日本免疫学会学術集会における発表のお知らせ

平成29年12月11日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 メ ド レ ッ ク ス
代表者名 代表取締役社長 松 村 米 浩
(コード番号:4586 東証マザーズ)
問合せ先 取締役経営管理部長 北 垣 栄 一
(TEL. 03-3664-9665)


日本免疫学会学術集会における発表のお知らせ

平成29年12月12~14日に開催される第46回日本免疫学会学術集会において、当社と東京医科歯科
大学が共同で実施した研究成果が発表されることになりましたのでお知らせいたします。


◇第46回日本免疫学会学術集会 開催概要
会期:平成29年12月12日(火)~14日(木)
会場:仙台国際センター
URL:http://www.icongroup.co.jp/immunology/


◇当社と東京医科歯科大学との共同での発表演題
平成29年12月13日(水) 16:00-17:00 ポスター会場(2階 展示棟 展示室)
2-G-W23-6-P “Therapeutic effect of the improved version Stat6 decoy ODN containing ointment
utilizing new technology ILTS® on murine skin inflammatory responses.”(新規技術
ILTS®を用いた改良版Stat6デコイ核酸含有軟膏のマウス皮膚炎症反応における治
療効果)
【概要】 以前に我々は、アレルギー皮膚炎反応に対するStat6デコイ核酸の治療効果を、動物お
よびヒトにおいて確認している。しかし、その核酸医薬の大きな分子量(10,000~
20,000Da)が、Stat6デコイ核酸含有軟膏を開発するうえで、大きな障壁となっていた。
そこで、Stat6デコイ核酸のような高分子をより皮膚へ浸透させ得る新規技術、ILTS®を軟
膏基材に用いることによって、Stat6デコイ核酸含有軟膏の改良版を開発した。
マウスの接触過敏反応モデルを用いた試験で、Stat6デコイ含有改良版軟膏を事前塗布
しておくことで、顕著な反応抑制効果(ポジティブコントロールの30~50%)がみられ、
さらに改良版軟膏では、改良前軟膏の1/10~1/20のStat6デコイ核酸含有量で同等の抑制
効果がみられた。また、マウスのIgE-mediated passive late phase reactionモデルを用いた
試験でこの改良版軟膏の効果をみたところ、ポジティブコントロールの70~80%の抑制
効果がみられた。さらに、ILTS®軟膏基材そのものの皮膚刺激性は、流動パラフィンと同
程度であることを確認した。
以上のことから、このILTS®-Stat6デコイ核酸軟膏は、新規でかつ有望なアトピー性皮
膚炎の治療法になりえると思われる。
以 上

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