高血圧DNAワクチンが虚血性脳梗塞(脳卒中)にも有効であることを示唆 当社寄付講座である東京大学の研究グループが米国Stroke誌に論文発表

News Release

平成 29 年4月 28 日
アンジェス MG株式会社



高血圧 DNA ワクチンが虚血性脳梗塞(脳卒中)にも有効であることを示唆
当社寄付講座である東京大学の研究グループが米国 Stroke 誌に論文発表


当社は、東京大学医学部附属病院(以下、東大病院)に産学連携の拠点として設置され
ている「22 世紀医療センター」に寄付講座を設け、遺伝子治療薬や核酸医薬など遺伝子医
薬の開発とその臨床研究を推進しております。この度、同寄付講座である先端臨床医学開
発講座の若山幸示特任助教のもとで実施された高血圧ペプチドワクチンに関する論文が著
名な米国医学雑誌 Stroke(2017;48:1362-1368)に掲載されましたので、以下のとおりお知
らせいたします。


本論文では、血圧を上昇させる作用をもつアンジオテンシン II に対するペプチドワクチ
ンを投与したラットに脳梗塞を起こすと、ワクチン投与により産生されたアンジオテンシ
ン II に対する抗体の働きにより、脳虚血状態において抗酸化効果を通して脳神経が保護さ
れることが報告されています。これらの結果はアンジオテンシン II ペプチドワクチンが虚
血性脳梗塞の予防薬、治療薬になる可能性を示唆するものです。


当社は、アンジオテンシン II に対する抗体を体内で作り出し、その働きを抑えることで
高血圧を治療することを目的とした高血圧 DNA ワクチンの開発を進めておりますが、今回
の結果は、アンジオテンシン II ペプチドワクチンが高血圧や心筋梗塞による心機能障害※
に加えて虚血性脳梗塞の治療にも有効であることを示唆しています。


※ 平成 29 年3月 28 日 News Release 「高血圧 DNA ワクチンが心機能障害にも有効であることを示唆

当社寄附講座である東京大学の研究グループが Nature 関連誌に論文発表」をご参照ください。



以上


お問い合わせ先

アンジェス MG株式会社 経営戦略本部 経営企画部 広報・IR 担当

TEL: 03-5730-2641

2585