全国農業協同組合連合会(JA全農)とのシステム連携に向けた協議開始のお知らせ

2023 年 3 月 30 日
各位
会 社 名 日 本 農 薬 株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 岩田 浩幸
コード番号 4997 東証プライム
問合せ先 総務・法務部長 吉岡 正樹
電 話 0570-09-1177




全国農業協同組合連合会(JA全農)とのシステム連携に向けた

協議開始のお知らせ

(レイミーのAI病害虫雑草診断アプリと営農管理システムZ-GIS)



日本農薬株式会社(以下「日本農薬」)と全国農業協同組合連合会(以下「JA全
農」)はレイミーのAI病害虫雑草診断アプリと営農管理システムZ-GISのシス
テム連携にむけて協議を開始することについて合意しました。


(1)連携で目指す内容
「Z-GIS」ユーザーが「レイミーのAI病害虫雑草診断」で得た病害虫雑草診
断の結果と「Z-GIS」で管理する営農情報を地図情報と併せて「見える化」する
ことにより、生産者の圃場管理の効率化、高度化をはかります。なお、この連携には
日本農薬のAPIを使用することを想定しています。
※APIとは「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application
Programming Interface)」の略称であり、システム間連携を容易にする為に、連携のルー
ル・仕様を定義し、一部の機能を効率的に共有できる仕組みです。
(2)連携の背景
日本における農業は生産者の減少・高齢化が加速化し、深刻な労働力不足がすすむ
一方で、担い手への農地集積により1経営体あたりの経営規模が拡大しています。そ
の生産基盤を維持する打開策として、スマート農業市場の拡大・発展が、生産現場に
不可欠となっています。このような背景の中、日本農薬は病害虫雑草のより効率的な
防除を目指して「レイミーのAI病害虫雑草診断」の普及に取り組んできました。J
A全農の「Z-GIS」は他のシステムとの連携が可能であり、
「レイミーのAI病
害虫雑草診断」と連携させることが生産者にとって価値のあるソリューション提供に
なると判断し協議を進めることになりました。


(3)システムについて
ア. 「レイミーのAI病害虫雑草診断」は日本農薬が2020年にリリースした、日本農
薬と株式会社NTTデータCCSが共同開発したAIを活用したスマートフォン専用
の防除支援ツールです。作物や田畑に発生する病害虫や雑草を写真から診断し、表示
された診断結果から利用者が選択した防除対象に有効な防除薬剤の情報を提供しま
す。
イ. 「Z-GIS」はJA全農が提供する営農管理システムです。高精細な地図上にマウ
ス操作で簡単に圃場ポリゴンが作成でき、そこにユーザーが登録したい情報をエクセ
ル形式で入力し紐づけることで、圃場の位置と営農情報を効率的かつ自由度高く管理
できるようになります。スマート農業の第1歩として2018年からサービスを開始
し、「Z-GIS」を「スマート農業のプラットホーム」としてJAグループの担い
手サポーターであるTACを中心に普及活動を展開中です。




当社は今後とも日本農薬グループ基本理念に則り、安全で安定的な食の確保と豊か
な生活を守ることを使命として、技術革新による新たな価値創造にチャレンジし、市場
のニーズに応えるべく、スマート農業の発展を通じてグローバルな社会に貢献してま
いります。


以上

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