国立がん研究センター共同開発 ヒトから採取した初代肝臓細胞向け高機能培養液「ReproHP Medium」販売開始のお知らせ

平成 27 年 11 月 16 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 リ プ ロ セ ル
代表者名 代表取締役社長 横山 周史
(コード番号:4978)
問合せ先 取締役経営管理部長 帯 田 大悟
(TEL.045-475-3887)




国立がん研究センター共同開発
ヒトから採取した初代肝臓細胞向け高機能培養液「ReproHP Medium」販売開始のお知らせ

この度、当社は国立がん研究センターと共同開発した、ヒトから採取した初代肝臓細胞向けの高機能培養液
「ReproHP Medium」の販売を本年 12 月(予定)より開始することになりましたので、お知らせいたします。


当社は国立がん研究センターと共同で、ヒトから採取した肝臓細胞を体外においても高い機能を維持したまま
で培養を可能とする培養液の開発・製品化に成功いたしました。肝臓機能(CYP:肝臓において解毒・代謝を行
う酵素機能)を体外で維持することはこれまで技術的に困難とされてきました。当製品は、培養液の組成成分を
一から見直すことにより、従来比で数倍~数十倍の肝臓機能を維持することが可能となります。
現在、肝臓細胞の培養液は、製薬企業の創薬プロセスにおける毒性評価にて世界で幅広く使用されております。
当社グループは、高水準で肝臓機能を維持できる当製品をグローバルに有する販売網を生かし、既存製品からの
全面的な置き換えを目指してまいります。
また、本年 10 月 18 日に開催された ISSX(国際薬物動態学会:肝臓・小腸分野における最高峰の国際学会)
にて当製品開発に関する技術発表を実施し、学術的観点からも高い評価を受けております。今後、当製品化で培
った高い技術力を、当社主力事業である iPS 細胞関連製品に応用し相乗的に競争力を高め、再生医療への応用に
も積極的に取り組んでまいります。


ReproHP Medium ヒト体内の肝臓に
高い肝臓機能を 近い機能を持つ肝臓細胞
維持したまま培養
高い精度での
ヒトから採取した
創薬毒性評価が可能
初代肝臓細胞




限られた条件下での
創薬毒性評価

従来の肝臓細胞 機能が低下した
培養液 肝臓細胞

以上



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