NEDO「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業」に採択

2018 年 12 月 27 日
各 位
会 社 名 株式会社エンビプロ・ホールディングス
代表者名 代表取締役社長 佐 野 富 和
(コード番号:5698 東証第一部)
問合せ先 執行役員 経営企画部長 竹 川 直 希
(TEL. 0544-58-0521)


NEDO「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業」に採択

当社グループである株式会社エコネコル(本社:静岡県富士宮市、代表取締役社長 佐野文
勝、以下、「エコネコル」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以
下、「NEDO」)の「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業」(以下、「同実証事業」)
に採択されましたので、お知らせいたします。


1.事業の概要
アジア諸国では、都市部の非効率な資源の利用、大気汚染や廃棄物の増加等、既に過大な環
境負荷が課題となっておりますが、これらの問題に対する政策的な対応は後手に回りがちな状
況です。これらの国々に適切な資源循環制度の構築を促していくためには、日本がこれまで取
り組んできたリサイクル関連の法律・ガイドラインといった政策ツールや、有害廃棄物の適正
処理といった技術・システムなど環境負荷を低減させてきたノウハウを提供し、相手国側と一
体となってデモンストレーション効果を有する取り組みを実施し、その有効性を検証すること
が必要です。シンガポールにおいては、街の美化等の取り組みが進んでいる一方、小型家電に
含まれる電池等は十分にリサイクルされていない状況です。このような状況を踏まえ、シンガ
ポールでは近年リサイクルに関する取り組みを強化しております。
そのような背景を受け、NEDO では同実証事業においてアジア地域の新興国を対象にリサイク
ル等の資源循環に関する制度と技術の一体的な導入を目指して、様々な実証事業の公募を実施
しており、その一環として今回シンガポールでの小型二次電池の高度再資源化に関して、政策
対話や実現可能性調査などを踏まえ、日本国内で構築されてきた政策ツールや技術・システム
のノウハウを提供し資源循環制度の構築を支援するための公募を実施しました。
一方、当社では、資源価値の高いコバルト・ニッケルを含む二次電池をリサイクルし有用金
属を回収するために、2018 年1月に二次電池リサイクル事業の株式会社VOLTAを設立しま
した。また今回、エコネコルと日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 有
元龍一)との連名での「シンガポールにおける小型二次電池の高度再資源化実証事業」が NEDO
の同実証事業に採択されました。これらの事業を通じて海外での二次電池リサイクル、国際資
源循環の確立ならびにシンガポールでの制度設計支援に取り組んでまいります。また、現地に
進出している日系企業から排出される二次電池リサイクルの受け皿となることによって、間接
的にはこれら日系企業の環境配慮・CSR にも貢献できると考えております。
本実証事業では、2018 年度に実現可能性調査を実施し、2019~2020 年度に予定している実証
事業への移行の可否をステージゲート審査で決定する予定となっております。


2.会社概要
(1) 名 称 株式会社エコネコル
(2) 所 在 地 静岡県富士宮市山宮 3507 番地の 19
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役 佐野 文勝
(4) 事 業 内 容 金属スクラップの再資源化、産業廃棄物の再資源化、金属ス
クラップ・廃プラスチック・製紙原料・バイオマス燃料等の
国際流通
(5) 資 本 金 435 百万円
(6) 設 立 年 月 日 1978 年7月
(7) 株 主 株式会社エンビプロ・ホールディングス




以 上

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