都市ごみ焼却灰からの貴金属回収実証試験開始に関するお知らせ

平成 30 年4月 23 日
各 位
会 社 名 株式会社エンビプロ・ホールディングス
代 表 者 名 代表取締役社長 佐 野 富 和
(コード番号:5698 東証第二部)
問 合 せ 先 執行役員経営企画部長 竹 川 直 希
(TEL. 0544-58-0521)


都市ごみ焼却灰からの貴金属回収実証試験開始に関するお知らせ

当社は、太平洋セメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 不死原 正文、以下
「太平洋セメント」)及びリバーホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締
役社長 松岡 直人、以下「リバーホールディングス」)と共同で、都市ごみ焼却灰等からの貴
金属回収実証試験設備を太平洋セメント大船渡工場内に設置し、平成 30 年3月 16 日から実証試
験を開始しました。


1.実証試験の目的
日本は都市鉱山という観点から見ると世界有数の資源大国といわれているものの、これは潜
在的な蓄積量の側面からの評価であり、現時点では十分な回収がなされているとはいえない状
況です。また、都市ごみ焼却灰はその多くが埋立処分されていますが、貴金属が含まれている
ことも近年判明しています。


このような状況を踏まえ、当社は太平洋セメント及びリバーホールディングスとともに、都
市ごみ焼却灰から貴金属等の回収、評価、販売及び回収残渣のセメント再資源化を行うことを
目的として共同研究を進める中、平成 29 年 11 月より大船渡工場内に実証試験設備の設置に着
手し、平成 30 年3月 16 日より実証試験を開始いたしました。


実証試験では、当社及びリバーホールディングスが貴金属回収技術のノウハウの提供ならび
に回収貴金属の販売を行い、太平洋セメントにおいては都市ごみ焼却灰の調達、貴金属回収作
業ならびに回収残渣のセメント再資源化を行います。さらに、貴金属回収・販売の事業化や他
事業所への展開等について検討してまいります。


本取組により、これまで未回収となっていた都市ごみ焼却灰に含まれる貴金属資源を再資源
化ルートに乗せることで、循環型社会の実現・持続可能社会の形成に大きく貢献するものと考
えています。
2.実証試験設備の概要
名 称 都市ごみ焼却灰等からの貴金属回収実証試験設備
所 在 地 岩手県大船渡市赤崎町字跡浜 21-6 (太平洋セメント大船渡工場内)
実証試験内容 都市ごみ焼却灰からの貴金属回収実証試験
処 理 能 力 6t/h
試 験 予 定 平成 30 年3月 16 日より実証試験を開始




3.共同研究者の概要
(1) 名 称 太平洋セメント株式会社
(2) 所 在 地 東京都港区台場二丁目3番5号台場ガーデンシティビル
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役社長 不死原 正文
(4) 事 業 内 容 セメント事業、資源事業、環境事業、建材・建設土木事業等
(5) 資 本 金 862 億円
(6) 設 立 年 月 日 明治 14 年5月


(1) 名 称 リバーホールディングス株式会社
(2) 所 在 地 東京都千代田区大手町一丁目7番2号東京サンケイビル 15 階
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役会長 鈴木 孝雄
代表取締役社長 松岡 直人
(4) 事 業 内 容 グループの事業(リサイクル・廃棄物処理とその関連事業)の
統括
(5) 資 本 金 1,563 百万円
(6) 設 立 年 月 日 平成 19 年7月
4.今後の見通し
当該実証試験開始に伴う、平成 30 年6月期の業績に与える影響は軽微であります。今後、業
績に与える影響が生じた場合には、速やかにお知らせ致します。


以 上

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