国立大学法人東京大学との感染症予防ワクチンに関する共同研究開始のお知らせ

2019 年 10 月 15 日
各 位

会 社 名 株 式 会 社 U M N フ ァ ー マ
代 表 者 名 代表取締役会長兼社長 平野 達義
(コード番号:4585 東証マザーズ)
問 合 せ 先 取 締 役 財 務 部 長 橋本 裕之
電 話 0 4 5 - 5 9 5 - 9 8 4 0



国立大学法人東京大学との
感染症予防ワクチンに関する共同研究開始のお知らせ

本日、当社は、国立大学法人東京大学と感染症予防ワクチンの臨床開発に係るトランスレーショナルリサーチ
及び臨床研究に関する共同研究(以下、「本共同研究」といいます。)を開始することで合意いたしましたので、
お知らせいたします。


今般、合意した国立大学法人東京大学との共同研究は、当社が保有する感染症予防ワクチン候補群における臨
床開発の実施に向け、医科学研究所感染・免疫部門ワクチン科学分野(石井健教授)とトランスレーショナルリ
サーチを実施し、得られた結果を基に東京大学医科学研究所附属病院において臨床研究または治験を実施するこ
とを目的としたものであります。具体的には、疫学調査等による対象となる感染症の発症予防と相関する指標の
探索、非臨床試験計画及び臨床研究または治験計画の策定ならびに実施を行ってまいります。共同研究期間は、
2019 年 10 月 15 日から 2024 年3月 31 日までであり、当社は、各年度において一定の研究費を国立大学法人東京
大学に拠出してまいります。
当社は、より高い有効性及び効率的な生産が可能な付加価値の高い「*次世代ロジカルワクチン」の創製を目指
しており、本共同研究を通じて、当社の自社開発パイプラインを含む感染症予防ワクチンの臨床開発を実施する
にあたって、成功確率を高めるための重要な知見を得ることができ、早期開発及び製品化に資するものと考えて
おります。


【今後の見通し】
本共同研究を推進するにあたり、2019 年 12 月期以降において東大医科研に対して一定の研究開発費を拠出い
たしますが、2019 年2月 14 日付で公表しました 2019 年 12 月期における通期業績予想への影響は軽微でありま
す。

以上





*次世代ロジカルワクチン:当社が目指す次世代ロジカルワクチンとは、これまで 10 年以上に亘り開発してきたバイオ医薬品
技術プラットフォームの各種知見・ノウハウ・技術を活用して、ヒト用感染症予防ワクチンをはじめとする次世代バイオ医薬
品の原薬となる組換えタンパク抗原の製造技術、アジュバント(免疫増強)技術及び製剤/ドラッグ・デリバリー技術を統合
したワクチンの開発コンセプトです。次世代ロジカルワクチンにより、対象となる感染症に最適な高い有効性及び高生産性の
実現を目指しています。すなわち、製剤/ドラッグ・デリバリー技術を活用して、対象となる感染症毎に最適な免疫を誘導す
ることにより、高い有効性を実現することが可能となります。また、アジュバント技術を活用して、より少ない抗原量で高い
有効性を実現するのみならず、組換えタンパク抗原を効率よく生産する技術により、当社の現生産体制にて市場への供給量を
確保することが可能になるとともに、コスト低減に寄与することが期待できます。





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