HGF遺伝子によるリンパ浮腫を対象とした医薬特許が欧州で成立

News Release


平成 27 年 12 月7日
アンジェス MG株式会社




HGF 遺伝子によるリンパ浮腫を対象とした医薬特許が欧州で成立


当社は HGF 遺伝子によるリンパ管新生促進剤を対象とした特許を世界主要地域で出願してい
ますが、欧州における特許が成立し、特許広報(EP1911459)が発行されたことをお知らせいたしま
す。


本特許発明は HGF 遺伝子を活性成分とするリンパ管新生促進剤であって、患部またはその周
辺に筋肉内投与により投与されることを特徴とする薬剤に関するものです。本特許は HGF 遺伝子
によるリンパ浮腫の治療法を多面的に保護するものであり、日本では既に登録されています。


当社は平成 25 年 10 月より国内において、原発性リンパ浮腫を対象とした HGF 遺伝子治療薬
の第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験を実施中です。現在、リンパ浮腫に対する有効な治療法はなく、新たな治
療法の開発が望まれています。当社は新たな治療法を患者様に提供できるよう、今後も開発を進
めて参ります。




以上


(ご参考)
リンパ浮腫
リンパ浮腫とは、リンパ系障害によって組織液がリンパ管に戻れず皮下に貯留し、四肢に高度の浮
腫を来たす難治性疾患であり、発症原因が不明の「原発性(一次性)リンパ浮腫」と、がん手術のリ
ンパ節郭清の後遺症等が原因で発症する「続発性(二次性)リンパ浮腫」がある。発症後は慢性的
に進行・増悪し QOL(生活の質)を著しく低下させる。現在のリンパ浮腫に対する治療法は弾性着
衣やマッサージなどの理学療法が中心となっている。




お問い合わせ先

アンジェス MG株式会社 経営企画部 広報グループ

TEL: 03-5730-2641

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