株式会社クボタとのシステム連携に向けたモニターテスト開始のお知らせ

2023 年 1 月 17 日
各位
会 社 名 日 本 農 薬 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 岩田 浩幸
コード番号 4997 東証プライム
問合せ先 総務・法務部長 吉岡 正樹
電 話 03-6361-1400



株式会社クボタとのシステム連携に向けたモニターテスト開始のお知らせ

当社は、2020 年 4 月より配信しておりますスマートフォン用アプリケーション「レイミ
ーの AI 病害虫雑草診断」
(以下、「本アプリ」)の API(※1)を株式会社クボタに提供し、
同社が提供する営農・サービス支援システム「KSAS(※2)(クボタスマートアグリシステ
ム)」との連携に向けたモニターテストを開始いたします。


(※1)API

「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)」の

略称であり、システム間連携を容易にする為に、連携のルール・仕様を定義し、一部の機能を効率的に共

有できる仕組みです。

(※2)KSAS(クボタスマートアグリシステム)

株式会社クボタが提供する、営農・サービス支援システム。圃場情報や作業履歴、収穫実績、農機の稼働

情報等をパソコンやスマートフォン等を使って管理・閲覧できるシステムです。




日本農業は、農業従事者の高齢化による離農や委託の増加により、担い手農家への農地
集約と規模拡大が加速しています。また栽培作物は多品目化し、品種も多種多様化してき
ています。担い手農家は、規模拡大を図る上で人員の確保が必要になりますが、熟練した
技術・技能・知識を持った農業従事者の確保は困難になっています。
このような市場環境の変化の中、農作物の安定生産や高付加価値化を図っていくために
は、AI や IoT などの先端技術を活用したスマート農業の活用が欠かせません。


本アプリは AI が作物や田畑に発生する病害虫や雑草を写真から診断し、表示された診
断結果から利用者が選択した防除対象に有効な防除薬剤の情報を提供する、スマートフォ
ン専用の防除支援ツールです。




本アプリの API は、当社と株式会社 NTT データ CCS が共同で運営するサービスです。
今回のシステム連携によって、本アプリによる病害虫雑草の診断と発生状況記録ととも
に、さまざまな営農管理の記録やデータの一元管理を「KSAS」内で実現し、ユーザビリテ
ィの更なる向上を図ってまいります。


当社は今後とも日本農薬グループ基本理念に則り、安全で安定的な食の確保と豊かな生
活を守ることを使命として、技術革新による新たな価値創造にチャレンジし、市場のニー
ズに応えるべく、スマート農業の発展を通じてグローバルに社会に貢献してまいります。


モニターテストの概要と役割分担

実施期間 2023 年 1 月~2023 年 12 月

対象作物 水稲、野菜

日本農薬 ・「レイミーの AI 病害虫雑草診断」の API 提供
株式会社 ・モニターテストの支援

株式会社 ・営農・サービス支援システム「KSAS」の提供
クボタ ・プロトタイプの開発
・モニターテスト参加農家の選定
・モニターテストの実施



◆本アプリの特設サイト「スマートフォン用アプリ レイミーの AI 病害虫雑草診断」
https://www.nichino.co.jp/products/aiapp/index.html?utm_source=press&utm_medium=s
1&utm_campaign=s1&utm_id=003
以上





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