Ginkgo Bioworks社とのパートナーシップ契約締結のお知らせ

2024 年 4 月 12 日
各 位
会 社 名 株式会社 モダリス
代表者名 代表取締役 CEO 森田 晴彦
(コード:4883、東証グロース)
問合せ先 執行役員 CFO 小林 直樹
(TEL.03-6822-4584)


Ginkgo Bioworks 社とのパートナーシップ契約締結のお知らせ

当社は、Ginkgo Bioworks(以下、Ginkgo)社との間でパートナーシップ契約を締結いたしましたので、お知
らせします。


1.パートナーシップ契約の内容等
当社は Ginkgo 社とパートナーシップ契約を締結いたしました。今後、両社は細胞・遺伝子治療分野におい
て、共同で当社独自のエピゲノム編集技術、CRISPR-GNDM®(ガイド核酸誘導型遺伝子制御)と Ginkgo 社の合
成生物学、細胞プログラミングとバイオセキュリティのプラットフォームを提供し、クライアントネットワー
クの拡大と戦略的パートナーシップの確立を目指します。そしてこのパートナーシップを通じて、MDL-101 の
パートナリングに向けたビジネス機会の拡大を追求します。


Ginkgo 社は、2008 年設立、米国マサチューセッツ州に本社を置く、細胞・ゲノムの研究開発領域で変革を起
こすことを掲げる合成生物学のパイオニア企業です。Ginkgo 社はまた、細胞プログラミングとバイオセキュリ
ティのプラットフォームを有する米国最大のバイオファウンドリ注 1)であり、食品、農業、医薬品、特殊化学品
など多岐にわたる市場の顧客ニーズに応答するための最先端のプラットフォーム技術を開発 提供しています。

近年、遺伝子治療の分野においても、アデノ随伴ウィルス(AAV)をベースにした組織特異的な薬剤送達技術
の開発・製造サービスを開始しています。Ginkgo 社の Ginkgo Technology Network には、世界各国から、AI を
はじめ、遺伝子治療、生物製剤の開発・製造などの分野において優れた技術を持つ、25 社以上のパートナー企
業が参加しており、Ginkgo はこれらのパートナー企業の技術力を統合し、生物資源を活用した製品の事業化の
ため、より堅牢で一気通貫型のソリューションの提供を目指しています。


当社は 2016 年設立、米国マサチューセッツに研究開発拠点を持ち、独自のエピゲノム編集技術による治療薬
開発のパイオニア企業です。当社の拡張性の高いエピゲノム編集技術は細胞・遺伝子治療分野において、競争
優位性を有す優れたプラットフォーム技術として当該ネットワークに認められました。


CEO の森田は次のように述べております。
「Ginkgo 社と一緒に仕事ができることを大変嬉しく思います。合
成生物学のリーディング企業である Ginkgo 社が保有する最先端のバイオファウンドリ注 1)と、私たちが独自開
発するエピゲノム編集技術(CRISPR-GNDM®)は、新規細胞・遺伝子治療薬開発だけでなく標的疾患遺伝子の
探索そして診断等、幅広い分野において相互補完的なプラットフォーム技術となります。また、本契約により、
両社の細胞・遺伝子治療分野のグローバルネットワークに相互アクセスできることは、両社の戦略的パートナ
ーシップ確立においても非常に魅力的と考えています。



Ginkgo 社の SVP, Head of AI and Corporate Development の Anna Marie Wagner は次のように述べています。
「モ
ダリスが独自開発するエピゲノム編集技術は新規細胞・遺伝子治療薬開発のみならず食品、農業、診断薬、特
殊化学品など多岐にわたる市場において競合優位性を持つ魅力的なプラットフォーム技術と考えます。今回、
モダリスとパートナリング契約を締結し、モダリスが Ginkgo Technology Network に参画し、共同で事業を行う
ことは、当社の幅広いバイオ分野の顧客に大きな価値をもたらすと考えています。

注1)
バイオファウンドリについて
微生物を利用して物質を生産する「バイオものづくり」において、ロボティクスや AI を用いて微生物開発
から実用化までを高速に行う技術基盤を備えた企業を言う。特に微生物開発の DBTL サイクル:Design
(遺
伝子設計)
、Build(微生物構築)
、Test(評価)
、Learn(学習)を自動システム化し、目的物質を効率よく大
量生産する微生物開発プラットフォームを意味する。


2.相手先の概要
(1) 名称 Ginkgo Bioworks

(2) 所在地 27 Drydock Ave 8th Floor, Boston, MA 02210

(3) 代表者の役職・氏名 Jason Kelly

(4) 事業内容 細胞プログラミングとバイオセキュリティのプラットフォーム技術を
有し、食品、農業、医薬品、特殊化学品など多岐にわたる市場分野のバ
イオファウンドリ注1)事業およびバイオセキュリティと公衆衛生事業
(5) 資本金 1,097,152 千 USドル (2023年12月末)

(6) 設立年月日 2008年設立、2021年9月17日ニューヨーク証券取引所上場

(7) 大株主及び持ち株比率 創業者グループ: 22%
(2023年12月31日現在) Viking Global Investors: 13%
Baillie Gifford: 12%
ARK Invest: 10%
Cascade Investment: 8%




(8) 上場会社と当該会社 資本関係 なし
との間の関係 人的関係 なし

取引関係 なし

関連当事者への該当 なし

(9) 当該会社の最近3年間の連結財政状態及び連結経営成績

決算期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期

連結純資産 1,567,379千USドル 1,736,277千USドル 1,097,152千USドル

連結総資産 2,070,990千USドル 2,539,321千USドル 1,665,342千USドル

連結売上高 313,837千USドル $477,706千USドル 251,455千USドル

連結営業利益 (1,828,467)千USドル (2,208,952)千USドル (864,406)千USドル

連結経常利益 (1,836,642)千USドル (2,106,372)千USドル (892,869)千USドル

親会社株主に帰属する (1,830,047)千USドル (2,104,929)千USドル (892,869)千USドル
当期純利益

1株あたり連結当期純利益 (1.35) USドル $(1.25) USドル (0.46) USドル
Ginkgo Bioworks 社の詳細については以下をご覧ください。
ginkgobioworks.com and concentricbyginkgo.com, read our blog, or follow us on social media channels such as X
(@Ginkgo and @ConcentricByGBW), Instagram (@GinkgoBioworks), Threads (@GinkgoBioworks) or LinkedIn


3.今後の見通し
本件による、2024 年 12⽉期の当社連結業績への影響は、軽微であると⾒込んでおります。
以 上

8698