マレーシア 第2SPS製造装置の商業運転を開始

2023 年 12 月 18 日
各 位
会 社 名 出 光 興 産 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 木 藤 俊 一
(コード番号:5019 東証プライム市場)
問 合 せ 先 経理財務部 IR 室長 茂 木 大 輔
(TEL : 03 - 3213 - 9307)


マレーシア 第2SPS 製造装置の商業運転を開始


出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤 俊一、以下当社)の子会社である
出光アドバンスドマテリアルズ(マレーシア)(社長:石和 秀紀)は、マレーシアのジョホール州パシルグダン
に第 2 SPS(シンジオタクチックポリスチレン)製造装置を新設し、2023 年 11 月に商業運転を開始しました。
当装置の生産能力は 9 千 t/年で、第 2 SPS 装置が稼働することで当社の独自素材である SPS 樹脂の生
産規模は 2 倍になります。千葉事業所(所在地:千葉県市原市、所長:秋谷 博志)内にある第 1 SPS 装置と
の 2 拠点体制になることで、より安定した生産・供給体制が実現しました。




商業運転を開始した第 2 SPS 装置 第 2 SPS 装置 製品ペレット



SPS 樹脂は、1985 年に当社が世界で初めて合成に成功し、1997 年に世界で初めて商業化を達成した純
国産のエンジニアリングプラスチックです。耐熱性(融点 270℃)・耐熱水性・絶縁性・電波透過性に優れ、電
気自動車を含む自動車関連部品、家電や食器・電子レンジ調理容器などの日用品等に広く採用され、需
要が拡大しています。
第2SPS 製造装置の建設地であるマレーシアのパシルグダンは、当社の石油化学製品の重要な製造拠
点の一つです。需要の拡大が見込まれる東南アジアに位置し、隣接する当社子会社の出光SMマレーシア
(社長:荒尾 友紀)から SPS の原料である SM(スチレンモノマー)の調達が可能で、パシルグダン内で一貫
した生産体制が実現できることから当地での建設を進めてきました。今後、第 1 SPS 製造装置との 2 拠点体
制により供給の最適化を図るとともに、販売拡大に向けた取り組みを強化します。


当社は、SPS 樹脂をはじめとするさまざまな特性を持つ素材の供給を通じて、省エネや省資源化といった
社会ニーズに応えるとともに、持続可能な社会の実現への貢献を目指します。


【第2SPS 装置の概要】
1.立 地: マレーシア ジョホール州
2.生産能力: 9 千トン/年
3.商 品 名:『ザレック™』(XAREC™




以 上

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