耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス『NANOCERAM(TM)』が超小型光学衛星KITSUNEのカメラプロテクターとして採用されました

Press Release

2022 年 3 月 11 日
株式会社オハラ


耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス
『NANOCERAM™』が超小型光学衛星 KITSUNE の
カメラプロテクターとして採用されました
画像提供:原田精機株式会社




画像提供:株式会社シグマ




株式会社オハラ(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長執行役員:齋藤弘和)は、原田精機株式会社(静岡県
浜松市)
、株式会社アドニクス(東京都八王子市)
、および国立大学法人九州工業大学(福岡県北九州市)の 3 社に
よるコンソーシアム(
「HAK コンソーシアム」)が製造した超小型衛星「KITSUNE」において、当社の製造する耐衝撃・
高硬度クリアガラスセラミックス『NANOCERAM™』を使用したカメラプロテクターが採用されましたのでお知らせい
たします。
国際宇宙ステーション(ISS)では無重力空間で衛星のハンドリングを行うことから、船内でのガラス飛散による
人体や機器などへのリスクを、最小限に抑えることが求められます。今回、
『NANOCERAM™』の極めて高い耐衝撃性能
が評価され、様々な実証実験を経て当該衛星のカメラプロテクターにご採用頂くこととなりました。
超小型衛星「KITSUNE」は 2022 年 2 月 20 日に米国 Antares ロケットにて打上げられ、現在国際宇宙ステーション
(ISS)の実験棟「きぼう」に輸送され、宇宙空間への放出を待機している状況です。
宇宙空間への放出は 2022 年 3 月末頃に見込まれており、おおよそ 400 ㎞上空から分解能 5 メートルクラスの地
上画像撮影や、C-band 通信機による高速通信など複数の実証実験が行われる予定です。
当社は長年に渡り極めて厳しい品質水準が求められる宇宙関連産業において、光学ガラスや CLEARCERAM™-Z など
数多くの採用実績を積んでまいりましたが、今回の取り組みにより『NANOCERAM™』につきましても「宇宙品質」で
あることが実証されました。
当社は、今後も最先端技術領域の要求に応えていくことで材料技術を進化させ、あらゆる用途、市場に『宇宙品
質の先進材料』で貢献してまいります。





Press Release


【NANOCERAM™の特徴】

『NANOCERAM™』は、ガラス相と結晶相の 2 相構造から
なるガラスセラミックスで、優れた耐衝撃特性、高強度、
高透過率を実現したガラスセラミックスです。
『NANOCERAM™』は、今回採用いただいたカメラプロテ
クターの他、耐衝撃特性が求められる光学機器やモバイ
ル機器などのカバーガラス等、高強度且つ高透過率が要
求されるあらゆる用途において、サファイアクリスタル
ガラスや化学強化ガラスでは実現できない新たなご提
案が可能です。




【会社紹介】
当社は 1935 年の創業以来、光学ガラスのリーディングカンパニーとして、デジタルカメラをはじめとした
各種光学機器向けのガラス素材を開発・供給しています。
また、光学ガラスで培ったナノテクノロジー技術をもとに、様々なガラスセラミックスの開発も行っており、
耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス『NANOCERAM™』のほか、ゼロ膨張ガラスセラミックス『クリアセラ
ム™-Z』や、リチウムイオン伝導性ガラスセラミックス『LICGC™』等を展開しています。


【会社概要】(2021 年 10 月 31 日現在)

社名 株式会社 オハラ
所在地 〒252-5286 神奈川県相模原市中央区小山 1-15-30
代表者 代表取締役社長執行役員:齋藤弘和
事業内容 光及びエレクトロニクス事業機器向け
ガラス素材の製造・販売
資本金 58 億 5 千 5 百万円
従業員数 438 名(グループ全体 1,462 名)
TEL 042-772-2101(代)
FAX 042-774-1071
MAIL sale@ohara-inc.co.jp
URL https://www.ohara-inc.co.jp


【本件に関するお問合せ】
株式会社オハラ
特殊品事業部 特殊品営業部 特殊品営業二課
担当 菊池 亮太
MAIL r_kikuchi@ohara-inc.co.jp




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