新型コロナウイルスに対する抗体(IgG、IgM)測定試薬取り扱い開始のお知らせ

2020 年 4 月 20 日
各位
会 社 名 株式会社 医学生物学研究所
代表者名 代表取締役社長 山田 公政
(JASDAQ・コード4557)
問合せ先 総務部 東 成見
TEL:052-238-1901
FAX:052-238-1440
E-mail:kouhou@mbl.co.jp

新型コロナウイルスに対する抗体(IgG、IgM)測定試薬取り扱い開始のお知らせ

株式会社医学生物学研究所(本社:名古屋市中区、代表取締役社長 山田 公政)は、新型コロナウイルス
(SARS-CoV-2)に対する抗体を測定する研究用試薬の取り扱いを開始いたしましたので、お知らせいたします。

本試薬は、ヒトの血液中に存在する SARS-CoV-2 に対する抗体を定量的に測定する試薬です。

試薬 測定対象
iFlash-SARS-CoV-2 IgG IgG 型の抗 SARS-CoV-2 抗体(SARS-CoV-2 IgG)
iFlash-SARS-CoV-2 IgM IgM 型の抗 SARS-CoV-2 抗体(SARS-CoV-2 IgM)

本試薬は、化学発光免疫測定法(CLIA)を測定原理とした試薬であり、専用機器 iFLASH3000 または iFLASH1800
で使用可能です。なお、本試薬及び測定機器は、深圳市亚辉龙生物科技股份有限公司(本社:中国 深圳市
Shenzhen YHLO Biotech Co., Ltd.:YHLO 社)製です。YHLO 社は CLIA 試薬の中国トップメーカーで、且つグローバ
ルな事業展開をしており、本試薬もイギリス、イタリアをはじめとした欧州諸国やアジア諸国で利用されています。




本キットは、SARS-CoV-2 感染の有無を調べるだけでなく、血清療法に用いる抗血清の評価や、ワクチンの効果を
調べることにも利用することが期待されます。

<用語説明>
・ 抗体:免疫細胞から産生され、体内に侵入したウイルスなどの異物と特異的に反応しこれらを攻撃する物質です。
抗体には IgG、IgM、IgA、IgE、IgD の 5 種類が存在し、それぞれ機能する場所や時期が異なります。IgM はウイ
ルスなどの感染初期に出現するのに対して、IgG は IgM の後に出現する抗体で、ウイルスなどを無害化する作
用がもっとも強い抗体です。
・ 化学発光免疫測定法(CLIA): 目的の測定対象に特異反応する物質に発光種を結合させてその発光量を測定
することで測定対象の濃度を調べる方法です。従来の ELISA に比べ、測定にかかる時間や精度ですぐれてい
ます。
・ 血清療法: ウイルスや毒素などに対する抗体を含む血清(抗血清)を投与する治療方法です。
【株式会社医学生物学研究所について】
1969 年に日本で最初の抗体メーカーとして設立され、現在では、免疫学的領域のみならず、遺伝子診断の領域に
も事業を拡大して、臨床検査薬及び基礎研究用試薬の研究・開発・製造・販売を行っています。
臨床検査薬事業では、自己免疫疾患、がん、感染症等の検査薬の開発・販売を行っています。自己抗体診断分野
では日本国内トップメーカーとして製品ラインナップの充実を図り、難治性疾患の多い当該分野の医療に貢献してい
ます。がん診断分野では医薬品の効果を予測するコンパニオン診断薬を開発し、個別化医療に貢献しています。

【深圳市亚辉龙生物科技股份有限公司について】
深圳市亚辉龙生物科技股份有限公司 (Shenzhen YHLO Biotech Co., Ltd.)は、2002 年に中国の深圳市に設立され
ました。自己免疫やリプロダクティブ・ヘルス、糖尿病、感染症の分野において、体外診断用医薬品の開発から薬事
承認、販売まで手がけるだけでなく、その試薬を搭載する自動機器の製造も自社で行うことで、総合的な医療貢献を
果てしております。設立から 20 年弱で海外にも拠点を有し、欧州をはじめ、オーストラリアやアフリカ、ラテンアメリカ、
アジアなどグローバルな事業展開を行っています。

【本件に関するお問合わせ先】
株式会社 医学生物学研究所 総務部 担当:東
TEL:052-238-1901
FAX:052-238-1440
Form: https://www.mbl.co.jp/
E-mail:kouhou@mbl.co.jp

【製品に関するお問合わせ先】
IVD 事業部 学術部 担当:岡田、松澤
TEL:03-6854-3611
E-mail:kensa@mbl.co.jp

以 上

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