CDC7阻害剤monzosertibに関するアメリカ癌学会(AACR)年次総会での発表のお知らせ

2024年3月12日
各 位
会 社 名 カルナバイオサイエンス株式会社
代表者名 代表取締役社長 吉野 公一郎
(コード番号:4572)
問合せ先 取締役経営管理本部長 山本 詠美
(TEL: 078-302-7075)


CDC7阻害剤monzosertibに関するアメリカ癌学会(AACR)年次総会での発表のお知らせ

アメリカ癌学会年次総会(American Association for Cancer Research Annual Meeting)において、
当社が開発中のCDC7阻害剤monzosertib(AS-0141)の非臨床研究に関する発表を行いますのでお知らせ
いたします。
monzosertibは当社が創製したCell division cycle 7 (CDC7)キナーゼの強力かつ選択的な阻害剤で
あり、現在、日本国内において進行・再発・難治性又は遠隔転移を伴う悪性腫瘍患者を対象とした臨床
試験を実施中です。アメリカ癌学会年次総会は2024年4月5日から10日まで米国カリフォルニア州サン
ディエゴ市において開催され、当社は、急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia, AML)の細胞株お
よび動物モデルを用いて行った、monzosertibとAMLの標準治療薬との併用効果に関する非臨床研究結
果について発表を行います。


アブストラクト番号:5714
ポスタータイトル Synergistic effect of the CDC7 inhibitor, monzosertib (AS-0141) with current
therapies in AML models

セッションタイトル Pharmacologic Targeting of Cell Cycle Proteins

発表日時 2024年4月9日午後1:30 – 午後5:00 PT

発表者 H. Endo, H. Furuichi, A. Arimura, Y. Nishioka, M. Sawa

アブストラクトURL:https://www.abstractsonline.com/pp8/#!/20272/presentation/1632


以上


CDC7阻害剤monzosertibについて
monzosertib(AS-0141)は当社が創製した CDC7 キナーゼを選択的に強く阻害する医薬品候補化合物で
す。CDC7 (cell division cycle 7) キナーゼは、細胞周期において染色体複製開始の制御に重要な役割
をしていますが、細胞周期制御が異常であるがん細胞において CDC7 活性を阻害すると、がん細胞が死ぬ
ことが知られています。一方で、正常細胞は、細胞周期が正常であるため、CDC7 活性が阻害されても死
ぬことはなく、
この点から CDC7 阻害剤は非常に副作用の少ない新しい治療薬になると期待されています。
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CDC7 は、いくつかのがんで過剰発現していることが報告されており、CDC7 阻害薬は、これらのがんの新
しい治療薬として期待が寄せられています。カルナバイオサイエンスでは、特異的な CDC7 阻害剤
monzosertib の創出に成功しており、様々ながんを標的とした画期的な治療薬の開発を目指しています。




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