担当者はいないが、計画している、もしくは必要性を感じている(n=400)
 属性③:取り組んでいる部署、または担当者はおらず、今後も取り組む予定はない、かつ必要性も感じていない
(n=200)
1.直近 5 年間の「売上」推移について




直近 5 年間の売上が「上昇推移」であると回答した企業を見ると、「既に社内に取組んでいる部署、または担当者が
いる」(=[属性①] )の回答割合が他の属性②③に比べて最も高い状況です。
また「上昇推移 分類 計」 (=「上昇推移」
「やや上昇推移」「どちらかといえば上昇推移」と回答した割合の合計、
以下省略)においても同様に[属性①]の回答割合が最も高い状況であり、次いで「今は取り組んでいる部署、または
担当者はいないが、計画している、もしくは必要性を感じている」 (=[属性②])が高い状況です。
「上昇推移 分類 計」において、 [属性①]だけでなく、[属性②]も高い状況なのは、取り組み段階の違いはある
ものの連携の重要性を強く意識していて、マーケとセールスなどの部分的な連携、もしくは「The Model」の概念のよ
うに部門別の最適化などがある程度図れたことが成果に繋がっている可能性が高いと推測されます。

直近 5 年間の「売上」推移のまとめとしては、属性①の「上昇推移」回答割合が他と比べて顕著に高く、加えて属性
①②の「上昇推移 分類 計」 回答割合が「取り組んでいる部署、または担当者はおらず、今後も取り組む予定はない、
かつ必要性も感じていない」 (=[属性③])に比べて顕著に高く、前提として業界特性などの市場環境に影響されている
部分があるものの、取り組み状況によっての違いが見受けられました。
2. 直近 5 年間の「新規顧客数」推移について




直近 5 年間の「新規顧客数」が「増加した/上がった」であると回答した企業を見ると、[属性①]の回答割合が最
も高い状況であり、 [属性②]も次いで高い状況です。
また「上がった 分類 計」 (=「増加した/上がった」「やや増加した/上がった」と回答した割合の合計、以下省
略)においても、 [属性①]の回答割合が最も高い状況であり、[属性②]も次いで高い状況です。

直近 5 年間の「新規顧客数」推移のまとめとしては、属性①②の「増加した/上がった」回答割合が[属性③]と比
べて顕著に高く、加えて属性①②の「上がった 分類 計」回答割合が属性③に比べて顕著に高く、属性①②と属性③
に大きな違いが見受けられました。
3. 直近 5 年間の「既存顧客数」の推移について




直近 5 年間の「既存顧客数」が「増加した/上がった」であると回答した企業を見ると、[属性①]の回答割合が最
も高い状況であり、 [属性②]も次いで高い状況です。
また「上がった 分類 計」 (=「増加した/上がった」「やや増加した/上がった」と回答した割合の合計、以下省
略)においても、 [属性①]の回答割合が最も高い状況であり、[属性②]も次いで高い状況です。
[属性③]に比べて[属性①] [属性②]の回答割合が非常に高い状況であり、[属性②]も属性①に次いで高い状況
です。

直近 5 年間の「既存顧客数」推移のまとめとしては、属性①②の「増加した/上がった」回答割合が属性③と比べ
て顕著に高く、加えて属性①②の「上がった 分類 計」回答割合も属性③に比べて顕著に高いため、属性①②と属性
③に大きな違いが見受けられました。
4. 直近 5 年間の「客単価」の推移について




直近 5 年間の「客単価」が「増加した/上がった」であると回答した企業を見ると[属性①]の回答割合が最も高い
状況です。
また「上がった 分類 計」 (=「増加した/上がった」
「やや増加した/上がった」と回答した割合の合計、以下省
略)においても、 [属性①]の回答割合が最も高い状況であり、[属性②]も属性①に次いで高い状況です。

直近 5 年間の「客単価」推移のまとめとしては、属性①の「増加した/上がった」回答割合が属性②および[属性
③]と比べて顕著に高く、加えて属性①②の「上がった 分類 計」回答割合が属性③に比べて顕著に高く、属性①②
と属性③に大きな違いが見受けられました。

