造血幹細胞の増幅方法に関する米国特許出願の審査通過についてのお知らせ

平成 27 年 11 月4日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 リ プ ロ セ ル
代表者名 代表取締役社長 横山 周史
(コード番号:4978)
問合せ先 取締役経営管理部長 帯 田 大悟
(TEL.045-475-3887)




造血幹細胞の増幅方法に関する米国特許出願の審査通過についてのお知らせ



この度、当社と日産化学工業株式会社が共同出願していた造血幹細胞の増幅方法に関する特許出願が米国で審
査を通過いたしましたのでお知らせいたします。


本特許出願は、臍帯(さいたい)血中等に含まれる造血幹細胞を従来の3倍以上、効率的に増幅する技術に関
するものです。臍帯血移植は、ドナーの負担が少ない手法として白血病の治療で利用が広がっている一方で、移
植に必要となる臍帯血の量が十分でない問題がありました。本特許出願技術により、造血幹細胞を効率的に増幅
させ、臍帯血移植をより多くの患者に適用できる可能性が飛躍的に高まります。
また、本特許出願とは別に造血幹細胞の増幅方法に関する特許がすでに国内においても成立しており(平成 27
年 1 月 27 日開示)、今回の米国特許出願の審査通過によって、臍帯血移植の実用化が進む日米両国で高い競争
力と優位性を獲得することとなりました。


当社グループは、ES/iPS 細胞の世界最先端の技術力と、グローバルネットワークを強みとして、再生医療へ
の取り組みを積極的に推進しております。造血幹細胞は再生医療の研究において最も進んだ分野であり、当社グ
ループは、本特許技術の再生医療領域における実用化をいち早く実現してまいります。



本特許技術による造血管細胞の増幅 今後の再生医療への応用

臍帯(さいたい)等より 本特許に関する 造血幹細胞を容易に 白血病治療での活用
造血幹細胞を抽出 造血幹細胞の増幅技術 増やすことが可能 (造血幹細胞を白血病
患者などに移植)




造血幹細胞




以上




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