次世代自動車用部品の生産能力増強と二拠点体制確立-岐阜工場 パワーカードリードフレーム新生産ライン竣工-

News Release
2018年11月7日
愛知製鋼株式会社



次世代自動車用部品の生産能力増強と二拠点体制確立
〜岐阜工場 パワーカードリードフレーム新生産ライン竣工〜

愛知製鋼株式会社(本社:愛知県東海市、代表取締役社長:藤岡高広)は、HVやEVなどの次世代車に不可欠な
インバータ用放熱部品である「パワーカードリードフレーム」の生産能力増強と二拠点生産体制によるBCPに対応
するため、当社岐阜工場(岐阜県各務原市)内に新生産ラインを建設し本日竣工式を執り行いました。

HVやEVなど、電気を動力とする車には、モータの電力制御などを行うパワーカード※が搭載されています。その
主要構成部品である「パワーカードリードフレーム」は、異形断面形状の銅板を高精度にプレス加工し、数ミクロン
厚の均一なニッケルめっきや部分的に金めっきを施した、複雑形状の接点・放熱部品です。精密プレス技術と機能
めっき技術を融合させることで、同一敷地内での一貫生産を実現しており、当社の強み商品の一つとなっています。

今回竣工した新生産ラインは、4S(Simple、Slim、Short、Straight)にこだわった一貫自動ラインであることや、生産
性の2割向上に加え、製品品質に影響する異物混入防止のさらなる強化により、よりいっそう高品質なモノづくりに
適した作業環境を実現しています。また、将来のさらなる生産能力増強を視野に入れたライン設計としています。

さらに、今回の新ラインを既存の知多工場(愛知県東海市)内の電子部品工場から離れた岐阜工場に配置する
ことで、巨大地震など災害時でも安定的にお客様へ供給継続する体制を確立しました。

今後も当社は、次世代車や自動運転支援技術など、拡大する市場への継続的な投資を実施し、お客様と一体
となったモノづくりで、安全・安心・便利なモビリティライフを支え、人と環境に優しいスマート社会の実現に貢献して
いきます。


※ パワーカード: パワー半導体が複数セットされたカード型の薄いパワーモジュールで、
車1台に複数枚が使用されている



【新生産棟・新生産ラインの概要】


1.所在地: 愛知製鋼株式会社 岐阜工場内
(岐阜県各務原市鵜沼大伊木長 3 丁目 36 番地) 動力 電気
2.生産品: パワーカードリードフレーム パワーカードリードフレーム使用部分
3.生産能力: 180 万個/月(車輌 6 万台/月分に相当) (HV の場合)
4.建築面積: 約 4,200 ㎡(2 階建て)
5.投資額: 約 30 億円(建屋、設備)




めっき処理ライン全景

お問い合わせ先・・・本社/広報部企業広報グループ:052-603-9216

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