5. まとめ

第二弾「成果 編」全体としては、 「マーケティング」「セールス」
「カスタマーサクセス」における部門横断の取り組
み状況や意向の違いによって 「売上」 と売上に影響する「新規顧客数」「既存顧客数」
「客単価」の違いがあると分かり、
国内企業においても RevOps の取り組みは「企業の稼ぐ力」を最大化するための重要なテーマであることが改めて浮
き彫りになりました。

今回は第二弾:「成果 編」の内容になりますが、追って第三弾:「運用 編」の結果を公開していく予定です。
既に公開している第一弾:「認知&取り組み状況 編」については以下のテキストリンクよりご参照ください。
バーチャレクスは今後も、 顧客起点におけるマーケティングからセールス、カスタマーサクセスにおける部門横断の取
り組みについてのナレッジを蓄積、提供してまいります。
なお、本調査の第三弾結果についての情報をご希望の方は「お問い合わせ」フォームの「お問い合わせ詳細」 「RevOps

調査第三弾メルマガ配信希望」とご記入の上送信ください。サイト公開時に担当者よりメルマガにてご案内します。

【『RevOps(レベニューオペレーション) 』とは?】
「Rev」はレベニュー(収益)「Ops」はオペレーションのことで、RevOps(レベニューオペレーション、以下「レ

ブオプス」 )とは、「企業が稼ぐ力」を最大化するための仕組みをつくり、それを運用することを意味します。コロナの
影響で企業の収益が下がったことにより、米国を中心に急速に広まっている概念です。
RevOps という言葉と考え方は、 もともとアメリカの SaaS やサブスクリプションサービス業界が発祥であると言わ
れています。それらの業界は「The Model」と呼ばれる事業スタイルによって拡大してきました。 「The Model」とは、
顧客との関係づくりを、 「マーケティング」 「セールス」「カスタマーサクセス」といったプロセスに分け、それぞれの
パフォーマンスを上げることで、ビジネス全体を成長させていくという考え方です。
RevOps は、その「The Model」の発展形と考えられます。分かれていたプロセスを「収益の最大化」という視点で
あらためてつなぎ直そうというのが RevOps の考え方です。マーケティング、 セールス、カスタマーサクセスのそれぞ
れの活動を、データや組織、オペレーションをつなぐことによって再統合し、稼ぐ力を最大化していくことを RevOps
は目指します。

【調査実施概要】
「2023 年 国内における RevOps 実態調査」
・調査方法 :インターネットアンケート
・調査実施期間:2023 年 3 月 24 日~2023 年 3 月 26 日
・対象地域 :全国
・対象者 :調査会社のモニター事前登録情報において、20 歳以上、職業=「経営者・役員」
「会社勤務(正社員・
管理職)「会社勤務(正社員・一般社員)、従業員規模=「500 人以上」が対象、対象数=9,798 サンプル
」 」

【関連情報】
・RevOps 実態調査(国内) 2023 年版第一弾:
「認知&取り組み状況 編」
・博報堂との協業でシステム基盤の診断サービス「HAKUHODO Marsys Assessment for RevOps」の提供を開始
・連載【企業の「稼ぐ力」を最大化する RevOps】Vol.1 「RevOps」と何か?


■ バーチャレクス・コンサルティング株式会社について (http://www.virtualex.co.jp)
バーチャレクス・コンサルティングは創業来「企業と顧客の接点領域」にフォーカスしたビジネスを展開しており、「顧客の
成功こそが自社成長の鍵である」というカスタマーサクセスの考え方にもとづき、"Succession with You" ― 一度きりの成
功の「Success」ではなく、連続する成功という意味の「Succession」を、「for You」ではなく、伴走するという意味で
「with You」していくことを企業として掲げています。現在では顧客企業の CRM 領域の DX・デジタルシフトを、コンサル
ティング、テクノロジー、オペレーションのコアスキルを融合させ、ワンストップ伴走型でサービスを展開しています。


■ バーチャレクスグループについて (http://www.vx-holdings.com)
バーチャレクスグループは、東京、佐賀、アメリカ、バンコクと 3 ヶ国 6 企業、約 1,000 名の従業員が一体となり、金融・保険、
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専門知識を活かしたサービスを提供しております。2016 年 6 月には東京証券取引所マザーズ市場(現:グロース市場)に上場
しています。

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