ブレイラ橋向けメインケーブルワイヤ及びハンガーケーブルの受注について

2019 年 11 月 29 日

各 位
会社名 東 京 製 綱 株 式 会 社
代表取締役社長 浅 野 正 也
(コード番号 5981 東証第1部)
問合せ先 専務取締役執行役員 佐藤 和規
(TEL. 03- 6366- 7777)




ブレイラ橋向けメインケーブルワイヤ及びハンガーケーブルの受注について



このたび当社は、Suspended Bridge over the Danube in Braila Area (ブレイラ橋)に使用されるメ

インケーブルワイヤおよびハンガーケーブルを受注いたしました。 同橋は、ルーマニア・ブレイラ

市と対岸を結ぶためドナウ川に架かる、全長約 1,974.3m、中央径間長 1,120m の吊橋で、完成後は

ルーマニア国内最長、EU 域内では 4 番目の中央径間を有する吊橋となります。

このたびの受注は、明石海峡大橋やトルコのオスマン・ガーズィー橋をはじめとする、当社の国内

外における数々のケーブル納入実績と技術力が高く評価されたものといえます。

海外においては、欧州のみならず、アジア、アフリカの新興国においても、急速に進展する交通イ

ンフラの整備に伴った橋梁ケーブルの需要の高まりが見込まれており、当社は引き続き品質の高い

製品の供給を通じて、各国の発展に寄与すべく取り組んでまいります。









1.納 入 先 株式会社 IHI インフラシステム

2.納入予定時期 2020 年 7 月~2021 年 6 月

3.受 注 概 要

(1)メインケーブルワイヤ:約 7,000 トン

ブレイラ橋メインケーブルはエアスピニング工法にて架設する計画であり、当社は同工法に

用いるメインケーブルワイヤを供給いたします。ワイヤの強度は 1,860MPa と、明石海峡大橋

をはじめとする国内吊橋での実績(最高 1,770MPa)を超える強度のワイヤとなります。
(2)ハンガーケーブル:約 400 トン

ハンガーケーブル用として用いられる NEW-PWS は、工場で一切の防食加工を施された完全

プレファブ型ケーブルとして、国内の吊橋 斜張橋をはじめ多くの橋梁で用いられてきました。


ハンガーケーブルにおいてもメインケーブルワイヤ同様、これまでの実績における最高強度

1,770MPa を超えた 1,860MPa のワイヤで構成されたケーブルを納入予定です。



※株式会社 IHI インフラシステムは、イタリアの建設会社 Astaldi 社との JV でデザインビルド

(設計・建設一括請負)によりブレイラ橋プロジェクトを受注しており、当社はケーブルの製

作及び輸送を株式会社 IHI インフラシステムから受注しております。



4.完成イメージ(画像提供:株式会社 IHI インフラシステム)




以 上

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