感染症4疾患の完全ヒトモノクローナル抗体に関するライセンス契約締結のお知らせ

2020 年 5 月 11 日
各位
会 社 名 株式会社 医学生物学研究所
代表者名 代表取締役社長 山田 公政
(JASDAQ・コード4557)
問合せ先 総務部 東 成見
TEL:052-238-1901
FAX:052-238-1440
E-mail:kouhou@mbl.co.jp


感染症4疾患の完全ヒトモノクローナル抗体に関するライセンス契約締結のお知らせ

株式会社医学生物学研究所(本社:名古屋市中区、代表取締役社長 山田 公政、以下「当社」)は、このた
び、当社が権利を有している感染症治療用完全ヒトモノクローナル抗体の4つ(以下「本抗体」)に関し
て 、 包 括 的 に 導 出 す る ラ イ セ ン ス 契 約 を China National Pharmaceutical Group Corporation
(SINOPHARM)の子会社である中国生物技術股份有限公司(本社 中国 北京市、
: China National Biotec
Group Co., Ltd.:以下「CNBG」))との間で締結しましたので、お知らせいたします。

今回のライセンス契約締結により、当社は CNBG が実施する開発計画及びその進捗を確認していくと
ともに、ライセンスの対価としてランニングロイヤリティを含む実施許諾料を受領します。CNBG は中国
及びその他のアジア地域(日本を除く)における、本抗体の開発、製造、販売権とそれに関連する技術ノ
ウハウの専用実施権を取得し、中国において開発に着手します。

当社の基盤技術である SPYMEG※やファージディスプレイ技術を利用して創出に成功した、
本抗体は、
「完全ヒトモノクローナル抗体」で、インフルエンザを含めた感染症 4 疾患に対してそれぞれ広範な中和
能が確認されているため、パンデミック感染においても治療や予防に役立つことが期待されています。
※SPYMEG:奥羽大学薬学部 教授 山本正雅先生と共同開発したヒトフュージョンパートナー細胞です。ヒトの血液から単離した抗体産生
細胞と SPYMEG を融合させ、 高効率かつ安定的に完全ヒト抗体産生ハイブリドーマを取得できます。SPYMEG を用いた完
全ヒト抗体産生ハイブリドーマの取得効率は、これまで報告されてきた、どのヒトフュージョンパートナー細胞を使った場合
よりも、はるかに優れています。詳細はこちら(https://www.mbl.co.jp/r_and_d/spymeg.html)をご覧ください。


【株式会社医学生物学研究所について】
当社は、1969 年に日本で最初の抗体メーカーとして設立され、現在では、臨床検査薬及び基礎研究用試薬を
研究・開発・製造・販売しています。2019 年2 月にコンパニオン診断薬開発受託サービスを開始し、個別化医療の
推進に貢献していきます。
臨床検査薬事業では、自己免疫疾患、がん、代謝異常疾患等の臨床検査薬を開発・販売しています。自己抗
体診断分野では国内トップメーカーとして製品ラインナップを充実させ、難治性疾患の多い当該分野の医療を支
えています。コンパニオン診断薬分野では抗 EGFR 抗体薬の投与判断に用いる RAS 遺伝子検査試薬等の開発・
販売を通して、個別化医療の実現に寄与しています。





【中国生物技術股份有限公司について】
中国生物技術股份有限公司(China National Biotec Group Co Ltd:CNBG)は、中国の医薬分野で最大手の国
有企業である SINOPHARM の完全子会社です。1919 年に設立され、「生命の世話と健康の世話」の概念を遵守し
て、主要な感染症と伝染病に対する国家的緊急防止と制御、救助、災害救援における、社会の支援と安定化に、
かけがえのない専門的役割を果たしています。
ワクチン、血液製剤、医療の美学、動物の健康、抗体医薬品、医療診断の 6 つの主要なバイオ製品分野をカ
バーする豊富な製品ラインナップがあります。中国の予防接種プログラムで使用されるワクチンの 80%以上を提
供しています。中国政府によって承認された唯一の国内ボツリヌス毒素製造業者として、医療製品および審美製
品は市場で高く評価されています。

【本件に関するお問合わせ先】
株式会社 医学生物学研究所 総務部 担当:東
TEL:052-238-1901
FAX:052-238-1440
Form: https://www.mbl.co.jp/
E-mail:kouhou@mbl.co.jp
以 上





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